最近心不全で亡くなる方が多いと聞きます。
まあ、原因は分かっていますが。
心不全とは特定の病気ではなく、心臓の機能が落ちて体に不調が起きる症状です。
隠居はこれで2回入院しました。
この心不全、ガンより予後が悪いそうです。
つまり5年後の生存確率がガンより低い。
怖い病気なのです。
で、この心不全、原因はいろいろあるらしいのですが、一番はやはり心臓病。
心筋梗塞や狭心症、心筋症や弁膜症などがあるようですが、高血圧や不整脈が原因の場合もあるようです。
ちなみに隠居は拡張型心筋症(難病)です。
隠居の場合に限った話になりますが、この心不全の状態に入ると一気に症状が進み、あっという間に大変な状態になります。
増悪サイクルと言うのがあるらしく、一気に、そして次々と死へ近づく症状が発生します。
出来るだけ早く症状を察知し、病院へ行く事が重要です。
病院と言っても小さな病院ではなく、専門の科がある大きな病院へ行く事をお勧めします。
大きな病院は紹介状が無いと最初に法外な料金を吹っ掛けられますが、命と引き換えだと思えば安い物です。
かかりつけの開業医に紹介状を書いてもらう時間ももったいないですから。
少なくとも血液検査が病院内で出来る事が大切です。
血液検査と言っても簡単なものではなく、少なくともBNPが即時に結果が出る病院が良いでしょう。
健康な人でもいつなるか分かりません。
特に打った人は前もって近隣の病院を調べて置いた方が良いでしょう。
対応診療科は「循環器内科」の場合が多いと思います。
ネットの病院検索サイトなどでは評判なども見る事が出来ますので、病院の目星を付けておく事も重要です。
もし、友人や同僚などに通院経験がある人が居れば、情報収集しておくのも良いでしょう。
大きな病院でもヘボな医者に当たってしまうと取り返しが付かなくなる事も。
おかしいな?と思ったら、躊躇せずに別の病院へ行く事も大切です。
特に、パソコン画面ばかり見て患者と目を合わさない医師はヘボの場合が多いです。
また、患者の訴えに耳を貸さない、自分の質問だけに答えれば良い、などと言う医者はその場で診察室を出るぐらいの覚悟で。
いろいろと噂を聞くと、心臓関係はヘボ医者が多いようです。
隠居は一度大きな病院の医者と喧嘩して、他の病院を探して難民になった事があります。
でも、最終的に今の医者に行き着きました。
きっと長生きできると思っていますw
隠居の場合は重症の糖尿病も患っているので、そちらばかりを言い、心臓病は無関心の事ばかり。
個人開業医へ通っていた頃の話です。
2か月前から症状を訴えましたが知らん顔。
血液検査のデータを見るとNt-proBNPが970。
その前の検査は60だったのに。
おかしいのではないかと言うと、大丈夫、普通と。
隠居はその足で別の開業医へ。
そこで、大変な状態だからすぐに大きな病院へと言われ、大きな病院へ走りました。
入院まで1週間。
その間に症状がどんどん悪化。
結局1か月の入院になりました。
心不全の兆候ですが、元になる病気により違うようなので、隠居の場合に限ってお話しします。
まず、最初にくるのはゲップの連発。
なぜゲップが出るのかはわかりません。
心不全の症状が無くなるとゲップも出なくなります。
そして、横になって眠れない事。
横になると息が出来なくなります。
心不全で良く言われる、動悸や息切れはありませんでした。
2回目に入院した時は個人開業医で2か月間無駄に過ごしたので、さらに症状が悪化しました。
横になって眠れない、ゲップ連発以外に足がむくみました。
しかも、パンパンにむくんで皮が裂けそうになりました。
そしてそして、ついに玉袋が巨大化し始め、竿が袋の中に飲み込まれました。
これには参りました。
竿がアップトリム90ぐらいでオシッコが出来ません。
本当に困りました。
腹もむくみ、食事もできない状況。
入院するまで辛い時間でした。
その他の症状はネットに色々出ているので、頭の中に入れておいてくださいね。
くれぐれも言っておきます。
我慢はダメです。
入院中の治療は薬を飲んで、塩分制限食を食べるだけ。
病院により飲水量の制限もあります。
初期は利尿剤で体に溜まった水を抜く事から始まります。
毎日、何リットルオシッコが出たか記録しますが、2回目の入院時にはオシッコが出来なかったので、尿量の計測はナシ。
治療は簡単なので恐れる事はありません。
別に心臓が悪い場合は別ですけどね。
とにかくいつも体の状態を気にお止めておく事が大切です。
これは自分だけではなく家族も同じです。
まず、おすすめは体重を毎日計って記録する事。
隠居は心不全の時には1週間で体重が10kg増えました。
それと血圧測定も大切です。
よく血圧と言うと高血圧だと思いがちですが、隠居の場合は低血圧になりました。
心臓が悪いので当然です。
上が70、下が40になった時には看護婦さんが何度も測定して、大丈夫ですか?
と言われたモノですw
本人はぜんぜん異常は感じませんでした。
酸素飽和度も測定器が安く買えるようになったので持っておいても良いかも。
酸素濃度はあまり役に立ちませんが、脈拍を連続的に測る事ができるので重宝します。
さてさて、長くなりましたが、心臓は悪化すると一気に来ます。
そして、治ったと思ってもまた来ます。
2度目の方がキツイです。
入院する度に寿命がガクンと減ります。
これは統計で証明されています。
入院しないように全力で抗う事が重要です。
心臓は他の臓器と違って、止まると終了です。
おかしくなって救急車を呼んでも間に合わない事も。
体の状態が分かるのは自分だけ。
もしもの時の為に勉強しましょう。
大きな病院の下見に行っておくのも良いかもね。
頑張って生き残りましょう!