それにしても
岡崎疎水の 水色
秋空の 白い雲
河岸の 緑色
欄干の 朱色
擬宝珠の 黒色
のハーモニーが
綺麗ですね
・・・・・
伝統的な橋などで よく見かける
橋の欄干の上に 載っている
玉ねぎのような 不思議な形のもの
これは いったい何なのか
前々から 不思議に思っていました
これは「擬宝珠」(ぎぼし)だそうです
もともと 宝珠とは 仏教の世界で
海底に住む 竜王の頭だそうです
これは 人間の知恵をはるかに凌ぎ
「毒に侵されることもない」
「火に 燃えることもない」
「願い事を かなえてくれる」
不思議な力が あるそうです
その宝珠を擬して 橋の欄干の上に置き
橋の安全を 祈願しているのです
特に 京都の橋には 多く見られます
今度 橋を渡る時 じっくり眺めましょう
・・・・・
京都 岡崎 慶流橋にて
2017年9月
笠原 道夫