イギリスの作家G・M・マリエットの長篇ミステリ作品『コージー作家の秘密の原稿(原題:Death of a Cozy Writer:St. Just Mystery,1)』を読みました。
ディック・フランシスに続き、イギリスの作家の作品です。
-----story-------------
裕福で年老いた大人気コージー作家のエイドリアンが、子どもたちに結婚式の招待状を送りつけてきた。
この結婚でまた遺言書が変わるのかと当惑する子どもたち。
屋敷に集まった彼らに父親が予想外の事実を告げた翌朝、相続人候補がひとり減ることに。
だれもがあやしい殺人事件に挑むセント・ジャスト警部の推理の行方は?
皮肉の効いた筆致が光る、アガサ賞受賞のシリーズ第一作。
訳者あとがき:吉澤康子
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2008年(平成20年)に発表されたセント・ジャスト警部シリーズの第1作にあたる作品です。
意地悪な大人気コージー作家サー・エイドリアンが、家族に結婚式の招待状を送りつけてきた… これまで数限りなく遺言を書き変え、家族をもてあそんできたサー・エイドリアンが、また何かを企んでいるのか?
そして、莫大な財産の行方に気が気ではない彼らが予想外の事実を告げられた翌朝、相続人候補がひとり減ることに── 誰も彼もがあやしい事件に、セント・ジャスト警部は手も足も出ず……。
アガサ・クリスティの作品を読んでいるようなクラシックな雰囲気が印象的な作品でした… コージー作家サー・エイドリアンのシリーズ作品の主人公ミス・ランプリングのモデルがミス・マープルだったり と、過去の名作を茶化しているようなところも好きですね、、、
遺産相続に絡むサー・エイドリアンの再婚相手ヴァイオレットとサー・エイドリアンの子供たちの確執、兄弟妹の間での不信感、義母ヴァイオレットが夫殺しの真犯人と疑惑をかけられた過去の殺人事件との関連性、次々と判明する関係者の過去や別な顔… 殺害の動機は怨恨なのか?遺産相続なのか? 謎に次ぐ謎という構成も愉しめました。
真相究明に向けて畳みかけるような終盤の展開や、皮肉だし辛辣なイギリスの作品らしいユーモアが詰まっているところにもアガサ・クリスティっぽさを感じました… セント・ジャスト警部シリーズの続篇を買っているので、続けて読もうと思います。
ディック・フランシスに続き、イギリスの作家の作品です。
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裕福で年老いた大人気コージー作家のエイドリアンが、子どもたちに結婚式の招待状を送りつけてきた。
この結婚でまた遺言書が変わるのかと当惑する子どもたち。
屋敷に集まった彼らに父親が予想外の事実を告げた翌朝、相続人候補がひとり減ることに。
だれもがあやしい殺人事件に挑むセント・ジャスト警部の推理の行方は?
皮肉の効いた筆致が光る、アガサ賞受賞のシリーズ第一作。
訳者あとがき:吉澤康子
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2008年(平成20年)に発表されたセント・ジャスト警部シリーズの第1作にあたる作品です。
意地悪な大人気コージー作家サー・エイドリアンが、家族に結婚式の招待状を送りつけてきた… これまで数限りなく遺言を書き変え、家族をもてあそんできたサー・エイドリアンが、また何かを企んでいるのか?
そして、莫大な財産の行方に気が気ではない彼らが予想外の事実を告げられた翌朝、相続人候補がひとり減ることに── 誰も彼もがあやしい事件に、セント・ジャスト警部は手も足も出ず……。
アガサ・クリスティの作品を読んでいるようなクラシックな雰囲気が印象的な作品でした… コージー作家サー・エイドリアンのシリーズ作品の主人公ミス・ランプリングのモデルがミス・マープルだったり と、過去の名作を茶化しているようなところも好きですね、、、
遺産相続に絡むサー・エイドリアンの再婚相手ヴァイオレットとサー・エイドリアンの子供たちの確執、兄弟妹の間での不信感、義母ヴァイオレットが夫殺しの真犯人と疑惑をかけられた過去の殺人事件との関連性、次々と判明する関係者の過去や別な顔… 殺害の動機は怨恨なのか?遺産相続なのか? 謎に次ぐ謎という構成も愉しめました。
真相究明に向けて畳みかけるような終盤の展開や、皮肉だし辛辣なイギリスの作品らしいユーモアが詰まっているところにもアガサ・クリスティっぽさを感じました… セント・ジャスト警部シリーズの続篇を買っているので、続けて読もうと思います。
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