西安生活を楽しもう・水族館天国…☆

ある休日、ナナに水族館へ行こうと誘われた。
どうやらその日は、大学生に限り格安で入れるのだと言う。
普段は160元くらい、中国で3000円は高いわ。それが29元になるというのだから、そりゃ飛びつくわ。
人多そうだなあ。でも一度、中国の水族館を体験してみよう。

ナナの友達１０人くらいと一緒にバスに乗り、大雁塔の南にある水族館へ。
海に囲まれた国の人間と、大陸のど真ん中の人間とでは、水族館に対する熱が違う。
「水族館なんて、小さい頃から何度も行ってる」なんて水を差すようなことは決して言わないよ。

案の定、入り口広場にはものすごい行列。
それでも朝早めに出てきたおかげで、１５分くらいだったかな、割と早く入ることができた。

中に入るとまず２元か３元のメガネを買わされ、お粗末としか言いようがない３Ｄ映画を見せられた。中国ってどうしてこうなんだろう。入場料上げていいから、余計な時間を食わせないで欲しい。
先行き不安だなあと思ったけど、水族館の中は立派だった。ディズニーを思わせる内装。
展示している魚の種類も豊富。日本の水族館に引けをとらない。
ただやっぱり人が多すぎる。小さい水槽はほとんど見えない。子供連れの家族もいた。この人たちは正規料金を払ってわざわざこんなめちゃ混みの日に来てしまったのだろうか。

そしてもうひとつ気になるのが、ところどころに設置されたゲームコーナー。幻想的な海の世界に浸ったところで、クレーンゲームやら、５Ｄシアターやらの音が気分をぶち壊す。

１時間近く立ちながら待って人魚ショーを鑑賞。
ナナたちは「人魚、太りすぎ！」と不満を漏らす。



イルカショーの水槽も十分広い。客呼ばないと維持費がキツそう。



シロクジラのショーは上から。