金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

両面調整尖頭器の開発は新石器時代の始まり3

両面調整尖頭器の開発は新石器時代の始まりではないか

 


両面調整尖頭器がなぜ新石器時代の始まりなのか
それは旧石器時代の石刃、ナイフ型石器、細石刃などの打製石器とは異なり
デザインを想定した上で作り出されたものであるからです
これまでの製作方法は、石の塊から打ち欠くことで出来た破片を元に
加工して成形してそれぞれの用途に利用していました。
両面調整尖頭器はそれとは全く逆で
打ち欠いて出来た破片は目的物では無く
芯に残るものを想定した形に成形して行くものです
それは木材から鑿で削り、その中に想定する形を彫りだして行くことと同様な
加工に相当するものと考えます。

 

 

 

図 石刃と打製尖頭器と両面調整尖頭器
デザインが最初にあり、それに合うものに成形して行くと言うことです
それは大変な知識と時間が掛かる加工方法です
このようなものの製作は専門集団が出来ていたものと考えます
定住はせず狩猟採集を主としていた社会であっても、専門集団が分業していたものでは無いかと思います
専門集団の製作と狩猟者の分業開始から、新石器時代の始まりと考えて良いのでは無いでしょうか
原石の採取があり、製作場所があり、使用場所があるという空間分布からも分業の存在はあったことが想定できるようです。


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