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斜めから降り注ぐ人付き合い

ふれあいの人付き合いについて綴っていこうかと思います。

セロトニン神経は卸しがたい

2022-11-14 20:22:52 | 人間関係

セロトニン神経は専門家にも分かりにくい部分があり、誤解に基づく混乱がこれまでにも多くありました。

たとえば、セロトニン神経が発見された50年ぐらい前には、睡眠に重要な役割を果たすものと考えられたことがあったのです。

現在ではまったく逆の考え方で、覚醒の神経と位置づけられています。

また、30年ぐらい前には、運動疲労に関係する脳内物質と考えられた時期もありましたが、現在これは否定され、ウォーキングの効能としてポジティブな面が強調されています。

しかし、扱い方を間違えると、とんでもない問題も起こす気むずかしい神経でもあります。

70年代にはLSDというドラッグが反戦運動家やヒッピー達のあいだで流行っていました。

このLSDは脳内でセロトニンと似た作用を発揮するため、当時、インインスタント弾といって特殊な精神状態に入り込む(トリップする)ための手助けとして使われていたのです。

このLSDには幻覚を引き起こす副作用があります。

当時、サイケデリックなアートとしてもてはやされていた映像世界は、その幻覚体験に基づくものです。

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ところが、このLSDは麻薬や覚せい剤ほどではないにしても、依存症や中毒に陥る危険をはらんでいるのです。

このように、セロトニン神経は御しがたい神経でもあります。

最近、様々なサプリメント商品が売り出されていますが、セロトニン関連の製剤には手を出さない方がよいかもしれません。

そこで、あくまでナチュラルな処方として強く奨めたいのが、自力でセロトニン神経をきたえることなのです。

すなわち、リズム運動や太陽の光によってセロトニン神経をきたえることが一番健全で、効果的な方法なのです。

たしかに、生活習慣として継続しなければ効能がなかなか現れない、という厳然たる事実もあります。

しかし、継続は力です。


あなたの力は、コンプレックスという棺の中で眠っている

2022-10-14 18:56:46 | 人間関係

「仕事ができないため、仲間にとけ込めない」とか「容姿が悪いので、人中に出られない」など劣等感に悩んでいる人は少なくないが、ここに、まとめて、劣等感の克服の仕方について述べてみたいと思う。

劣等感の底に横たわるものは、<自分もあのようになりたいが、それができない>という欲求不満である。

だから、欲求不満に耐えられる自信がある人や、欲求不満を自分で解決することができる自信のある人は、劣等感に悩むことはない。

そこで、劣等感から抜け出すためには、つぎのような態度でのぞむことが必要である。

第一に、劣等感や引け目は、誰にでもあることで、人付き合いの中で自分だけがもっているものではないと考え直すこと。

第二に、劣等感は、他との比較から生まれるもので、あまり深刻に他人と比較しないこと。

第三に、他人の優れた点と自分の劣っている点だけを比較しないで、自分の長所を発見し、優越感をもつこと。

たとえば、自分は字はへただが文章はうまいとか、美人ではないが、自分の目は人を引きつける美しさをもっている、というように考えることである。

第四に、自分の短所を気にせず、長所をぐんぐん伸ばす努力をすること。

長所を伸ばせば、優越感をもつようになり、他の劣等感は気にしなくなる。

第五に、虚栄心を捨てることである。

虚栄心は、誰にでもあるものであるが、他人により以上に認められたい、よく思われたいと、実力以上に自分を見せようとするから、とかく失敗する。

失敗すると失望し、劣等感をもつことになりやすい。

自分の能力相応の願望をもてば、それなりに他人が認めてくれるので、失望することも劣等感をもつこともない。

第六に、劣等感は自分の欠点を意識しすぎるところから生まれるので、他人は、自分が意識するほど、こちらの欠点に関心をもっていないことを理解することである。

そのためには、自分の欠点を忘れるために、ほかのことに注意力を集中することである。

とにかく、劣等感は、先にも述べたとおり、自分の能力を押さえつけてしまうことになるので、自分の能力を無駄にしていることになる。

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ある著名な哲学者は「人間は、人生の大部分をだめにするために費やしている」といっており、また、ある大学教授は、「われわれは、せいぜい頭の三分の一ぐらいしか使っていない。あとは遊ばせている」といっているが、劣等感に押しつぶされている人は自分の能力の十分の一ぐらいしか使わないで、90%を眠らせているということになるのではなかろうか。

もったいない話である。

劣等感をもったなら、「自分は、なぜこんなにも劣等感をもつのだろうか」と考え、自分をみつめれば、人間が人間に劣等感をもつなどということはナンセンスだとさとり、劣等感を処理する知恵もおのずから生まれてくるものである。


仕事が集まるのは一目おかれたバロメーターだ

2022-07-13 20:51:16 | 人間関係

分担外のよけいな仕事というわけではないが、一人の人間に仕事が集中し、ほかの人たちはのんびりしているのに、その一人だけが苦しんでいるということがある。

販売会社に勤めているニ十三歳の女性から、つぎのような訴えがあった。

「私の会社は、従業員が百人の小さい会社で、そのうち女性は三十六人おりますが、男子は、外まわりの仕事に当たっており、内部事務は、ほとんど女子の手で進められています。

ところが、仕事が私のところにばかり集中し、目がまわるほど忙しく、そのため、一人で残業することも多いのです。

それというのも、男の人たちが、外から持ち込んできた仕事の事務処理を、みんなが名指しで私に頼むからです。

また、上司も、何かといえば私に仕事を命じるのです。

先輩・同僚もたくさんいることですから、その人たちにも、適当に分散して頼んでくれれば助かるのです。

これを合理化するには、どうしたらよいでしょうか」

男女にかかわらず、どこの職場でもありがちなことであるが、とくに中小企業では、組織が不完全で、各人の分担がはっきりしていないところから、こうしたケースが起こりやすい。

一部の人に仕事が集中することを防ぐには、会社の内部組織を確立し、各人の仕事の分担をはっきりと、しかも片寄らないように公平に決めることが必要である。

仕事の分担は、各人の熟練度や能力に応じ、仕事の量と質とを勘案して決めればよい。

もし、あなた一人に異常に仕事が集中し、負担過重であるなら、上司にその事情を話し、分担を公平にしてもらえばよい。

分担を公平にすることは、仕事全体の能率化をはかるためには大切なことである。

なお、先輩をさしおいて、あなたに仕事が集中するということは、あなたの人柄がよく仕事もよくできるので、みんなから信頼されているということではないだろうか。

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職場では、仕事を頼みやすい人と頼みにくい人があり、頼みやすい人に頼むという傾向がある。

そのための特定の人に仕事が集中することになりやすいのであるが、その辺の事情も考え、愚痴をこぼさないで、積極的に仕事に取り組み、信頼に応えるという心構えをもつことも必要である。

そのようにすれば、ますます信用を高めるばかりでなく、仕事によって身につけた知識や技能や心構えが社会生活の上でも生かされ、生涯のものとなることを忘れてはならない。

ただ、このようなケースの場合は、先輩や同僚のひがみを買うこともあるので、一部を他の人に振り分けてもらうとか、他の人たちに手伝いを頼むとかして、同僚や先輩を立てる配慮をすることも大切である。


一日のスタートは、「にっこり笑顔」から

2022-01-10 21:47:13 | 人間関係
いわゆる「美容部員」と呼ばれる女性たちは、どんな場合にも笑顔を保てるような訓練を受けるそうです。
職業的なつくられた笑顔でありながら、多くの女性が彼女たちの笑顔に魅了され、「私もきれいになれる」と感じてしまうのですから不思議なものです。
微笑みが相手の気持ちをほぐし、幸せな気持ちにさせる典型的な例でしょう。

Hさんは、派遣社員としてある大手メーカーの受付業務を担当しています。

仕事をスタートするとき、「受付は訪問者が最初に出会う会社の顔です。
どんなお客さまにも笑顔で接してください」と教えられました。

そこで、Hさんは毎朝、家を出る前と会社に着いて受付の席に座る前に、鏡に向かって、にっこり笑いかけるようにしているそうです。

「自分に対しても一度にっこり微笑むと、筋肉がほぐれるように心もほぐれ、自然に笑顔が浮かぶようなきがします」と言っています。

自分に向かって、にっこり笑顔で一日をスタートするのは、笑顔をキープするための方法であると同時に、自分自身に対してエールを送ることにもなっているといえるでしょう。

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ある経営コンサルタントはこんな経験をしています。

アメリカで「タイム・マネージメント・コース」という経営者対象の経営講座を受講したところ、卒業時に「スマイルカード」を手渡されたそうです。
スマイルカードというのは鏡にもなる銀色のカードで、隅にスマイルの絵が印刷されています。
「いつもこのカードを手元に置き、自分の顔を鏡に映して、笑顔をキープできているかどうかチェックしなさい」というわけですね。

自分では暗い人間だと思っていなかったその経営コンサルタントにしても、受講後、そのカードを活用してみると、額にシワを寄せて、難しい顔をしていることがけっこう多かったそうです。

「意識してスマイル」で、ちょうどいいくらいだと考えておきましょう。

人間関係ワンポイント:毎朝、鏡に向かって自分に笑いかけてみよう!

プレゼントは、相手の希望を率直に聞いて決める

2021-10-09 21:32:42 | 人間関係

知り合いのお宅を訪問したり、お世話になったお礼に伺ったりして、持参した手土産を渡すときに年配の人が使うフレーズとして、「お口汚しですけれど・・・」「お口に合うかどうかわかりませんが・・・」などがあります。

もちろん、本人は謙遜のつもりで、そういった表現を使っているのでしょうが、こういうものの言い方は、そろそろやめてもいいかもしれませんね。

とくに若い人には、こうした言いまわしが似合うとは思えないからです。

贈り物をするなら、

「これ、いま私がいちばん気に入っているスイーツなの。とってもおいしいのよ。ぜひ、あなたにも召し上がっていただきたいと思って・・・」

といったように、「私が気に入っている」「とってもおいしい」ということを相手に伝えるのも、ひとつの自己表現。

つまり、コミュニケーションのスタイルだと考えられます。

あるいは、マフラーのようにデザインよりも色合いがポイントになるものであれば、「この色、きっとあなたにお似合いになると思ったので・・・」

というように、相手を大切に思っている気持ちをストレートに表現することも素敵なコミュニケーションだと思うのです。

また、友達の家を訪問するときに、ある程度、親しい関係であれば、「私は何をお持ちしたらいいかしら?」と相手の希望を率直に聞くのもいいでしょう。

初めての訪問や、知り合ってから間もない相手を訪ねる場合は、「私の家の近くに評判のケーキショップがあるの。その店のケーキをお持ちしてよろしいですか」などと、自分が持っていくものを相手に伝えるのもいいでしょう。

人間関係ワンポイント:相手を大切に思っている気持ちをストレートに表現するのもOK