「 李白と芭蕉 」
天地は万物の逆旅(げきりょ)
李白の句に
「夫れ、天地は万物の逆旅
光陰は百代の過客にして
浮世は夢の如し」があります
人生の短くはかないことをいった句です
天地はあらゆる生物が生まれてから死ぬまで
の短い期間とどまる 旅館のようなものである。
芭蕉は「奥の細道」の冒頭で
月日は百代の過客にして
行き交う年もまた旅人なり
と始めていますね。
芭蕉は
李白の「光陰」を「月日」に変えています。
芭蕉もちょっと気が引けたのでしょうかね!?
・・・・・
そして
逆旅(げきりょ)から旅立つ日は
いつ来るのでしょうかね!?
・・・・・
2019年6月28日
笠原 道夫