夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

ジェラシー地獄…★

2013年03月25日 | 日記
                     

授業について行けていないと思われたくないのも理由のひとつで、なるべく発言するようにしている。
「あなたの国で有名な歴史上の人物は?」
誰も答えない。じゃああたしが。
「田中角栄です。彼は……」
「前に出て説明してちょうだい。」
「えっ」
クラスメイト20人、40の瞳があたしを見つめる。
「えっと、田中角栄は、………日中国交正常化に、えっと、正常化して……」
注目を浴びた途端しどろもどろ。

それに比べて韓国人は…。次の授業で意外な人物が発掘された。
「この写真は韓国南部の地域のもので、春には日本と同じように桜の花がきれいです…」
存在を忘れていたほど目立たなかった韓国人の男の子が、みんなの前で怖気づくことなく、はきはきと、相当きれいな発音で、なんとも流暢に喋っている。
自分の才能をひけらかさない美学が、韓国にあるのだろうか?くう~。

「あたしって結局、ガヤなんだよね。」
そう言うとゆっちゃんは、腹を抱えて笑った。言い得て妙、だったみたい。
今日から選択科目の書道が始まった。これなら勝てる…!
大人気ない野望を内に秘め臨んだけれど、うちのクラスから参加したのは、あたしとゆっちゃんと公務員だけだった。

           まあ、上手でしょ。
           

授業が終わり、夕方この3人で東南門を出て、雲南過橋麺の店で一緒にご飯を食べた。
「こんにちは さよなら これいくら~」
米米の歌を公務員に教え込もうと試みた。
韓国人にかわいい敵対心を抱きながら、あたしたちは確実に彼らとの距離を縮めている。

お花見天国…☆

2013年03月24日 | 日記
この大学は西安ではひとつの観光地となっているようで、週末ともなると南門の前で写真を撮る人が珍しくない。
今日なんか桃や桜が見頃とあって、敷地内はカップルや親子連れで賑わっていた。
4箇所ある門の前に立っている警備員さんは、何をチェックしているんだろ?
あたしは1度だけ、学生証の提示を求められたことがある。……なんでさ?

ダンススタジオである女の子が、今度日本に遊びに行くからいろいろ教えてと言ってきた。
中国人の女の子が喜びそうな……?

見所…浅草、秋葉原、鎌倉&江ノ島、横浜中華街&山下公園&港の見える丘公園

食べ物…寿司、お好み焼き、とんかつ、からあげ、カレーライス

服を買う場所…原宿、渋谷、代官山、下北沢

その他…100円ショップ、スーパー銭湯

こんな感じでしょうか。
何か他にありましたら聞かせてください。
     ↓↓↓
joyjoyjun@mail.goo.ne.jp

おもてなし天国…☆

2013年03月24日 | 日記
ゆっちゃんの知り合いの知り合いの知り合いが西安に住んでいるということで、ゆっちゃんも会ったことはないけれど、お宅に招かれることに。

60代夫婦の熱烈歓迎振りに、あたしたちは度肝を抜かれた。
おじちゃんはバスに乗って1時間半かけて迎えに来てくれて、うちらを連れてバスに揺られることさらに1時間半。席が空くとまずあたしたちを座らせてくれた。

部屋で待っていたおばちゃんと合流し、お昼を食べに行くことに。
どれも本当においしい料理。到底食べきれない量がテーブル上に並ぶ。
「いっぱい食べなさい。ほら、コレも食べて!」
「もう食べられませんよ…」
「何言ってるの、若いんだからたくさん食べなさい! あと、ご飯と麺、どっちがいい?」
「食べられませんって…」
「じゃあご飯ちょっとだけ食べなさい、ね!」
やっぱりおごってもらって、おまけにパックのオレンジジュースのお土産まで。

団地のお宅はとても広くてきれい。
まさかと思ったけど、お宅に向かう途中で買っていたパイナップルをすぐに切ってくれた。
「薄い塩水につけると酸味が抜けるんだ。」
「ホントだ。甘くておいしいですね。」
「ほら、もっと食べなさい」
「あの、ほんとに……」
さらにリンゴを剥き始めるおじちゃん。
「食べなさい」
「…おなかいっぱいですよ~」
「リンゴは消化を助けるから、大丈夫」
帰り際リンゴを6つもらう。

おじちゃんはバス停まで送ってくれるのかと思ったら、また一緒にバスに乗り込んだ。
「大学まで送らないと心配だ。」
そしてまた1時間半。おじちゃんはバスから市内の名所を案内してくれるが、おじちゃんの話す言葉は半分も聞き取れない。
バスを降りるとおじちゃんはジュースを買ってくれ、大学の前まで来るとおじちゃんは言った。
「問題があったり、政治が不安定になったり、経済的に困ったりしたら、すぐに電話してきなさい」
今日4回目のバスに乗って帰るおじちゃんを見送りながら、感謝の気持ちをろくに表現できない自分たちがもどかしくなった

                    

サランヘヨ天国…☆

2013年03月23日 | 日記
ヒアリングの授業で、涙ぐんでしまった。
その原因は、ヒアリング教材のテープの内容。こんな話だった。

ある夫婦がちょっとした事で大喧嘩をした。
何時間も言い争いをした後、夫は怒りながら2枚の紙を持ってきてこう言った。
「お互いの気に食わないところをこの紙に書こうじゃないか。」

妻は早速書きめたが、夫のほうはなかなか筆が進まない。
妻が顔を上げると、夫は思いついたようにさらさら書き始めた。
夫婦はお互いの不満を書いた紙を交換した。
妻は夫の書いた紙を見て「あたしの書いた紙、返して!」と言った。
なぜなら、夫の紙にはいっぱいに「愛してる、愛してる」と書かれていたのだ。

ちょっといい話じゃない?

この話から発展して、授業の話題は「夫婦が喧嘩したら、あなたの国ではどう対処する?」となった。
いくつかの国が「旦那が謝る」と答えたけれど、「日本は?」と聞かれた時、あたしは
「今日本は離婚率がとても高いです。性格が合わなければ離婚すればいいんです」
と答えた。いかがでしょうか、皆さん?

昨日「学級委員」の話をしたばかりだけど、ゆっちゃんが学級委員と学食で一緒にご飯を食べる約束をして、あたしも参加させてもらった。
「昨日公務員と(実際はそんな呼び方はしていない)ご飯行ってたでしょ。もしかして…」
「ありえない!ありえない!」
2人はサランヘってはいないようだ、

話をしてみると、ホント、なんていい子なの?
少しくらい高飛車でいてくれたら、憎むことも出来たのに……。
来週も外で一緒にゴハンを食べる約束をした。
宿舎に戻る時、ヒアリングの授業で泣きそうになった話をしたら、彼女は
「えー、あたし聞いてて笑っちゃった。」と言った。感動したのあたしだけ?

以前、ここの大学に留学していて、今は他の大学に移った、日本語の達者な韓国人キム君が、今の大学の宿舎を案内してくれるという話があったので、午後に行ってみた。
もう、ホテル並みに綺麗! うちの宿舎と比べ物にならない!

           フロント
           

           これは3つ星ホテルでしょ
           

           
                  テレビが薄型!映りも良好!
                  

                  温水が24時間出る!
                  

           日本の漫画大好き
           

           大学の中に来賓用のホテルが
           

キム君の大学は留学生が非常に少ないそうで、空き部屋が目立った。
先生の質は劣るけど、授業は生徒が2~3人しかいなくて、ほとんど個人レッスンだって。
学食はうちのとこより高いけど、ぜんぜん美味しいとのこと……。

このキム君、ほんとに日本語が上手で、難しい話をしても普通に対応できる。
六本木でアルバイトをしていたらしい。韓流好きのおばちゃんからファンレターの書き方を聞かれることもあったそう。
「紙いっぱいにサランヘヨ、サランヘヨって書いたんだね」と言ってみた。

キム君は日本のバラエティが大好き。
あたしが「サムスンって、“三星”って書くんだよね?」と聞いたら、
「そうです。……星みっつ!」
ここまで言える韓国人はなかなかいないと思う。

学級天国…☆

2013年03月21日 | 日記
いつも通路を挟んで隣の席に座る韓国人の女の子は、控えめな優等生。
「がんばってるから認めて」感を前面に出してガツガツ発言して、間違えて恥をかくあたしから見ると、大人しいけど発言は的確で、会話も流暢な彼女は、なかなかニクイ。

しかも出来るのを鼻にかけないし、外で会うと最高の笑顔で挨拶してくれる。
クラスにいたいた、こういう子。
ゆっちゃんと相談して、あたしたちは彼女を「学級委員」と呼ぶことにした。

「公務員」といい、「学級委員」といい、韓国人はやっぱり堅実なイメージがある。
今日「公務員」と「学級委員」が2人で食堂に向かって行くのを見かけた。
付き合っているのだろうか。ていうか、付き合っちゃえばいいのに。

ゆっちゃんお気に入りのアメリカ人がいる。
結構な美少年。彼も優秀だけど大人しい。あのはにかむ感じがまた良いらしい。
彼を「スタンド バイ ミー」と呼ぶことにした。

「おもしろ眼鏡の山崎邦正」は長いので、「落語家」にする。
ヤツはどこで覚えてきたのか、事あるごとに「な~に~!」と言ってくる。

休み時間に教室を出ようとしてドアの所で、どこの国か知らないけど白人男性に「お先にどうぞ」と、いわゆるレディーファーストを受けた。次の休み時間もまた他の白人男性から。
欧米か!……あ、欧米だった。
いつも中国語を喋っているから忘れてしまう。そうだ、この人たち、欧米人だったっけ。

夕方は日本語学科の子たちとの交流会。
代表らしい男の子がいろいろ話しかけてくる。顔近い!
最高のスマイルで、覗き込むように、あたしを直視しながら話してくる。顔近いってば!
コワイ……幼い顔してその薄ヒゲもコワイ……。
コイツは「3D」と呼ぼう。

今日は来なかったけれど、赤いほっぺをしていかにも田舎から出てきたような女の子が先週の交流会に参加していたそうで、ゆっちゃんはその子と互相補導したいと言っている。
あたしは会ったことのない赤ほっぺの女の子を、秋田っ子、あきたこまち、こまち……
ということで「こまっちゃん」と呼ぶことにした。

   アメリカ人のサムおじさんが餌付けしているためか、宿舎の前には猫が多い。
           

           中国の病院は名前が堅い。解放軍五四一病院