天上山 (神津島 572m) に「登りたい!」という同好のお姉さん達のご希望に合乗りさていただき神津島に行ってきました.島の旅は天候だけでなく海況にも恵まれないと良い結果が得られないのですが,今回はどちらにも恵まれ10数年ぶりの天上山登山を楽しむことができました.この山は岩崎元郎氏の設定した新日本百名山のひとつに上げられている楽しみどころの多い山です.私自身は仕事で過去に20回以上登ったことがありますが,なにしろ10年以上のブランクがあるのでスタミナ不足の心配と業務としての登山ゆえできなかった気ままな寄り道ができる楽しみとが相まった山登りとなりました.
巨大なプリンを思わせる台形の山上は長径2.2kmほどの楕円形で AC838年に噴火の記録のある火口原となっています.ここには食虫植物であるモウセンゴケがあることを聞いていたのですが,いままで一度も見かけたことはありませんでした. 今回は同行の S姉さんがいともたやすく発見しカメラに納めることができました. 驚きました.目のつけどころが違う.さすがネイチャーガイド!!
山上は薄い霧がかかっていましたが,そこそこのシーイングは確保できました.むしろ夏至に近い高度の日差しをもろに浴びることなく歩けたので炎天下を避けることができ良かったと思います.
下山後は赤崎の木道と流紋岩の見本のような磐壁を見学.翌日は帰り船を待つあいだにオタアジュリアのお墓や物忌奈命(モノイナミノミコト)神社をお参りしました.
海況が良すぎると往路で各々自家用車を置いてきた岡田港ではなく元町港についてしまうのですが,適度に荒れてくれたので欠航にはならず,岡田港に着くというまことに天候・海況に恵まれた旅でした.
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