夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

発表天国…☆

2013年09月30日 | 旅行
頭まですっぽり黒い布を纏わせて、いつも民族性を前面に押し出しているアイダはあたしたちの班長。
先週あたしのところにやってきて手を差し出した。手の平にはちっちゃな丸い何かがいくつも載っている。
何かくれるのかな? 小さい小さいあめ玉か、お国特有のなにか…。

よく見るとそれは小さく小さく丸められた紙切れ。
聴説クラスで、何かニュースを2、3分ほど説明しなければならない。
その発表の順番決めのくじだった。
お国柄?その紙は硬く小さく丸められていて、指先でコネコネしたのではないかとも思う。
ひとつ引いてみる。爪を立てて紙を開こうとしてもなかなか開かない。どんだけ丸めたのよ。傍らで紙が開かれるのを待つアイダ。
やっとのことで開いた紙に書かれていたのは「1」。

他の子たちのイグザンプルを見ることなく訪れた発表の日。
あたしは「東京のオリンピック招致成功」を話すことにした。
オリンピックがらみとなると専門用語が入ってくる。なるべく易しい言葉を選んだつもりだけれど、みんなポカンとしている。まあ少なくともオリンピックの話をしていることは理解してくれたはず。
ポカン状態の前で、手振りつきで「お・も・て・な・し」とやってみた。
すべった。

発表が終わると先生が言った。
「みんな聞き取れなかったみたいね。彼女がしゃべっていたのは……という内容よ。そうでしょ?」
先生だけが内容を完璧に聞き取ってくれていた。先生が理解してくれたから、いいや。

セバスチャンはリンダと同じくイタリア人。
彼は顎に立派なひげを蓄え、その分頭の方に回らなかったのか、上は残念。
リンダは部屋にいる時意外、いつもセバスチャンと一緒にいる。
一応確認してみると、二人は付き合っているわけではなかった。
彼女ではない女といつも一緒にいるひげ面イタリア人…。
完全なる偏見だけど、彼はあっち系ではないか?

そう思ったのはなんとあたしだけではなかった。
セバスチャンと同じクラスの女の子が、彼が3人の女の子に囲まれているところを目撃し、やはり「あっち系では…?」と思ったらしい。
部屋にリンダの下着が干してあってもリンダは平気で彼を部屋に入れるし、彼のほうも気にしていない様子。
今回はややヨーロピアンな学期。それも悪くないかも。


百恵プレイバック天国…☆

2013年09月29日 | 旅行
サドルを交換し、先日晴れて友和号と合体した百恵号。(貴大号に改名しようかしら)
この間入れたばかりの後輪の空気が抜けている。いやな予感。
昨晩校内の自転車修理屋で空気入れを借りたけど、なかなか空気が入っていかない。
おっちゃんに見てもらった。おっちゃんが指をさした先で、タイヤがぱっくり割れている。
「なんで~!」「さあ。」
この間はサドル交換とベルの付け替えとハンドルの修理で1元、今回はタイヤ交換とあって40元。高いなあ。
でも650円程度。日本でタイヤ交換した時は3500円かかった。安いっちゃ安い。

修理の間、おっちゃんは「日本の技術は世界一だ」と言っていた。
日本の自転車メーカーの名前を言われたけれどわからない。ブリジストンのことかな?

かわいい子ほど手がかかる。
今日の昼、直したばかりの百恵号で久々にダンススタジオに向かった。
帰国間際、みんなと写真撮ったりハグしたり、メール送ったりと、1ヶ月程度の別れなのにやりすぎたかな……「もう帰ってきたの?」と言われそうで怖い。

スタジオに着くと「おおっ!」となってくれた。よかった。
でもちょうど国慶節の休日がらみで、レッスンが今日から休みに入っていて、先生2人と男の子1人だけだった。
レギュラーのレッスンが増えたらしい。学校の授業時間も増えたから、これから大変だ。

おもてなし日本天国…☆

2013年09月29日 | 旅行
ゆっちゃんのスマホが盗まれた話をしていなかった。
あたしが日本にいる間旅行に行っていて、帰ってきた時西安で盗まれた。
線をつないで充電しながらリュック付属のウェストポーチに入れ、チャックを閉めていたのに、気づいたら線が外れていてスマホだけなかったとのこと。
相手は相当のやり手ね。西安も捨てたもんじゃない。

リンダが昨日の夜「ヨーロッパの子達とご飯食べに行くけど、一緒に行く?」と誘った。
すでに食べていたので断った。
そしてリンダは夜中2時かそのくらいに帰ってきた。
朝、彼女はこう言った。
「昨日みんなとタクシーを拾って乗ったんだけど、着いてみたら“トロイ"っていうディスコだったの。音楽も良くないしタバコ臭いからすぐ帰りたかったんだけど、他に帰る子がいなくて、そこでじっとしてたわ。でもやっぱり1時になって帰ることにしたの。宿舎に着いたら門が閉まっていて、飛び越えたんだけど、宿舎のドアが閉まってた。ポリスマンがいたから連絡してもらって、やっと入ることができたの。」
ポリスマン?

昼。
ニャヤヨがジルに日本食を食べさせてやりたいということで、バスで大雁塔の方まで行って日本食店に行った。
高い。
予想はしていたけど、やっぱりそれなりの値段。
メニューを見る限りちょいちょい「これ日本食?」的なものがあったけれど、頼んで出てきたものはまあまあおいしかった。
でももうあたしが好き好んで日本食屋に行くことはないだろう。

ジルは昨晩徹夜したらしい。ディスコに行っていたと言う。
「えっ、そのディスコ、なんていう名前?」
「トロイ。十何人かのヨーロッパ人と一緒に。」
……ジルがあたしたちの引越しを手伝ってくれた時に宿舎で知り合った、あたしの隣の部屋のアイリンとマリーンに電話で誘われて、6時まで遊んでいたとのこと。
あの2人……あたしたちを誘わずにジルを……油断も隙もあったもんじゃない。
ジルもジルだ。誘いにのこのこ乗りやがって。

夕方。
王ちゃんの質問に苦しまされる。

「北京に行きたいと思います。
 北京に行きたいと思っています。
 北京に行きたいと思っていたんですよ。どう違いますか?」

「北京に行きたいと言いましたね。
 北京に行きたいと言っていましたね。どう違いですか?」

現在過去とか進行形とかを超えて、意味は同じなのにビミョーなニュアンスが違う。
日本人の、日本語の、そういう言い回し、本当にめんどくさい。

ニャヤヨに話してみたら、ヤツも悩んだ。
でもヤツは1時間後、ご丁寧にも彼なりの言葉で論文をまとめた。
以下、ニャヤヨの解釈。


1.「~ます」「~ています」「~ているんです」
   「日本に行きたい!」度合い
a 日本に行きたいと思います 弱
b 日本に行きたいと思っています 中
c 日本に行きたいと思っているんです 強
a「思います」は、判断を述べる表現。
b「思っています」は、「思う」という動作が一定期間継続していることを示すため、aよりも強く、やや感情のこもった表現になる。
c「~ん(の)です」は強調構文(中国語の“是~的”に近い)なので、「思っているんです」は「思っています」をさらに強めた表現になる。
a、b、cをそれぞれ過去(完了)の表現にすると、
a' 日本に行きたいと思いました。 →過去に「行きたい」と思った(思いついた)ことがある。
b' 日本に行きたいと思っていました。 →過去の一時期、「行きたい!」と思いつづけていた時期がある。
c' 日本に行きたいと思っていたんです。 →過去の一時期、「行きたい!!」と思い続けていた時期がある。b'より強い気持ちを表す。
b'、c'は「以前は日本に行きたいと思っていたが、今は気持ちが変わった(または、そのチャンスがなくて行けなかった)」…①という場合と、
「日本に行きたいと思っていたところ、ちょうどいいタイミングで日本に行くチャンスが巡ってきた」…②という場合どちらにも使える。
ただし、①の場合にc'を使うと、行きたい気持ちは強かったが、よほどの事情があって行けなくなった、というような残念な態度を示す。
②の場合は、日本に行きたい気持ちがより強いc'を使うのがふさわしい。

2.「~ていましたね」「~ましたね」
 あなたは 言っていましたね 
 私たちは 言っていましたね
 あなたは 言いましたね
 私たちは 言いましたね
「~ていましたね」: “話し手が目撃した相手の動作”についての発言。→相手の動作の“一部分”だけを見ての判断。動作が完了したかどうかや、動作の結末は問わないため、婉曲的な表現に使える。
「~ましたね」  : 動作の完了を確認した上での発言→相手の動作の“結末”を問題にする表現のため、やや感情的な、強い表現に見える。

身体検査天国…☆

2013年09月27日 | 旅行
中国で半年の留学の場合、ビザを取るのに身体検査はいらない。
1年ビザを取るには検査が必要とのこと。
帰国時、風邪が治りかけたところで急いで受けに行った。
でもビザ申請の時検査結果を提出しようとしたら「いらない」と言われる。
区で受けられる無料の検査だから受けるに越したことはないけれど、急ぐ必要がなかった。

ビザには「入境1ヶ月以内に居留許可証を取得するように」と書かれている。
結局、中国で1年暮らすには、中国での居留許可証が必要で、その申請に身体検査がいるんだって。
んで、日本でも国立病院の検査結果だったら通用したみたい。
こっちで受けても6千円くらいで日本より全然安いし、いいんだけど……噂に聞く中国の病院のイメージが恐ろしすぎて……大丈夫かな。

あたしのイメージ。朝から門前に黒山の人だかり。オープンと同時に受付には人がわっと群がり、押し合いへし合い。座る場所もないまま何時間も待たされる。医療器具の管理もちょっと…。

金曜は1,2時間目がないので、今日その体験をしに行ってみた。
バスを乗り継ぎ「出入境検験検疫局」に。7時半、扉の前に7,8人程度が並んでいる。
外人だけでなく中国人も。なるほど、商売目的で国境を越えるのにこういう手続きが必要なんだ。
7時45分、建物の中に入り、記入用紙を渡され、簡単な手順を踏んで、検査。
血を抜かれたら少し休みたいところだけど、そのまま歩いて行って、超音波とかレントゲンとか。
そして今回もやっぱり言われる。「血圧低いわね。いっぱい食べなさい。」
金曜日で多少混んでいたようで、1時間半かかった。圧倒的に中国人が多い。でもイメージのような「どわっと」感はなかった。

お昼。ゆっちゃんが“スタンドバイミー”とあたしたちとの昼食を取り付けていた。
「どこ行こうか~」ゆっちゃんはルンルン。
でもドタキャンを食らう。「風邪気味だから今度にしてだって…。」
その「今度」がちゃんとやってくればいいけれど。

新メンバー天国…☆

2013年09月26日 | 旅行
ニャヤヨが髪を切った。
ひどい。
いくらなんでもひどい。

宿舎はところどころ漏水している。
廊下の天井から水が滴って、あっちも水溜り、こっちも水溜り。
シャワー室の外に水が漏れる部屋もあるからかわいそう。あたしの部屋のシャワーは水はけが悪い。

さて、あたしたちの教室内の装飾は、なぜかクリスマス。
でかいサンタの顔が2つ壁に貼られ、ホワイトボードの上にはキラキラのモール、後方に張られたツリーの絵の中に、前期この教室を使っていた子達の写真。
夏はこれきっと暑苦しいな。

昨日日本語学科の子たちとの交流会が久々に行われた。
今学期来た日本人、日本語学科の一年生、新しい顔ぶれを交え、和気藹々。
ジルも今回初めて参加した。

半沢直樹は中国でも大人気らしい。
あたしは帰国したとき、2話分だけ見た。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」
男の子に教えたけれど、覚えるのは難しそう。他のを教えよう。
「あたしの月給は10万元よ。」
「じぇじぇじぇ!」これは覚えやすい。

今回の交流会、背は低いけれど香港スター並みのルックスを持つ男の子が出現!
この大学では滅多にお目にかかれない美形。一年生かあ…。