もう一つの世界!

せめて週末くらいは スマホを離れて
もう一つの世界を歩いてみませんか?
新しい世界に会えますよ!
・・・・・

あなたの赤トンボは・・・

2005年10月16日 | 
秋の夕暮れには 赤トンボがよく似合う
一匹の赤トンボが 羽を休めている
夕焼けが 透明な羽も 赤く染めている

秋色の深まりとともに 過去が微笑み
遠い遠い 昔に連れて いってくれる
・・・・・
兄と妹は 時間と夕飯を 忘れて
赤トンボを 追いかけ 野原を駆けた
駆けても 駆けても 追いつけない
妹が転び すりむいた白い脛から
真っ赤な血が 滲み出て 流れた
妹は 涙をじっと 抑えて声は出さない
兄は 脛を草で抑えて また二人で駆ける
赤トンボは 空中で止まっているのに
いつまでも 追いつけない
遠くで お母さんの声が聞こえた
「 夕飯は カレーライスよ 」
・・・・・

赤トンボは 前ぶれもなく 飛び立ち
夕暮れの 紅葉の中に 紛れて
夕焼け空の中に 吸い込まれた
赤トンボが 去った 野原には
白いすすきが 夕日を浴びて
淋しそうに 揺れていた
・・・・・
笠原 道夫
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「音楽は小さな大きな物語!」

2005年10月15日 | 
春夏秋冬
  生老病死
    喜怒哀楽
      合縁奇縁
        愛別離苦  を
心を撫でるメロディー
  心を揺するリズム
    心に沁みこむ詩
      歌唱力という魔力で

作り上げて行く小さくて、大きな物語
そして、
「人の一生に心地よくつきまとう」
・・・・
笠原 道夫
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たぬきの ひとりごと!

2005年10月12日 | 
ここ信楽には 実にいろいろな人が やってくるぜ
本当に 贅沢すぎる悩みを 聴かされて 食傷気味だよ

お前らは 何でそんなに 忙しくするのか
忙しくしないと 自分の居場所 なくなる?
それは お前らの 誤解 曲解 錯覚だぜ

この俺の 澄んだ目と ふくよかな腹を見てみろよ
毎日 腹八分の食い物と 酒の一合で こうなれる

俺には こんなに 自由な時間が たっぷりある
これ以上の 贅沢って あると思うか・・・

笠原 道夫
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミラノ展でレオナルド・ダ・ビンチに感動です

2005年10月10日 | 
ミラノ展でレオナルド・ダ・ビンチを見てきました。
大阪市立美術館で16日まで開催中です。ぜひお勧めです。
以下私の感嘆詩です

「美の極致!」

セピア色の 光と影の ハーモニー
陰影が 心の襞を 揺すりました
慈悲のまなざし 聡明な額
半月の眉 髪の躍動感
傾けた首の 絶妙な角度
気品を感じさせる 高い鼻
優しさと 強い意志を秘めた唇
500年の 時空を越えて
今 ここにやってきました
これ以上 美しいものがあるでしょうか

笠原 道夫


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする