エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

感謝を口に出して言う

2019-05-29 16:39:00 | 日記
人にとって暇と孤独(必要とされないこと)が一番辛い。普段はあまりの忙しさや人間関係の面倒臭さから、何もしたくない!一人になりたい!と思う時もあるが(笑)解雇や離婚を経験すると、分かる。しかも、みんながみんな再就職や再婚に進めるわけではない。
暇と孤独はネガティブな行動を招きやすい。どうせ俺なんか、人を困らせてでも注目してもらいたい、仲間と楽しそうなあいつが憎い、等。
そこで、社会に出来ることがある。誰でも簡単に日常、出来ることが。感謝することだ。しっかり声に出して、必要とされていたことを伝えてあげること。これだけで、どれだけの人が救われるか。
でも、恥ずかしかったり、タイミングを逸したり、忘れたり(気づかなかったり)意外と言わないものだ。

歴史と文化

2019-05-21 14:36:00 | 日記
思った以上に天皇の交代や令和への移行が国民から好意的に受け入れられたと思う。若い世代も盛り上がっていたように見えた。単なるお祭り?(笑)
私の勝手な解釈ですが、何事もスピードや効率が求められる時代に、多少効率が悪くても(無駄に見えても、失礼)時間をかけて積み上げてきたものへの興味があるのでは?
神武天皇から2,500年以上も続き、今回の新天皇で126代目。元号も大化から約1,400年。人の一生が80年だとして、1,000年や2,000年は長い。
スピードや効率は、この「人の一生は80年」で結果を出そうとするからだろう。しかも、その間に何度かチャレンジしたいという思いもあるはず。チャレンジは短ければ短いほど、何度でも出来る。
でも、短いチャレンジで達成できる結果はたかが知れている。それだけ簡単に達成できる(或いは、諦められる)わけで、それほどの大きな発見や変更ではない。それらを浸透、改善、進化させるところに、その大きさ(意味)が出てくる。何事も長く続いたものは、その過程を踏み、本当の意味でのチャレンジになる。本当のチャレンジに、終わりはない。
起業には理念が必要不可欠だ。何のためにチャレンジするのか?自分のため?自分の世代のため?だけではなく、これからの世代、人類のためにチャレンジするべきだ。自分の、自分の世代の経験を踏まえて、これからの人類を幸せにするために。それが歴史であり、文化だと思う。

知ってるはマイナス?

2019-05-19 12:03:00 | 日記
昔はよく知らないと勉強不足だと恥ずかしい目にあった。当時は情報を集める手段が限られていたため、知っている/知らないに優劣が生まれた。今は情報は簡単に集まる。ネットで検索するだけだ。誰にでも出来る。そこに優劣はない。手元にスマホがあれば、覚えておく必要もない。
しかも、昔は情報は有料だった。それだけ価値ある情報を提供しないと売れなかった。が、今はほとんどが無料。買った人への責任はない。さらに誰でも投稿できる。情報にそれほどの価値はなくなった。でも、アクセスが多ければ多いほど、広告収入が増える仕組みは健在なので、未だに刺激的な情報は溢れている。
こんな中、昔とは真逆の「知らない」に価値が出てくると思う。集める(集まる)情報を自分の日常(家庭、趣味、仕事)に関係するものだけに制限する。本当に必要な情報はそんなものだ。それ以外は気に「させられている」だけ。それらは大抵、気に「させよう」としている「訳あり」情報だ。しかも、自分の日常のことであれば実感があるから、情報のウソはすぐに見抜ける。
情報を制限すると当然知らないことが増える。それでいい。知らないことがあれば、その時に初めて調べればいい。その知らないことが日常になった時に。昔と違って、それは劣っているわけではない。手元のスマホですぐに調べればいいだけのこと。それより「日常になった」時に、調べることの方が大事だと思う。自分の日常に関係した時にこそ、その情報に価値が生まれる。価値のない情報に振り回されている方がよっぽど恥ずかしいと思う。

目的/手段/結果を混同するな!

2019-05-05 12:03:00 | 日記
やりたいことが見つかると、それが目的になる。で、その目的を達成するための手段を考え、それを行なった結果が、目的の達成に繋がるはず。でも往々にして、そうはならない。何故だろう?
まず、目的が正しいかどうか。目的はやりたい!だけではなく「何故」やりたいのかが大事になる。ただ単にやりたい!だけだと、それは手段だ。手段が目的になり、手段の達成が結果になる。
例えば「食って行くため」を目的、「仕事」をその手段だとすると、よく言われる「仕事のために仕事をする」状態に陥りやすい。それは「食って行くため」が本当の目的ではないから。本当の目的は、幸せになることだ。
何かを始める時には、この「何故」をとことん突き詰める必要がある。何故=目的が高ければ高いほど、深ければ深いほど、手段は目的になりづらい。それらをしっかり見分けることが出来る。手段は目的を結果に近づける1プロセスでしかない。当たり前のようで、ここを混同してしまう人が多いと思う。
幸せが目的になれば、仕事はそれを達成する1プロセス(手段)でしかなくなる。他の手段、家族や友達との時間を大切にする、趣味を充実させる、健康を意識する等、手段がいくつも増えてくる。それこそ、目的/手段/結果の正しい姿だと思う。