中学生 勉強が得意になる

しばらくは歴史に強くなるをテーマにやります

正倉院五弦琵琶はギブソン?

2023-07-17 18:46:28 | 歴史が得意になる

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正倉院の五弦琵琶は西方の様式の琵琶で遣唐使によってもたらされたようです。

撥(ばち)面にはラクダが描かれ、裏面には美しい螺鈿(貝細工)で飾られています。聖武天皇の自愛の品だったそうです。

今でいうとギブソンのギター?のような楽器かもしれません。奥さんに、

「ギブソン買っていい?」

「なんぼすんの?」

「50万」、「無理無理」とふつうの奥さんは言いそうですが、

聖武天皇の奥さんの光明皇后は藤原氏のお嬢様なので、

「じゃあ、あたしはディオールの生地でも」というようなことで、多くの外国製品が奈良に集まりました。これらを集めたのが正倉院の宝物かもしれません。

それらは中国の唐王朝がさかんであったのもありますが、当時のシルクロードで交易されるすぐれた文物が集まっています。

でも考えてみてください。中国はじめ当時多くの国がこうした文物を持っていたはずなのに、現存するのは日本だけです。

1200年以上もほとんど当時のまま地上で保管してきた日本のものを大事にする文化は本当にすごいと思います。

簡単に断捨離できませんね。


大仏は三代目?

2023-07-17 10:06:44 | 歴史が得意になる

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奈良の文化、天平文化を語るうえで見逃せないのは大仏です。

もちろんなら東大寺にある大仏ですが、現在見る大仏のほとんどが江戸の修復によるものです。

1567年の松永久秀(弾正)によるなら焼き討ちによって、大仏も大きく破損し、そのままになっていたのを山田道安という人がよびかけて修復したそうです。

その前にも1180年、平重衡の南都(奈良)襲撃によって首が落ちてしまったようです。これは重源(ちょうげん)が南都再建をよびかけて、大仏を修復しようとしましたが、日本人の技術ではできなかったのを当時宋からやって来た陳和卿(ちんなけい)がこれを完成させました。陳和卿は源実朝が宋へ渡るのに大型船を作らせたことで知られてますね。

ですから、いま私たちが見る大仏様はいわば三代目ということでしょうか?

奈良時代当初にできた部分は膝前や下半身、蓮弁(台座のハスの花弁)などにわずかに残っています。

大仏の大きさは、仏さまの大きさを1丈六尺(約5m)を基準にしていますが、これは立った姿の大きさなので、この10倍の仏さまが坐った大きさで、奈良の大仏さまは約15mの高さです。(計算合うかな~?と思う方もおられますが、理論上のことです)

多くのすぐれた天平の仏像が東大寺周辺に残されますが、この大仏(毘盧遮那仏びるしゃなぶつ)がもっともすぐれたお姿であったと推定しています。

大仏殿の前に置かれた八角灯篭の浮彫の菩薩像の優雅なお姿に、今はない初代の大仏様を偲ぶよりないようです。

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