先日、80代老婆が27歳で他界された息子さんの25回忌でお寺に。法要後、老婆が「夫が早くに病死して息子を私1人で。当時、彼女さんは1年以上も息子の仏壇に。3回忌の時『もうこれで、お互い区切りを』と彼女さんに。以来、1度も。風の便りでは今、3人のお子さんとご主人と幸せな家庭を」と、深く溜息を。
【追伸】
この80代檀家老女が「住職さん、間違いなく彼女さんは『自分がいつまでも顔を出してたら』と思いやりから、恐らくあれ以来1度も。それが正しいんだ、と思います。ただ、息子が事故死した25年前の状態で、私の時間はそこでストップしたままです。私達親子とは別に、周囲の時間が進んでいる事に羨む心がないと言えば、嘘になります。こんな気持ち、住職にしか言えないので、許して下さいね」と。この老女は現在、老人ホームで1人暮らし。何かあれば、病院から、ホームから、お寺の方に連絡があり、拙僧と家内が対応する様に手はずが。
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