英会話を上達させたいなら、まず中学校で学んだ英文法を復習すること。実は英会話に必要な英作は全て中学で学んでいる。でも、大人になると忘れて、中学英語が幼稚に思えて復習もしたくなくなる。
その代わりによく陥る罠が、大人っぽいニュース記事を読み始めること。ここで大切なことはそのニュース記事で使われている大人っぽい英語は大抵「書き言葉」であり、それを「会話」で使うと変(笑)
英語には書き言葉と喋り言葉がある。例えば日本語でも「奔走する」は文章ではよく見かけるが、会話では使わないよね?「そんなに奔走するな!」とは言わず「そんなに走り回るな!」だよね?それと一緒。
書く英語と喋る英語は英作方法も違う。書く場合は説明が長くなり(複数の文章を関係代名詞や接続語で繋ぎ)がち、それに対して喋る場合は簡潔に伝えようとする。いつでも読み返せる文字と違って、会話は音。常に流れて行くもの。長文を言ったり聞いたりしている暇はない(笑)
さらに前回も指摘したが、書いてある通りに英語は発音しない。実際は、書いてある単語を繋げたり飛ばしたりして発音している。なので逆に聞こえる英語を書くこと(ディクテーション)は意外に難しい。
なので、英会話のためにニュース記事を読むのは逆効果。日本人は学校や受験のお陰で読み書きは意外と出来る。だから書いてあるニュース記事に走る気持ちはよく分かるが、英「会話」を上達させたいなら、まず中学英語を復習すること!
次回は会話に必要な正しい単語の増やし方をお伝えする。