奈良俣湖のキャンプでは、アクシデントもあった
ロッシが
ヒキガエルの毒にやられてしまった
奈良俣湖のキャンプ場は広い
夜、蛍がたくさん飛ぶので
ワンズを連れてホタルの飛ぶ場所へ散歩した
たくさんのホタルが飛ぶのが見れた
キャンプ場内の舗装された道だけを歩いた
ノンがトイレに行っている間に事件は起きた
道路にいたでっかいヒキガエルを娘エルが見つけて
棒でツンツンとつついた
ロッシがそれを見て、カエルにかぶりついたそうだ
すぐにチャピパパに口をこじ開けられて
カエルは出させたそうだ
チャピパパはすぐに水道で手を洗った
その後、サイトに戻ったが
戻る途中で、ロッシが嘔吐し始めた
ねっとりとした泡を、吐いたそうだ
暗がりで吐いていたので、ノンは見ていない
10回以上吐いた
様子がおかしいので
ググって調べてみたら
ヒキガエルの毒による中毒症状らしい
対処方法なども調べた
すぐに水でロッシの口の中を洗った
3回、ジャージャー流して、水は飲み込まないようにした
3回目の水洗浄の時に、苦しかったのか
ロッシがチャピパパの指を噛んだ
「もう、いい加減にして〜!溺れるう」
となったご様子
ネットでの相談もした
ヒキガエルの中毒では解毒剤は無い
6時間は絶食
中毒症状には下痢も起こるそうなので
ロッシにオムツを履かせて
車に乗せた
キャンプでも車中泊なので
車内はロッシの好きな場所で就寝
チャピパパが付き添った
そのまま大人しく就寝
翌朝はいつもと変わりない様子だった
昨日、夕食を食べていないロッシ
軽く散歩してトイレ
車内に戻ったら、胃液を吐いた
ウチのワンズは、空腹で黄色い胃液を吐く
そういう時は、何かを食べさせる
ということで、ワンズに朝食を与えた
ロッシ勢いよく完食!
大丈夫そうかなあと思いつつも
不安なので、予定時間よりも早めに撤収した
かかりつけの動物病院に受診しようと思い
帰宅を急いだが
一応、開院時間ちょっと前に
動物病院に電話して、状況を説明して指示を仰いだ
ヒキガエルの毒は口の中に入ると
泡状の毒液になるそうで
たくさん吐いたし、水でも流したので
口の中は洗浄されているだろうとの事
解毒剤は無いので、対処療法だけになる
ロッシは元気で食欲もあったという事で
様子見でいいでしょうということになった
寄生虫感染の事を聞いたら
不安なら検便をしましょうとの事
でも、急いで持って来る必要はないと
信頼できる獣医と話せて、安心できた
ロッシは吐いたのはカエルを咥えた数分後から
30分間以上は吐いた
その後は吐いていない
下痢もしなかった
次の日には、元に戻っていた
大事に至らなくてよかった
調べてみると
ヒキガエルは両眼の後にある耳腺のところから毒を分泌する
この毒には幻覚作用を引き起こす
ブフォトキシンという成分が含まれている
これが中毒作用を起こす
口腔の刺激、よだれ、嘔吐、下痢などから、
呼吸困難、運動麻痺、虚脱、発作、
ときには死に至ることもある
回復すれば、通常、後遺症はみられない
ヒキガエルは、刺激を受けると毒を出すそうだ
身の危険を感じたり、興奮したときで
今回は、エルがツンツンして
毒を分泌した時に、ロッシが口に入れてしまったと
推測できる
色々と気をつけても
何か起きるねえ
吐いている時のロッシは
とても苦しそうで
へたり込んでしまうくらいだった
次の日は元気そうにはしていた
帰り道の川で
クアトロはまだ水遊びをしたそうだったが
ロッシの体調が万全ではないので
ゆるりと過ごさせた
それにしても、でっかいヒキガエルだった
ノンの拳サイズはあった
ロッシはカエルに興味津々だったが
クアトロは全然興味を示さなかった
チャッピーは大興奮で、なんでも捕獲しようという性格だったが
クアトロはその遺伝子は受け継いていない
それぞれなのね
ロッシは元気にしている
人間はヒキガエルの毒の怖さを学習した