世界を本当に変えるのは、表に出ない「日常の人たち」だ。世界とは「日常の積み重ね」でしかない。表に出る人とは、ネット(ニュース、SNS)やイベント(デモ、フェス、講演会)で、自己アピールをしたがる人たちのこと。世界を変えること(実際は、訴えるだけ)で評価されたい、有名になりたい、金を稼ぎたい等、世界を変えること(実際は、訴えるだけ)が目的ではなく「手段」になっている人たちだ。
しかも、日常の積み重ねが地味で、時間が掛かりすぎて、つまらなく思う人たちだ。ネットやイベントのように派手で、効率よくやりたい人たちだ。でも、世界=日常はそう簡単には変わらない。日常は毎日の繰り返しであり、地味で、時間の掛かる、つまらないものだ。それを変えることが、世界を変えることだ。
最初はそうでなくても、表に出る快感を味わうと、麻薬と一緒で、なかなか抜け出せない。TIMEの表紙にまでなってしまったグレタさん(とその取り巻き)が心配だ。表に出なかった頃の、日常の人だった頃のグレタさんがよかった。になると思う。