"開局20周年記念ドラマ『池波正太郎原作 上意討ち』"
先日、BS-TBSで放映していた『開局20周年記念ドラマ『池波正太郎原作 上意討ち』』を観ました。
-----story-------------
越前国・鰺岡藩「堀家」は、五万三千石を拝領する「徳川家」の譜代大名。
藩主の「堀兵庫頭忠行(宇梶剛士)」は、武芸を奨励し、領内での剣術試合を楽しみの一つとしている。
剣の精鋭がそろう中にあって、実力一、二を争うのがお先手組「森十兵衛(永山絢斗)」と、馬廻組「田中源四郎(尾上松也)」であった。
ある年、御前試合に勝ち進んだ「十兵衛」と「源四郎」は決勝戦で相まみえることに。
これまで、何度か立ち会ったことがある両者だが、いつも勝っていたのは「十兵衛」。
しかし、今回は拮抗の末、「四郎」が勝利をもぎ取った。
負けた「十兵衛」だったが、なぜか清々しさすら覚えるのであった・・・。
ある日、源四郎のいいなずけ「千里(北原里英)」が藩主の「堀兵庫頭忠行」に見初められるが、彼への思いから自害。
恨みを募らせた「源四郎」は「忠行」を殴り出奔。
「十兵衛」は「源四郎」の上意討ちを命じられる。
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「池波正太郎」の原作は読んだことがあるのですが… 原作は短篇なので、原作のエッセンスを織り込みながら、物語に膨らみを持たせた感じでしたね、、、
このネタで2時間ももつのかなー と思っていましたが、なかなか佳い作品に仕上がっており、最後まで愉しめました。
自分の許嫁を自害に追い込んだ殿様に掟破りの打擲行為におよび、自ら藩を出奔した「田中源四郎」… 殿様の理不尽な行為に怒りを覚えながらも「源四郎」の追手として“上意討ち”を命じられた「森十兵衛」、、、
追う者と追われる者の苛酷な運命が二人を翻弄する… 「何かだ!何かをせぬままでは死んでも死に切れぬのだっ」 「十兵衛」を幾度も振り切り、新たな追手を返り討ちにしながら逃走を続ける「源四郎」。
一方、焦りとともに「源四郎」に寄せる同情の念、その狭間で疲れ果てた「十兵衛」は、近江の国で行き倒れてしまうが、偶然通りかかった井ノ口村庄屋の「橋本彦八」に助けられた… 「彦八」の娘「お妙」の献身的な介抱を受け、徐々に体を回復させた「十兵衛」は、温かな人のぬくもりを感じ、新しい人生を歩み始めようとする、、、
そんな矢先、「十兵衛」と「源四郎」はまたしても遭遇してしまう… 「お主とは会わねばならぬ定めなのかな」刀の切っ先を向けた「源四郎」に「十兵衛」は静かにつぶやく……。
終盤は、「田中源四郎」に気持ちがシンクロしながら観ちゃいました… 哀しい結末でしたが、「源四郎」にとっては自分の生き方を全うできたのかもしれませんね、、、
哀しいけど、この決着を選択したことに、武士としての生き様を感じました… 感動しましたね。
-----staff/cast-------------
原作:池波正太郎「上意討ち」(新潮文庫)
脚本:金子成人
監督:服部大二
製作協力:(株)松竹撮影所
プロデューサー:遠藤宗一(BS-TBS)、足立弘平(松竹)、岡村紘野(松竹)
制作:BS-TBS/松竹株式会社
出演:
永山 絢斗 … 森十兵衛(鰺岡藩士)
尾上 松也 … 田中源四郎(鰺岡藩士)
桜庭 ななみ … お妙(庄屋の娘)
北原 里英 … 千里(源四郎の許嫁)
室 龍太(関西ジャニーズJr.) … 斎藤半平 (鰺岡藩士)
宇梶 剛士 … 堀兵庫頭忠行(鰺岡藩主)
高島 礼子 … みね(十兵衛の母)
中村 梅雀 … 橋本彦八(庄屋)
先日、BS-TBSで放映していた『開局20周年記念ドラマ『池波正太郎原作 上意討ち』』を観ました。
-----story-------------
越前国・鰺岡藩「堀家」は、五万三千石を拝領する「徳川家」の譜代大名。
藩主の「堀兵庫頭忠行(宇梶剛士)」は、武芸を奨励し、領内での剣術試合を楽しみの一つとしている。
剣の精鋭がそろう中にあって、実力一、二を争うのがお先手組「森十兵衛(永山絢斗)」と、馬廻組「田中源四郎(尾上松也)」であった。
ある年、御前試合に勝ち進んだ「十兵衛」と「源四郎」は決勝戦で相まみえることに。
これまで、何度か立ち会ったことがある両者だが、いつも勝っていたのは「十兵衛」。
しかし、今回は拮抗の末、「四郎」が勝利をもぎ取った。
負けた「十兵衛」だったが、なぜか清々しさすら覚えるのであった・・・。
ある日、源四郎のいいなずけ「千里(北原里英)」が藩主の「堀兵庫頭忠行」に見初められるが、彼への思いから自害。
恨みを募らせた「源四郎」は「忠行」を殴り出奔。
「十兵衛」は「源四郎」の上意討ちを命じられる。
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「池波正太郎」の原作は読んだことがあるのですが… 原作は短篇なので、原作のエッセンスを織り込みながら、物語に膨らみを持たせた感じでしたね、、、
このネタで2時間ももつのかなー と思っていましたが、なかなか佳い作品に仕上がっており、最後まで愉しめました。
自分の許嫁を自害に追い込んだ殿様に掟破りの打擲行為におよび、自ら藩を出奔した「田中源四郎」… 殿様の理不尽な行為に怒りを覚えながらも「源四郎」の追手として“上意討ち”を命じられた「森十兵衛」、、、
追う者と追われる者の苛酷な運命が二人を翻弄する… 「何かだ!何かをせぬままでは死んでも死に切れぬのだっ」 「十兵衛」を幾度も振り切り、新たな追手を返り討ちにしながら逃走を続ける「源四郎」。
一方、焦りとともに「源四郎」に寄せる同情の念、その狭間で疲れ果てた「十兵衛」は、近江の国で行き倒れてしまうが、偶然通りかかった井ノ口村庄屋の「橋本彦八」に助けられた… 「彦八」の娘「お妙」の献身的な介抱を受け、徐々に体を回復させた「十兵衛」は、温かな人のぬくもりを感じ、新しい人生を歩み始めようとする、、、
そんな矢先、「十兵衛」と「源四郎」はまたしても遭遇してしまう… 「お主とは会わねばならぬ定めなのかな」刀の切っ先を向けた「源四郎」に「十兵衛」は静かにつぶやく……。
終盤は、「田中源四郎」に気持ちがシンクロしながら観ちゃいました… 哀しい結末でしたが、「源四郎」にとっては自分の生き方を全うできたのかもしれませんね、、、
哀しいけど、この決着を選択したことに、武士としての生き様を感じました… 感動しましたね。
-----staff/cast-------------
原作:池波正太郎「上意討ち」(新潮文庫)
脚本:金子成人
監督:服部大二
製作協力:(株)松竹撮影所
プロデューサー:遠藤宗一(BS-TBS)、足立弘平(松竹)、岡村紘野(松竹)
制作:BS-TBS/松竹株式会社
出演:
永山 絢斗 … 森十兵衛(鰺岡藩士)
尾上 松也 … 田中源四郎(鰺岡藩士)
桜庭 ななみ … お妙(庄屋の娘)
北原 里英 … 千里(源四郎の許嫁)
室 龍太(関西ジャニーズJr.) … 斎藤半平 (鰺岡藩士)
宇梶 剛士 … 堀兵庫頭忠行(鰺岡藩主)
高島 礼子 … みね(十兵衛の母)
中村 梅雀 … 橋本彦八(庄屋)
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