中学生 勉強が得意になる

しばらくは歴史に強くなるをテーマにやります

社会が得意になる 8

2023-07-02 16:18:39 | 地理が得意になる

 インド アジャンター付近

さて、ここでのお話は、自分を基準に勉強しようとするものです。

教科書のいくつかの読み方を示していますが、その中から自分がやりやすいやり方を選んでください。もし、興味が持てれば幸いです。

先に写真(挿図)、グラフ・表を見てみました。今回は本文です。

社会の教科書の文章はなかなかしんどいです。国語は習った感じなど配慮してくれますが、社会は容赦なしです。歴史になるともっとしんどいです。

そこで「太い文字だけ読んでみる」ことをやってみましょう。(学校では絶対だめですね)

そうすると、アジア州では

季節風(きせつふう モンスーン) 雨季・乾季   気候

かんがい 稲作 畑作 遊牧            農業

仏教 イスラム教 ヒンドゥー教 キリスト教    宗教

都市化                      人口

などの言葉が出てきます。でも次の中国の章まで、これだけでした。声はどうにかなりそうな気がしませんか。

そうするとこの季節風の説明の際に、雨季と乾季で風向きや降水量(こんな言葉も使い慣れないとしんどい)のが示されています。

次の農業の用語では、かんがいが出てきます。これも枠外の解説の所に説明がありますが、むずかしいです。すぐに理解できなくても、「かんがいによって稲作が広く行われている」と書かれているので、稲作=米つくりに良いことだと考えましょう。

畑作は本文に「降水量がやや少ない」とあるので、稲作とはちがって水が少ない地域で行われると思いましょう。

遊牧も同じように、本文には「乾燥した西アジアや中央アジアで羊やらくだなどの家畜をかう」ことが書かれています。

こんなふうに太字の所だけを理解してみましょう。その言葉から書かれている地域の特徴を感じ取りましょう。

ちらちらと本文の外側を見ると畑作や稲作の写真がありました。イメージを作りましょう。


社会が得意になる 7

2023-07-02 16:18:39 | 地理が得意になる

前回、教科書の写真を見て、雨季や乾季の違いを見ました。

つづいて、グラフや表を見ようとするのですが、アジア州の最初の表は「世界の面積、人口」です。

人口は集計の年で数が違います。この教科書では2018年です。世界の人口76億3109万人のうちアジア州は59.8%、つまり6割をしめています。

面積はそれほど年次で変わらないと思います。世界1億3009万㎢のうちアジア州は23.9%です。

面積の割に人口が多い、世界の州の中で最も多い。

雨温図はめんどうで、あとまわしにしましょう。

次のグラフは「米と小麦の生産」です。こうしたグラフをどうしたらよいか?

私は3位までを覚えるようにします。具体的な%までなかなか難しいので、

米 1位 中国 2位 インド 3位 インドネシア

小麦 1位 中国 2位 インド 3位 ロシア

この順位はわりに覚えられていない。

次は宗教です。掲げた国の宗教の割合を示しています。

タイ 仏教 94.6%

インドネシア イスラム教 87%

フィリピン キリスト教 91.8%

インド ヒンドウー教 79% イスラム教 14.2%

イラン イスラム教 99.3%

具体的な数値までは無理ですが、それぞれの国の宗教の割合をおよそ把握してください。ここで「インドは仏教が多いと思った」と思った人は上級者です。

日本では仏教の起こった国としてインド(正確にはネパールでお釈迦様は生まれた)を考えますが、今は仏教は少数派です。

もう一つの「世界の人口の推移」というグラフがありますが、かなり読み取りにくい。全体の人口が増え、なかでもアジア、アフリカの人口が増えているくらいしかわかりませんでした。

この勉強法は「いやなことを避けても、先に進む」です。

でもグラフや表を見るのも知らないことがわかる、と興味を持ってもらうと良いなと思います。