1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽し人生に】 昨日から、1年の御礼報謝で高野山の奥之院へ参拝に。宿泊は常に、別格本山大圓院さまへ。

2024-11-26 08:49:20 | 法話

【臨時法話】


コロナが猛威を振るい始めた初期の頃は、流石に人間同士(国家間も)の争いも影を潜めていましたが、その数年後には、ロシアがウクライナに侵攻、その他の国々もまた、遅れちゃならんとばかりに、他国にちょっかいを掛け始める事に。石川五右衛門さんが言ったとされる時世『浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ』は、残念ながら、真理の中の真理ですかね。新生児の誕生と同時に、1つの欲もまた、誕生してきますもんね、未来永劫に渡って、この繰り返しが人間社会です。日本の国内でも、コロナ以前とは少し雰囲気(犯罪など)が違ってきたかな、と感じているのは、拙僧だけでしょうかね。昨今ではSNSで、犯罪のアルバイトを募る様になり、普通の子がその泥沼に。


英国に住む甥(英国人に嫁いだ拙僧妻妹の息子達、英国人ながら日本語ベラベラ)が以前、こんな事を言っておりました。「叔父さん(拙僧)、日本に行った時、僕が小倉駅で降りた折、新幹線の中に財布とスマホを忘れたでしょ。あの時、東京駅に電話したら『届けられてますよ』と。ほんと、びっくり、驚いたよ、完全に諦めてたのに。ロンドンだったら、絶対に戻ってくる事はない。ロンドンでは16時以降になると、街の雰囲気もガラッと変わり、危険を感じる様になる。何故、こうなったかというと、やっぱり、移民制度の影響が大きいかな。世界の国々で移民制度で成功している国はないでしょ。日本は移民制度は取ってないけど、外国人労働者をこれだけ受け入れたらね。僕、調べたんだけど、2025年の日本の外国人労働者は210万人以上になると。労働力人口に対する割合では4%になり、イギリスを上回る比率になるんだってね。2070年には、10%を超えてくるんでしょ。移民制度を行なっているのと、そう大差ないよ。日本も近い内に色んな面で、治安が悪くなっていくだろうね。若い人達が、結婚はしないわ、子供はいらないわ、では、外国人労働者を受け入れるしかないもんね」と、この甥が。


対し、拙僧「君は、結構調べてるな」と返すと「だって、マミーは日本人だもん。そんな話をよくするよ」「そうだな、そう遠くない内に『日本も数十年前までは、平和な国だったらしいよ』という声が、当たり前の如く、飛び交う様になってくるかもな。だけどな、そんな環境になっていく中でも、今度、アメリカに続いて2カ国目の『ウーバーイーツロボット配達』が大阪で試験的に実施されるんだってよ」「へえ、それは凄いね。だけど、途中で盗まれて、永久に依頼者に届かない、なんて事にはならないの。• •  •  そっか、日本ではそんな事にはならないか」「今現在では、ちゃんと依頼者に届くんじゃないかな」と。


昨日から、年の納めの御礼報謝で、高野山に来ております。宿泊は常に別格本山、大圓院様に。毎年、この折に、ご住職の藤田先生と会話するが楽しみでなりません。高野山に着いたら即、その足で奥之院へ。一橋から奥之院までの2キロの参道に、20万墓以上のお墓、供養塔が所狭しと建ち並び、一橋から足を踏み入れたすぐ横には、鶴田浩二さんのお墓が。足を進めていくと、大岡越前公、武田信玄公、上杉謙信公、徳川吉宗公、明智光秀公、石田三成公、豊臣秀吉公、織田信長公など、名だたる戦国武将の供養塔が数多に。また、法然さん、親鸞さんなどの高僧、名僧の供養塔も。供養塔の大半は、五輪の塔(下から、地、水、火、風、空)の形で建てられていて、いつの時代に建てられたのかを確認するには、下から数えて3番目の『火』の形を見れば、よくわかります。四方の先端がなだらかであれば、穏やかな時代であった事を表し、四方の先端が鋭く反(そ)り立っておれば、戦火激しき戦国の世に作られた物と判断を。これから先、日本はまた、この様な四方が鋭く反り立つお墓を、建てにゃならん時代(戦争)が来るのかな。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、12月1日になります。











【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 女性が結婚相手を選ぶは、競馬で馬券を買うに同じ。勝ち馬を見定めて、自分の全人生をその1点に賭ける。人生最大のギャンブルにて。

2024-11-23 14:29:50 | 法話

【11月25日投稿分】


1年程前のこの時期でしたかね、読者の若者からメールで「住職の過去の法話の中で、こんな話が投稿されてましたよね。『ディズニーランド一望のスウィートルームで結婚を申し込んだ男性が、2度とこんな贅沢はしてくれるなと、倹約家の彼女にしこたま怒られた』という話が」と。対し拙僧「はいはい、ありましたね。『しっかりとした、よか女性に巡り会えてよかったですね』と、その男性に言ったという話でしょ」「そうです。その事で住職が後書で『拙僧の個人的見解ですが、サプライズ好きは、サプライズをしている自分が好き。そんな自分に酔いしれているだけ』という言葉を。が、そんなのは住職の偏見ですよ。函館の夜景一望のスウィートルームを、俺は予約しました。そこで一世一代のプロポーズを、彼女にします。結果はお知らせます」と1年前、意気揚々の反論メールが。


11月に入り、その読者の若者から1年振りに連絡がありまして、彼曰く「私の事を覚えてますか、住職。心の傷が癒えたので、連絡しました。住職が『拙僧の経験範疇ですが、サプライズ好きに、長続きしたカップルを見た事がない。サプライズは徐々にエスカレートしていき、サプライズをしないと相手を繋ぎ止める事が出来なくなり、心もお金も追い込まれていく。遂には、無理が重なって終わりを迎える』と。はい、残念ですが、そうなりました。せめて片方が、サプライズを拒否する人間でないと、両方がサプライズ好きでは、泥沼に入り込んで、結局、長続きはしませんでした」と。


返して拙僧、その読者若者に「まあ、どんな事でも一概には言えないが、無理のし過ぎの大半は、壊れる結果になるかな。拙僧の家内は、お金を非常に大事に扱う人で、お陰でお寺の存続も細々だが、成り立っています。旦那がお金にザルもあかんが、奥さんがザルは、もっとあかんかな。檀家、知人の中にも、毎朝1000円の生活費を奥さんに手渡して出勤している旦那さんがいますが、そんな家庭は、奥さんが浪費家というケースが多い。そんな旦那ってどうなの、と思う人達も当然いるでしょうが、拙僧も同様に『そんな旦那は、どうなのかな』とは思いますよ。が、人がそうする(動く)からには、そうする(動く)だけの理由が、必ずありますもんね。その様な事例が拙僧の周囲には、ちらほら、とあるかな。参考になれば、何かの参考にしてちょうだい」と。


結婚といえば先日、檀家の若者から「住職さん、俺、今の彼女と絶対に結婚したいんだ。だけど、なかなか返事がもらえないんだ。何でだろう。俺に何か問題があるのかな」と拙僧に泣き言を。この檀家の若者との付き合いは、結構に長いので『これが要因かな』と予想出来るものを拙僧、この若者に進言を。「女性側の性格にもよるが、じゃ、1例だよ。知人の女性がこんな事を言ってたよ。『40年程前ですが、夜の11時頃、近道の山越えをして家に送ってもらっていた時、車が突然故障して動かなくなったんですよね。すると、当時付き合っていた今の主人が、シートを倒して私に《ジタバタしたってしょうがない。朝になって明るくなったら、誰か通るだろ。もし通らなかったらその時は、歩いて車屋を見つけに行こう。寝よ、寝よ》と、全く焦る様子もなく、騒ぐ事もなく、スヤスヤと。その時、この人と結婚しよう、と決めたんですよね』と言われてたよ」と、この檀家の若者に。


続けて拙僧「この逆が、その昔に流行った『成田離婚』というやつかな。『外国旅行(新婚)中に、頼りなさを露骨に見せられた』が理由で、帰国直後の成田で女性(新妻)から三行半(みくだりはん、意味はググって)を。人は『追い込まれた時の行動、腹を立てた時の行動、誰も見てない時の行動』で、その人の本性が見えてくると。女性は本能的(動物的感)に、そこんとこを見る力が備わってるのかもよ。それ(人間性)を見て、今の今まで好きだったのが、いきなり反転して拒否反応に。残念ながら、拙僧の狭い範疇の中でも、よく聞く話かな。特に『決断出来ない男性』は、幻滅の対象になるケースが多い様な気がするよね。さて、こんな話でいいかい」と紹介すると、この檀家の若者が、暫く無言に。


これは余談ですが、檀家の100歳(当時)の婆様が以前、こんな事を言っておりました。「わしら戦時中の女性は、戦争で、金やら、銀やら、皆死んで、残り物の中から、掘り出し物を選ばにゃならんかった。選ぶのも、女の器量の1つじゃった。女性が結婚相手を選ぶは、競馬で馬券を買うに同じったい。勝ち馬を見定めて、自分の全人生をその1点に賭けるんじゃ。結婚は、人生で最大のギャンブルじゃよ、若(拙僧の事)」と。まあ、男性側からも同じ事は言えるでしょうが、面白い婆様でしたね。そうです「でしたね」とは、言いたい放題言って数年前に檀家の婆様、向こうに逝ってしまいました。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の法話は、12月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 国民民主党党首もそう、お笑い芸人さんもそう、女性問題は当人と家族、関係者の問題。仕事の分野は別、だと思うが。

2024-11-21 18:57:12 | 法話

【臨時法話】


檀家の医師が「住職さん、番組『水曜日のダウンタウン』で、心理合戦の『電気イストーナメント(1から12のイスを取り合う。詳細はググって)が。このゲームは面白い。よく考えられてる。第1回王者の岡野陽一さんと劇団ひとりさんが対戦したが、圧倒的勝利で岡野さんが勝った。常日頃、ギャンブルをやって『クズ芸人』呼ばれている岡野さんだが、こんなゲームになると、日々磨かれている感が冴えるのかな。このゲーム、案外にギャンブラー芸人が強い印象がある。住職さんの見解は」と。『この医者は何を言ってんだ』と思われている読者さんもいるでしょうが、医師だからこそ、興味(人の心理)があるのかも知れませんよ。様々な人の人生に対応する拙僧も、このゲームには興味があります。


この医師の問い掛けに対し、拙僧「ギャンブルの是非は兎も角『真剣に取り組んでいる事は、何かしら身に付いている』という事なんでしょうかね。つまり、無駄な事は何もない、という事ですかね。その身に付いたものを、どの様に人生に活かしていくかは、その人次第ですけどね。特にギャンブルは、周囲を巻き込む危険がありますから。こんな言葉を檀家のご老人が言ってました。『悪に強い者は、善にも強い。中途半端が1番あかん。とことん悪い事をする者が、心を切り替えたら、今度はとことん善い事をする。つまり、何でもが一生懸命、という事だ』と。この言葉は、芯を付いていますね」と、この檀家医師に。


お笑い番組を『くだらないもの』と決め付けている人達が結構におられますが、何でもがそうですが『否定から入ったら、得るものはない』ですもんね。お笑い芸人さん達は、超真面目にふざけて、道化者の振りをして、世の中に癒しを与えてくれております。拙僧は人前で1時間、2時間、法話する事が多々ありますが、人を退屈させずに、ずっと惹きつけ続けるは、そう簡単な事では。拙僧がお笑い番組を録画してまで見ているは、話の間の取り方を含む、人を惹きつけるテクニックを勉強させてもらうため、かな。


 【余談】

知人の30代男性が「住職はお笑いが大好物みたいですが、この度の松本人志さんの一件についてどう思われてますか。週刊誌側の言い分が本当なら、松本さんは駄目ですよね」と。対し拙僧「1年前から『この一件について、どう思うか』と方々から問われてきたが、拙僧の情報源は、ヤフーニュース、週刊誌、ワイドショーと、自分の目や耳で直に、真実を確かめる事の出来ないものばかり。ご本人との接触もないし、そうなれば、世間の大騒ぎに乗っかる気はないな。君は確か、松本さんが大好きじゃなかったか。常日頃から『お笑い芸人さんに、品行方正など求めてない』とか『お笑い芸人さん同士の私生活の暴露合戦は、最高に面白い。腹抱えて笑ってる』とか『持病の自律神経の乱れ(自律神経失調症)を和らげてくれる笑いを提供してくれて、助かっている』とか言ってなかったかい。叩かれて埃(ほこり)の出ない人間など、恐らく誰1人もいないよ。お笑い芸人さんのその埃で君は、心を癒されてたんだろ。極端な事を言わせてもらえば、それはそれ、これはこれ、という考え方を持たなければ、国民全員が叩かれる対象となりゃせんかな。それより、松本さんのご家族の方が、拙僧は心配だわ」と。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、11月25日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今現在、ここに生きる人達の、生活の基盤を作ってくれた人達の、1つの事例を今日はお話を。

2024-11-19 12:14:42 | 法話

【11月20日投稿分】


一昨日、リバーウォーク(小倉城前)の中にある北九州芸術劇場で行われているお芝居に、家内が拙僧を連れて行ってくれました。こんな料金で観劇する事が出来るのか、という程の有名俳優さんや、劇団さんがこの北九州芸術劇場に。この度の演劇内容は、第二次世界大戦中に活動していたある劇団に纏(まつ)わるものでしたが、B29襲来、爆撃、防空壕の話題が出る度に拙僧、わが寺の檀家さんの事を思い出しながら見ておりました。


もう20年以上前になりますかね、拙僧が40代の頃、90代半ば(当時)の檀家婆様が他界し、その葬式後に初七日の取り上げで、自宅の方へ赴いた時のこと、子供達が、まあ、子供達といっても皆、70代(当時)ですが、その長男さんが拙僧に「東京大空襲の時、私達の家族は皆、東京に住んでおりました。空襲警報が鳴ると、家族は皆、最寄りの防空壕の中に。ある日、その防空壕の前で爆弾が。爆風と共に色んな破片が防空壕の中へ。その時、父親が咄嗟に母親を庇って、爆風を自らの体で受けて。その父親の体を何かしらの破片が貫通し、母親の体にめり込みました。父親は即死でしたが、母親は父親のお陰で命だけは。その数十年後『母親の体にめり込んだあの破片、どうしたのかな』と、ふと思い、母親にその事を尋ねると『もう手術したよ』と。でも、母親が手術したという覚えがないし、疑問は抱きまがらも、その時はそれ以上は、追求しませんでしたが」と。


続けて長男さんが「通夜の日の朝、家の中で探し物をしていた時、偶々母親の日記が出てまいりまして、皆で『ああだ、こうだ』と思い思いの事を言いながら、手を止めて読んでおりますと、その日記の中に『私のお腹の中には今も、主人のお肉通しの破片が入っております。この破片は私にとっては宝物です。目を閉じるその日まで、主人と共に生きていきます』なる一文が。火葬後の収骨の時、本当かな、と思いながら遺骨の中を探してみると、なんと本当に金属の破片が。皆、言葉を失い、しばらくの間、沈黙となりました。住職さん、母親は父親亡き後、再婚もせず、5人の子供を1人で育ててくれました。住職が葬儀の後の法話で遺族、会葬者さんに『葬式は故人の、人間卒業式。お疲れ様でした、の慰労会ですよ。故人にお世話になったは、家族、親族だけに非ず。故人にお礼を言わにゃならん人が、他にも数多に。家族葬にすれば、その人達の恩返しする場所を奪う事に。最期ぐらいはみんなで、故人を労って送ってあげましょうや』と。本当にそう思いました。住職、夫婦の絆って、何なんでしょうね」と、その婆様の長男さんがしんみりと。


過去の思い出を蘇らせてもらえるご縁って、日常生活の中においても、結構沢山ありますよね。拙僧にとっては、このお芝居がそうでしたが。これは余談ですが、日本人の平均寿命って、縄文、旧石器時代が、15歳前後と。古墳、弥生時代が、20歳前後と。飛鳥、奈良、平安時代が、30歳前後と。鎌倉時代が、25歳前後と。室町時代が、15歳前後。室町時代はやはり、応仁の乱を皮切りに戦国時代へと流れていったが、大きく影響したんでしょうね。安土桃山時代が、30歳前後と。江戸時代は、40歳前後と。明治、大正時代が、45歳前後であったとの事。昭和30年の頃は、65歳前後で、平均寿命が80歳を超えたは、平成の時代に入ってから。戦時中の昭和20年前後は、30歳前後と。この時、平均寿命が下がった理由は、言わずとも知れておりますが、戦没者(兵隊さんも含む、戦争犠牲者)によるものでしょうね。


思えば、大戦でボロボロにされたこの国(日本)が、昭和20年(終戦の年)から昭和43年の僅か23年で、世界第2位の経済大国に。日本人の努力、勤勉さが、伺える事例ではありますが、何といっても、その時の最大の功労者は、5人、10人と産んで育ててくれた女性陣の働きにて。それも、世界第2位の経済大国に押し上げる事の出来る、素晴らしい人材を数多に育て上げた、という事ですもんね。この法話の中の婆様も、その功労者の1人という事にて。武田信玄公が言われたとされる『人は城、人は石垣、人は堀』は、真理の中の真理。国を支えるその『人』というが現在、この国は段々と。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、11月25日になります。添付写真は、北九州芸術劇場。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 諺に『親の因果が子に報う』という言葉が。良い事も悪い事も、それなりに子に流れていく。水は高い所から、低い所に。

2024-11-17 17:51:45 | 法話

【臨時法話】


昨日(日曜日)、結婚に躊躇している檀家30代男性の話を1時間程聞きました。その話を聞きながら、以前(数年前)、法話の読者が胸の内を淡々と述べてきた話を思い出し、その話を拙僧、この檀家30代の男性に。「その読者男性は拙僧に『吉本興業の坂田利夫さんが、生涯結婚をしない、と決めた理由は、自分が、アホ、と言われるは構わない。が、わが子が、アホの子供、と言われるは、可哀想過ぎるから、と言われてました。親の因果が子に報う、という言葉がありますが、私は就職の時にも、結婚の時にも、この親の子供か、が理由で駄目になりました。今は情報を得ようと思えば、結構簡単に手に入る時代ですもんね。それが犯罪ともなれば、尚の事ですよね。が、捨てる神あれば拾う神ありで、親は親、子は子、と判断してくれる人との縁が幸運にも貰え、就職も、結婚も。腐らず、真面目にやっておれば、きっと誰かが見てくれている、と信じて。私は、運も良かったと思います』と、その様に読者の男性が言ってたよ」と。


続けて拙僧、檀家30代男性に「君と少しだけ境遇が似てるだろ。他にも事情はそれぞれ違うが、気の毒な家庭環境の中で生活している子供が、檀家の中にはリアルタイムで何家かある。嘗ては、気の毒な環境を乗り越えられた者も、乗り越えられなかった者も。乗り越えていった人達は皆、葛藤しながらも、自分で切り開いていったかな。挫けそうな時には拙僧のところに来て、鬱憤(うっぷん)をぶちまけていたが。黙って聞く事ぐらいなら拙僧にも出来るから、遠慮せずにお寺においで」「有難うございます」と、この男性が。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、11月20日になります。