中学生 勉強が得意になる

しばらくは歴史に強くなるをテーマにやります

古事記、読んだことありますか?

2023-07-19 15:44:52 | 歴史が得意になる

 高千穂峡(画像お借りしました)

日本の歴史を最初に編んだ『古事記』は誰でも知っているけれど、実際に本文を読んだ人は少ないのではないでしょうか?

「とても表記が難しくて読めない」と思うのが普通ですね。現代語訳?のような文章で読むことが出来ます。

でも、いかにも神話という内容で、昔の人もずっと扱いに困っていたようです。

それを真正面から扱ったのは江戸時代の本居宣長と言われます。

しかし、私はその宣長の文章も難しくて読めないので、小林秀雄の『本居宣長』のなかの説明を読む程度です。

それでも「古事記の言葉は歌と同じ」、それは言葉の理知的な面だけでなく、心情をあらわす面を味わなければならない、など初めて言葉で綴られた歴史の表現の理解はなかなか困難です。

それでも現代の「史実」とはなにか?を考えさせられます。『古事記』の内容は「史実」ではありませんが、どこかに「心」を残しているのではないか、それは「神」であった古き人々の「歴史」であるかもしれません。

歴史の教科書で多くの文献が紹介されますが、読むことは少ないですね。

 


時代が変わる、変えていく

2023-07-19 05:36:35 | 歴史が得意になる

 画像お借りしました

 

これまで見てきたように奈良時代は聖武天皇の治世に代表されるように仏教を非常に重んじました。

国のために良かれと思ってのことだったのでしょうが、そのために民も疲れ、天皇や朝廷も左右されるようになりました。

この状態から抜け出すために、京を変えて新境地でがんばろうというのは理解できますね。

新仏教の真言宗や天台宗は吉野山や比叡山という京から離れた場所で活動し始めました。(次第に力を発揮しますが)

昔の人が宗教の力に頼ったのはなぜでしょうか?

一つには現在のように大学や病院などがない時代、知識や治療を提供したことが考えられます。もちろん科学的ではないのですが、ほかに頼りようがありません。

今とはずいぶん違う思いで日々を過ごしていたようですね。