ランドセルとタイガーマスク

巷間匿名によるランドセル寄付のニュースが続いています．　昨日は神奈川県内の児童擁護施設に勤務する従姉からも寄付があったとのメールが届きました．
擦れっ枯らしのオトナにとってはこのニュース，いかようにもやぶにらみできますが，グズグズ言う前にまずは拍手！！
この現象の興味深いところは善意の主が一様に匿名であるということです．人は誰しも自分の善行の事実を誰かに知ってもらいたい （→ほめてもらいたい） という欲求を持つものです．実際このような行為は賞賛に値するものですし，法人ならば経理上有利な扱いも期待できます．ところが寄付された方々は個人の小遣いから捻出するには少々大き過ぎる額を黙々と負担して良しとする潔さがみられます．
ほめて貰いたい症候群とはまったく逆に匿名での寄付が当たり前となったが故に心ある方たちが行動を起こすきっかけとなり良い連鎖が続いているように思われます．

数年前あるセミナーに出席したことから年に数回，某シンクタンクから行動規範の参考になる興味深いメールが届きます．今回受け取ったものは一連の報道に先立って届いたものですがその一節に以下のような記述がありました．　
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とある大企業の創業経営者(生命保険業)の方のいわゆる社訓のような教えの中に、"一日に一回誰も見ていないところで良いことをし、そしてそれを決して誰にも言わないこと"というのがありました。
また、次のような言葉もあります。
アメリカの有名な女優でもあり、司会者でもあり、慈善活動家でもあるオプラ・ウィンフリーはこう言っています。
「真の誠実さとは、自分のした行為であることが誰にも知られないと
わかっていてもなお、正しいことをすることである。」
これらのことをどのように思われるでしょうか
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たまたまタイミングが合っただけですが感慨深い言葉だと思います．
今回の報道をみて以前愚息の使い終わった古いランドセルをＮＧＯに送ったことを思い出しました．

http://blog.goo.ne.jp/jr1uia/e/67c4138a6983b7349b7ae32b246b33d8

ワタシはほめて貰いたい症候群？　いやっ，単なるネタですよ．それともやっぱり…

【HAM】2011NYP

久しぶりに三原山に行ってきました．場所は山頂から200メートルほど下った海抜550メートル付近の展望台．寒風吹く曇天に好き好んで山に登るのも趣味なればこその奇行です^^;
三原山でのアマチュア無線の運用は中学生の時からやっているので，FDAM-3という3.7ｋｇもあるトランシバーを徒歩で持参した初めての移動運用から４０年経過したことになります．我ながらビックリする時間が過ぎていますが，たまにしかやらないせいか飽きるということはありません．
今回も前日から機材の準備を行い呆れ顔の家人を尻目にウキウキ気分で登山道に車を走らせました．今日の目的はアマチュア無線連盟主催のＱＳＯパーティーに参加し交信数２０局のノルマを達成することです．当初地の利から楽々ノルマ達成と思っていたのですが，意外と交信数が伸びずギリギリセーフの成績でした．合間にpyonmizuさんといくつかの交信実験も行い，高所移動局同士の相互ＱＲＰ交信の可能性を実感できたことも収穫でした．今回は送信出力5Ｗのバッテリー運用でしたが４月３０日に予定されている次回のコンテストでは発電機持参でオールナイト50Ｗ運用をすべくこつこつ準備をしていくつもりです．