大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

東京3日間

2007-07-22 18:06:13 | Weblog




人間ドックで3泊上京してきました.

初日
アキバで都内在住の息子と落ち合う.
部活で使う道着を購入するとのことで小遣いをむしりとられる (+_+)
ついでにとばかりHUB とウイルス対策ソフトも購入させられた.

二日目
ドック1日目の検診を終了後,終業式当日だったので息子に通知表を宿まで持参させる.
この際なので普通 (?)のホテルを見学させる事をかねて宿舎内で息子とふたたび食事. どれだけ食べるか判らない年頃なので,コンシェルジェと相談の上,安全策としてバイキングを選びました. ドックの指定宿舎は東プリ.いわゆるマトモなホテルなのですが,オーナーのT氏逮捕後はなにやら荒れた感じがそこはかとなく漂います. 絨毯や家具のシミの増加,ロビーに待機しているベルボーイ(女性)の人数が少なくなった,などが理由かと思います.

夜は銀座7丁目の”V”に久しぶりに顔を出しました.  ここは創業45年の大老舗ながら一貫してリーズナブルな価格設定で経営しているJAZZbarです.
阿部文子ママを慕う常連のプロ・アマミュージシャンが集います,客の条件は複数のスタンダードを原語で歌えるか2種類以上の楽器をこなすこと…(嘘)

常任ピアニストの由美先生に見つかると必ず2曲以上弾かされます. この夜はヘタを承知でアブラ汗を流しながら "It's A Sin To Tell A Lie" を弾きました.この三ヶ月間ほど鍵盤に触れていなかったので指がまったく動かない.
色物の時間. 

20時以降飲食禁止を少し破る (^^ゞ

三日目

午前でドック終了,2年連続陽性だった腫瘍マーカーの値が今回は正常値でホッとしました.

午後は入院中の同級生を見舞いました. 彼はくも膜下出血からの生還です. 前回の見舞いではアイコンタクト不能状態だったのですが,今回はロレツがまわらないながらも問いかけに返事ができるまでに回復していました.ウレシイ. 社会復帰までの道のりは厳しいでしょうがリハビリ頑張ってほしいです.

23時出航の帰り船まで時間があったので不忍池のほとりにある”Qui”(き)に二年ぶりに行って見ました. ここはシャンソン主体のライブステージです,当夜の出演もシャンソン歌手 結城滉ニ氏がメインのステージ. 初めて観た歌手ですが,見事な歌唱でジャズとは一味違うエモーショナルな歌声を楽しみました.

”Qui”HP
http://www.livespace-qui.com/

入場前にオーナーの荒川氏に御挨拶しておいたら格安でチャージしていただけました.  以前共通の友人を介してお話したことがあった程度なのですが,人脈あなどるべからずです.
ライブ後,ギリギリまでオーナーとお話を楽しみ出航15分前に竹芝桟橋にて乗船.

本日0510時 大島岡田港入港 .


式根島かえり

2007-07-13 00:54:17 | Weblog
月曜から行き,今日(12日)式根島より戻りました. 当初13日までの予定だったのですが,予想よりスムーズに仕事が済んだので早めに帰宅できました.明日は台風のため欠航必至なのであやうく連休を風雨の民宿で過すところでした. セーフッ!!

式根島は何度か日記にアップしているのでさして目新しいことは無いのですが,民宿の食事に先月の神津島に続きタカベが出ました (^^)v

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=471435893&owner_id=128704

大変おいしい魚なのですが今回は半身だけ食して後は残しました. 他のオカズも少しずつ残しました.
「もったいない」という単語が異国の方の発言をきっかけにブームとなっているご時世は承知なのですが,島の民宿料理はボリュームがありますので完食すると絶対にカロリーオーバーなのです.

出自が貧乏な家庭だったせいもあって食事を残すことについての罪悪感は人一倍あります,数年前までは自宅・出先の食事とも完食を旨としていましたが,近年出張から戻ると体重の著しい増加が目に付き始めたためついに食事を残すというバチ当たりな行動を意識的にするようになったしだいです. 
それなら宿に頼んで量を減らしてもらえばという論法はもっともなのですが,生来の気弱で自分の分だけ特別扱いを主張する勇気もありません ^_^;

ワタシのように食欲ではなく罪悪感が動機で食事を残すことに抵抗を感じる世代ってどのくらいまでの年代に存在するのでしょうね.

フラガール

2007-07-01 18:38:38 | Weblog
今日久しぶりに映画を見てきました.
以前からフラには興味があったので昨秋公開されて好評を得ていた「フラガール」を町の住民センターで上映すると聞き制作中の受信機を放り出して出かけてきました.

常磐ハワイアンセンター発足の経緯は以前から承知していましたが,閉山対策に鉱夫の娘さん達を踊り子に,家族を従業員にという言葉のディテールにはこの物語に近い苦労があったであろうことに初めて気付きました. ワタシ自身はこの地を訪れたことはありません.

ズブのシロウトを集めて表現系のことを大成功させると言う感動物語は 「スウィングガールズ」や「ウォーターボーイズ」 などとも通じるところのあるベタなプロットです.こういったお話の場合,上映で好評を得るポイントはなんと言ってもその表現場面で観客を唸らせることができるかにつきると思いますが, 講師役の松雪泰子,ヒロインの蒼井優ともにみごとなフラを演じていて成功していると感じました.

ダンスを観ていて踊り子達の指導者がSKD出身という設定にうなづく部分がありました.
映画をご覧になった方はお気づきと思いますが,劇中で演じられているフラは現代フラとタヒチ系のもののようでかなりソフィスティケートされたものです. そのダンスを踊っている最中に掛け声を出し合うタイミングや発声がかつてSKDで行われていたレビュー で飛び交う掛け声とソックリなのです. SKDの場合は掛け声だけでなくお互いの名前を呼び合うこともあり,それによって踊りながら互いにモチベーションを高めあっています.

未観の方に申し上げますと,最近の女の子の「イェーッ」と言う時の発音とはまったく違います. 聞きなれないうちは「ヤー」とか「ハーイ」と言う声が「ニャー」という猫の声に似て聞こえる発声で実に情感のある掛け声なのです. 

昨夜,偶然機会があり今回の上映の役員をされている小池マナさんのトラディショナル・フラを見せていただいた直後だったので興味倍増の楽しい鑑賞でした.彼女は伊豆大島で(タブン)ただ一人,ハワイに在住しフラの多くをマスターした女性で,大島における指導者として島のフラブームを支えている方です.