大自然への 畏怖 ・・・・

　　「　大自然への　畏怖　・・・・」

水の中に浮かぶ　鳥居は

東日本大震災で　亡くなった

多くの　尊い命への

鎮魂と　思えてなりません



大自然が　人々に

何を　突きつけているのか

ひとり　ひとりが

自分自身に　問い直す時

そんな　気がして　なりません

・・・・・

2011年　3月　26日

笠原　道夫

超巨大津波

「　大自然の　怒り・・・　」

宮城沖　海深く　巨大な岩盤が
突然　永い眠りから　覚めて　
太平洋の　大海を　突き上げた

大海に　突如現れた　巨大怪物が　
山のような高さと　凄まじい速さで　

三陸海岸で　小さな　幸せを　大切に
生きていた　人々を　粉々に　砕いた

16年前の　阪神・淡路　断層地震
今度は　三陸海岸の　超巨大津波


人類の　奢り傲慢に　対する　怒りですか　

人類の　地球温暖に　対する　警鐘ですか

人類の　自然破壊に　対する　報復ですか


そして　次は　われわれに

・・・・・

2011年3月12日
　笠原　道夫

「 近江八幡 昔も 今も ・・・ 」

2月末、近江八幡を訪ねました


「　近江八幡　昔も　今も　・・・　」

豊臣秀次の開いた　八幡城下には
美しい基盤目の　町並みが広がる

近江豪商の　屋敷や　白壁の土蔵
近江商人の　暮らしを　偲ぶ町並み

琵琶湖を往来する　京からの船は
八幡堀をのぼって　城下町へ入った

昔も　今も　人々の暮らしが　息吹き
変わらない　風が居間を　通り抜け
変わらない　団欒の声が　聞こえる

青い空　白い雲　澄んだ風とともに
包み込むように　迎えてくれる町

そして
優しく　送り出してくれる町
・・・・・

2011年2月
近江八幡にて想う
笠原　道夫