【2236話目】喫茶店で耳に入った若者達の会話が、今も印象に残っていて。貧困家庭の子に裕福家庭の子が「何不自由なく育てられた苦しみが、お前なんぞにわかってたまるか」と。人は皆、苦しみ抱えて人生を。
【2235話目】檀家の子供達が「死後の世界ってあるの」と。「死んで逝った爺ちゃん、婆ちゃんに、また、会いたいかい」「そりゃ、会いたいよ」「会いたいなら、ある、と信じていた方が、楽しいよな」と。
【2234話目】もしあの時、家を出るが数分早かったら、数分遅かったら。もしあの時、あの道を通らず、他の道を選択していたら。もしあの時、あの電車に、あの飛行機に、あのバスに、乗らなかったら。
【2233話目】店の伝統、継承、存続を第一義に置いている家は、娘に力のある婿養子を選択すると。京都の老舗(全てがそうでは)以外にも、大阪の船場もその形式をとっている老舗があると聞いた事が。
【2232話目】檀家若者から『あぶない刑事』の話が振られたので、舘ひろしさんが抱いた柴田恭兵さんへの最初の頃の印象、の言葉を思い出した。「好きなタイプではなかった。やっかみだったのかな」と。
【2231話目】親というは皆、大なり小なり、自分の事を棚の上に上げておかねば、偉そうに子育てなど出来ん。時には棚の上に上げてある物を下ろして、自分はどうであったかを、見返す事も大事。
【2230話目】数年前、逮捕される前の清原和博さんと、四国巡拝中に偶然に遭遇。足を引き摺られての巡拝。声は掛けはしなかったが、今思えば、何かを断ち切ろうとされていたのかな、と。拙僧の憶測にて。
陸上競技のフライング一発退場、嘗ては世界陸上決勝で、ボルトも、その洗礼を。失敗を許してくれる社会を自由(平和)な社会。失敗を許してくれない社会は、自由な社会とは、言えないんじゃないかな。
【2229話目】松田優作さんの命を奪った膀胱癌で、拙僧の従兄弟も50歳でこの世を。従兄弟は血尿が出て病院に行った時点で、あと余命4日と宣告を。当時、膀胱癌の要因の1つに、喫煙、との話が。
【2227話目】人見知りの強い拙僧息子が「何のバイトしようか」と大学入学時。対し「人間の幅を広げたいと思うなら、自分が不得意とする分野の職種を選んだらどうだ。新たな発見は、そこから得られる事が」と。
【2226話目】女性の名言は凄い。ジェシカ・ダンディさんが「彼が夕食に遅れる時は、浮気をしているか、道端で死んでいるか、のどっちかなのよ。道端でくたばっている方がいいと、いつも思ったわ」と。
【2224話目】肝臓癌手術を拒否された病院に追い出されたお陰で、91歳檀家爺様、優秀な若い医師のいる病院に縁が。あのまま前の病院にいたら、何の手立ても施されず、ただ、命が終えるのを待つだけだった。
目の不自由な方々から「生声の法話、出来ませんか」の依頼で、Spoon 、なるアプリ(天徳山金剛寺)で現在、50話以上投稿を。この生声法話で1人、「自殺を思い止まれました」の連絡が。嬉しいですね。
東京在住檀家爺様が「日本食も、新幹線も、国籍問わず、誰もが優れているは、知っている。なのに何故、外国は受け入れ躊躇を。料理、整備に手間が掛かるからだ。日本人はその手間を嫌わないが、外国人は」と。
【2223話目】山梨県の恵林寺は、織田信長公に焼き討ちされ、その時、快川紹喜さんが「心頭滅却すれば、火もまた涼し」と。今一句は「滝のぼる鯉の心は張り弓のその如し。緩めば落つる元の川瀬に」と。
【2222話目】人間は皆、それぞれ事情を抱えて生きている。事情の塊が人間にて。その事情の範囲で人は、その事情に応じた人生の判断を。その事情を知らない第三者が、勝手自論を押し付けるものではない。
他宗住職さんが「住職のお寺は、得度出家(僧侶)は、どのくらいさせてますか」と。「殆ど、ないですね」「ほう、何故ですか」「世間を騒がせよるだけです。特に『僧侶になりたい』と言ってくる者は、要注意」と。
【2221話目】拙僧、1年365日、毎朝5時から約2時間、境内の掃除を。掃除中には、結構、新たな気づきを貰える。檀家さんから「大変ですね」と言われるが、「住職の朝掃除は顔洗って、歯磨きするに同じ」と。
「犬も歩かにゃ棒にも当たらん。種も蒔かねば芽も出らん。牡丹餅も作って棚に上げんと落ちてもこん」まず動けと講演会で子供達に。他家庭問題全般の法話も掲載中。少しでもお役に立てれば幸にて。
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