エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

学校はエンタメだ

2020-07-13 21:43:00 | 日記

学ぶ(知らないことを知る)ことは本来、楽しいはずだ。でも、何故か勉強嫌いが多い。自分も好きな方ではなかった。これは単純に、学びたくないことを学ばされているからだろう。実は、今年から英会話を教え始めた。受験や英検、TOEICなどの試験対策ではなく、英語で会話がしたい(学びたい)人が集まっている。が、中には自分の意志ではなく(例、親に言われたから、上司が外国人になったから)来ている人もいる。何故やらないといけないかは分かっていても、自分の意志ではないため、決して楽しそうではない。私はまさに、学びたくないことを学ばせている(笑)

自分の意志で学びたい!と思うことはとても大事だ。英会話で何がしたいのか?いや、何をしたいから英会話が必要なのか?だ。意志があっても、ぼんやりと英語が出来るとカッコいいな〜、これからはグローバルだからーのレベルでは、モチベーションとして弱すぎる。途中で挫折するだろう。いきなり「学ぶ」前に、まず「何がしたいのか」を探すことだ。それがない中、何かを学ぶのは無理がある。楽しいわけがない。

学校の重要な役割は、この「何がしたいのか」を見つけることだ。生徒には色んな可能性に触れさせてあげる。成績なんかどうでもいい。色んなことにチャレンジしてみて、何がしたいのか(向いているのか、楽しいのか)を見つけることだ。これこそ、知らないことを知る楽しいプロセス!それさえ見つかれば、学ぶことも楽しくなる。様々なジャンルの音楽や映画、芸術に触れ、自分の好みを探すのと一緒だ。学校はエンタメだ。


人種差別

2020-07-08 01:06:00 | 日記

私は海外で育ったため、人種差別(いじめ)を受けてきた。当時は、すごく辛かった。でも今となっては、良い勉強になったと思える。それは、今の環境に恵まれているからだ。世界にはそれに恵まれない人が、まだ大勢いる。Black Lives Matterの主張もその一つだ。死に繋がる差別は、あってはならない。普通に暮らせないレベルは、まずい。

原因が構造的であれば、その構造を変えないといけない。警察が無抵抗な黒人を殺せるのは、それを許している構造的な問題だ。何故そんな人が警察官になれるのか?なり続けられるのか?その構造を変えられる人に変えさせるように圧力をかける必要がある。それは暴力ではなく、冷静に何故変えられるはずの人が変えないのか?を分析することだ。

そこに利害があるからだろう。構造がそうなった過程を隠すところから変えないといけない。何故構造(法律)がそう決まったのか?決まらなかったのか?それを知っている人が公にしやすく、しかも評価されるべきだ。せめて、当時の議事録を保管、誰でも閲覧できるようにする。でも、必ずそれを止めようとする人が現れる。利害をお金や名誉、評価につなげるからだ。それを決める人が、そう決めなければいい。でも、その人も同じ方法でその立場になった(出世した)ため、同じことを繰り返す。

繰り返すのは、人間も含め動物の習性だ。新しい環境でも慣れてくれば、繰り返す。気付くと毎日、同じことの繰り返しだ。まず慣れろ!慣れれば、楽になるから。この繰り返しを打破するには、一度立ち止まり、何故やっているのか、自問自答することが必要になる。どんなに楽でも、繰り返しだと気付いた瞬間、その繰り返しを無理矢理にでも止め、その理由、原因を確認する。構造や法律の繰り返し(継続)を強引に止め、確認をする。果たして、正しいことを繰り返しているのだろうか?

繰り返しは暫く続くと、感覚を鈍らせ、繰り返していることすら、気付かなくなる。そのうち、感情もなくなり、善悪もなくなる。ただ単にやっているだけだ。この状態が一番怖い。この繰り返しが、人を殺していても、繰り返される。殺し続けるのだ。