IT業界の発想はバーチャルであり、リアルでない。バーチャルとは、ネットやソフトのことで、基本すべてプログラムでしか、存在しない。それに対して、リアルとは、実際に物体がそこに存在すること。手で触れることだ。
この発想の違いは、とても大きい。プログラムは、コードをコンピューターに書き込むことで、物事が実現する。コードの書き方次第で、好きなように(プログラム用語で言えば)処理できる。
でも、リアルの場合、極端に言うと「地球」が相手だ。コードは数学のようなもので、1+1=2しかない。でも、地球(地震、津波、台風など)は、必ずしもそうとは限らない。数値化(予期)できないことが、よく起きる。しかも、どんな誤ったコードで書いたプログラムでも人は死なないが、リアルで作ったもの(例、建物)は、作り方を誤ると、人は死ぬ。
IT業界の人はすぐ「効率化」を言う。コードは、いかに効率的に打つか、がプログラマーの腕の見せ所。ネットやソフトの存在意義も、効率化にある。でも、地球には効率化できないことがある。無駄がある。それをプログラムで、解決しようとするところに無理がある。
地球は、実在する物の「積み重ね」の結果だ。長い年月を掛けて、今の状態がある。それを効率化はできない。それと同じように、職人技も、長い年月を掛けて出来上がった物だ。それを効率化することはできない。それを職人の「勘」とも呼ぶが、そこには数値化できない、無駄にも見える「リアル」がある。
この発想の違いは、とても大きい。プログラムは、コードをコンピューターに書き込むことで、物事が実現する。コードの書き方次第で、好きなように(プログラム用語で言えば)処理できる。
でも、リアルの場合、極端に言うと「地球」が相手だ。コードは数学のようなもので、1+1=2しかない。でも、地球(地震、津波、台風など)は、必ずしもそうとは限らない。数値化(予期)できないことが、よく起きる。しかも、どんな誤ったコードで書いたプログラムでも人は死なないが、リアルで作ったもの(例、建物)は、作り方を誤ると、人は死ぬ。
IT業界の人はすぐ「効率化」を言う。コードは、いかに効率的に打つか、がプログラマーの腕の見せ所。ネットやソフトの存在意義も、効率化にある。でも、地球には効率化できないことがある。無駄がある。それをプログラムで、解決しようとするところに無理がある。
地球は、実在する物の「積み重ね」の結果だ。長い年月を掛けて、今の状態がある。それを効率化はできない。それと同じように、職人技も、長い年月を掛けて出来上がった物だ。それを効率化することはできない。それを職人の「勘」とも呼ぶが、そこには数値化できない、無駄にも見える「リアル」がある。