もう一つの世界!

せめて週末くらいは スマホを離れて
もう一つの世界を歩いてみませんか?
新しい世界に会えますよ!
・・・・・

子規・漱石も見た明治の風景

2007年03月31日 | 団塊世代
子規・漱石も見た明治の風景

110年前の松山市内の写真です

文学の香りが漂う松山

正岡子規 夏目漱石が

文学論議に花を咲かせた

明治の空気感が伝わってきます

明治 大正 昭和 平成と

時代は流れても

この風景の中に

吸い込まれませんか

やっぱり日本人なんですね
・・・・・・

2007年3月31日
笠原 道夫




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松山 坊ちゃん・・・・・・

2007年03月25日 | 団塊世代

「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて
一週間程腰を抜かした事がある。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。
別段深い理由でもない。
新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、
いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。
弱虫やーい。と囃したからである。
小使に負ぶさって帰って来た時、
おやじが大きな眼をして
二階位から飛び降りて腰を抜かす奴があるかと云ったから、
この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。」


本当に文章がリズミカルで、小気味よいですね。
百年も前の文章ですが、松山を訪れたことで
中学時代に読んだ「坊ちゃん」
もう一度読んでみようかなと思いました。

この有名な冒頭の書き出し
「坊ちゃん」と親父の関係を想像してみました

親譲りの無鉄砲
二階位から飛び降りて腰を抜かす奴があるか
この次は抜かさずに飛んで見せます

親父は自分に似たこの息子が本当は「可愛くて」「可愛くて」
仕方がなかったが 明治男の特性で表現が逆になる

「坊ちゃん」も本当の親父の気持ちをわかっていたのではと
こんなことを思いながら45年ぶりに読んでみます。

2007年3月25日
笠原 道夫

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渡辺淳一の桜美の極み

2007年03月21日 | 団塊世代


 昨日はTVで「愛の流刑地」が放映されていましたね

偶然ですが、渡辺淳一の桜美の極み 
「桜の樹の下で」を読みました。
京都 祗園が舞台で、丸山公園の枝垂れ桜が・・・・

その桜の表現の豊かさに圧倒されます。その一部です

桜の美しさ その訳は・・・・

桜の樹の下には屍体が埋められている。
人の血や肉を養分として吸い取る。
狂ったように咲くのは、
人間の狂気がのり移ったから・・・

もともと「桜の樹の下には屍体が埋まっている」
は梶井基次郎の短編「桜の樹の下には」の冒頭の一行で

  昭和文学の桜観を震撼させた有名な一文です

よろしければ「桜の樹の下で」
ご一読おすすめします

2007年3月21日
笠原 道夫
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美しい 春の日は・・・・

2007年03月17日 | 団塊世代
   春 第2弾

  夏目漱石 「草枕」の一節から

 春になると不思議と草枕を読みたくなります?!・・・


美しい 春の日に 

何等の方針も 立てずに、

歩いているのは 実際高尚だ

興来れば 興来るを方針とする

興去れば 興去るを 方針とする

句を得れば 得た所に方針が立つ

得なければ 得ない所に方針が立つ

しかも 誰の迷惑にもならない

これが 真正の方針である


2007年3月17日
笠原 道夫
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夏目漱石 草枕の春

2007年03月10日 | 団塊世代
数年まえ、熊本に行った時立ち寄った、夏目漱石の家です。
何度も引越しを繰り返した夏目漱石ですが
この家はその中でも長かったようです
春が近づくと草枕の春が蘇ります

夏目漱石 草枕の春

春は眠くなる
猫は鼠を捕る事を忘れ
人間は借金のある事を忘れる
時には自分の魂の居所さえ忘れて正体なくなる
只菜の花を遠く望んだときに眼が醒める
雲雀の声を聞いたときに
魂のありかが判然する
雲雀の鳴くのは
口で鳴くのではない
魂全体が鳴くのだ
魂の活動が声にあらわれたもののうちで
あれ程元気のあるものはない
ああ愉快だ
こう思って
こう愉快になるのが詩である
・・・・・
2007年3月10日
笠原 道夫


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太陽の塔の内部は・・・・

2007年03月03日 | 団塊世代

 岡本太郎 の先見性と独創性

前回の万博記念公園「太陽の塔」に対して

50歳前後の方からいろいろ感想を頂きました。

「あのグロテスクな塔は気に入らなかったとか」
「37年前の思い出が蘇るとか」

先日衛星放送で「岡本太郎特集」がありました。
その時太陽の塔の内部の紹介がありました。
私は全く知りませんでしたが、面白いですね 

太陽の塔の内部は「生命の樹」というパビリオンになっていました。
残念ながら万博終了後は公開中止となってしまいましたが

内側の壁は真っ赤なウロコ状で、 中心を極彩色の樹が貫き、
生物の進化の過程を表す模型がちりばめられるという壮大なパビリオンです。
模型製作は円谷プロダクション、音楽は黛敏郎が担当したそうです。

もう一度公開の機会があれば是非見てみたいですね。

2007年3月3日
笠原 道夫


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