イギリスの作家ディック・フランシスの長篇ミステリ作品『再起(原題:Under Orders)』を読みました。
『査問』に続き、ディック・フランシスの作品です。
-----story-------------
元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。
しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺 を遂げてしまう。
真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。
『大穴』『利腕』『敵手』に続き、不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開!
巨匠が六年の沈黙を破って放つ待望の競馬シリーズ最新作。
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2006年(平成18年)に発表された競馬シリーズの第40作にあたる作品です。
障害レースの最高峰、チェルトナム・ゴールド・カップが行なわれる当日、元騎手の調査員シッド・ハレーは競馬場を訪れ、建設会社を経営する上院議員ジョニイ・エンストーン卿から仕事を依頼された… 持ち馬が八百長に利用されている疑いがあるので、調べてほしいというのだ、、、
彼は調教師のビル・バートンと騎手のヒュー・ウォーカーが怪しいという… ハレーは依頼を引き受けるが、その直後、競馬場の片隅でウォーカーの射殺死体が発見された。
この日、ウォーカーとバートンが罵り合っているのを多くの人が目撃していた… そしてウォーカーは前夜、ハレーの留守番電話にメッセージを残していた、、、
レースで八百長をするよう何者かに脅されていたらしく、「言うことをきかなければ殺す」と言われたという… やがてハレーは思わぬ経緯でウォーカーの父親から息子を殺した犯人を突き止めてほしいとの依頼を受ける。
さらに知人から、ギャンブル法改正によって発生する不正についての調査も任される… こうしてハレーは三つの依頼を抱えることになった。そんな折、警察はバートンをウォーカー殺害容疑と八百長の疑いで逮捕する、、、
彼は証拠不十分で釈放されるが、やがて事件が起きた… そのバートンが自宅で拳銃自殺をしたというのだ。
どうしても彼が自殺したとは思えないハレーは、調査を進めていく… だが、卑劣な敵は、ハレーの最大の弱点である恋人のマリーナに照準を定め、魔手を伸ばしてきた!
シッド・ハレーが登場する物語は初めて読みましたが、シリーズ中4度目の登場のようですね… ビル・バートンの死は自殺ではなく、自殺に見せかけた殺害と信じるハレーは、ヒュー・ウォーカーの銃殺と同一犯の犯行と考えて捜査を進めますが、ハレーの捜査を妨害するために恋人のマリーナが襲われ、瀕死の重傷を負うことで窮地に追い込まれます、、、
しかし、偶然、ある人物のタンスの中を見たことをきっかけに犯人一味の一人を特定して反転攻勢… その後、一気に犯人たちを追い詰めていく終盤の展開が愉しめました。
面白かったですね… 競馬シリーズを読んだのは新旧ごちゃ混ぜで7冊目かな、機会があれば、競馬シリーズの他の作品も読んでみたいです。
『査問』に続き、ディック・フランシスの作品です。
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元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。
しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺 を遂げてしまう。
真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。
『大穴』『利腕』『敵手』に続き、不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開!
巨匠が六年の沈黙を破って放つ待望の競馬シリーズ最新作。
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2006年(平成18年)に発表された競馬シリーズの第40作にあたる作品です。
障害レースの最高峰、チェルトナム・ゴールド・カップが行なわれる当日、元騎手の調査員シッド・ハレーは競馬場を訪れ、建設会社を経営する上院議員ジョニイ・エンストーン卿から仕事を依頼された… 持ち馬が八百長に利用されている疑いがあるので、調べてほしいというのだ、、、
彼は調教師のビル・バートンと騎手のヒュー・ウォーカーが怪しいという… ハレーは依頼を引き受けるが、その直後、競馬場の片隅でウォーカーの射殺死体が発見された。
この日、ウォーカーとバートンが罵り合っているのを多くの人が目撃していた… そしてウォーカーは前夜、ハレーの留守番電話にメッセージを残していた、、、
レースで八百長をするよう何者かに脅されていたらしく、「言うことをきかなければ殺す」と言われたという… やがてハレーは思わぬ経緯でウォーカーの父親から息子を殺した犯人を突き止めてほしいとの依頼を受ける。
さらに知人から、ギャンブル法改正によって発生する不正についての調査も任される… こうしてハレーは三つの依頼を抱えることになった。そんな折、警察はバートンをウォーカー殺害容疑と八百長の疑いで逮捕する、、、
彼は証拠不十分で釈放されるが、やがて事件が起きた… そのバートンが自宅で拳銃自殺をしたというのだ。
どうしても彼が自殺したとは思えないハレーは、調査を進めていく… だが、卑劣な敵は、ハレーの最大の弱点である恋人のマリーナに照準を定め、魔手を伸ばしてきた!
シッド・ハレーが登場する物語は初めて読みましたが、シリーズ中4度目の登場のようですね… ビル・バートンの死は自殺ではなく、自殺に見せかけた殺害と信じるハレーは、ヒュー・ウォーカーの銃殺と同一犯の犯行と考えて捜査を進めますが、ハレーの捜査を妨害するために恋人のマリーナが襲われ、瀕死の重傷を負うことで窮地に追い込まれます、、、
しかし、偶然、ある人物のタンスの中を見たことをきっかけに犯人一味の一人を特定して反転攻勢… その後、一気に犯人たちを追い詰めていく終盤の展開が愉しめました。
面白かったですね… 競馬シリーズを読んだのは新旧ごちゃ混ぜで7冊目かな、機会があれば、競馬シリーズの他の作品も読んでみたいです。
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