呼吸は生まれてから死ぬまで睡眠中も休むことなく、無意識的に、すなわち、自律的に続けられます。
このような呼吸のリズム運動では、セロトニン神経をきたえることはできません。
これはリズム運動の代表、ウォーキングでも同じです。
歩行自体リズミカルなものなので、自然に行えば十分と思われるかもしれません。
しかし、残念ながら、漫然と歩くだけでは効果が上がらないのです。
エクササイズ・ウォーキングのように、「意識して」適度な負荷をかけることが大切。
「意識的な」運動を行うことが最も大切なポイントとなります。
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それでは、意識的で、適当な負荷がかかった呼吸というのは、どういうものだと思われるでしょうか。
それこそ、釈迦が世界に広めた坐禅の呼吸法、ヨガの呼吸法ということなのです。
この呼吸法では、意識しないと収縮させることができない腹筋を使い、リズム運動を行います。
負荷をかける呼吸という点では、無意識の呼吸よりもはるかに深く、ゆっくりとしたテンポのサイクル運動にセットされます。
腹筋を使って意識的に深く長く吐く呼吸法が、「意識的な」呼吸ということになります。