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『ミス・マープル4 魔術の殺人』 '09イギリス

2015年12月01日 21時59分00秒 | ■映画・ドラマ
"AGATHA CHRISTIE MARPLE: THEY DO IT WITH MIRRORS"


先日、NHK BSプレミアムで放映していた『ミス・マープル4 魔術の殺人』を観ました。

-----story-------------
「A・クリスティー」原作の人気シリーズ、第4シーズンをハイビジョンリマスター版でアンコール放送!
芝居の稽古中に起きた別室での殺人事件。
鏡の中にトリックのヒントが…。

「キャリー」は3番目の夫と、自宅の敷地内で不良少年たちの更生施設を運営していた。
ある夜、「キャリー」の書斎でぼや騒ぎが起き、姉の「ルース」が怪しい人影を目撃する。
「ルース」は妹の身を心配し、友人の「ミス・マープル」に調査を頼む。
「キャリー」の家族が応接間に集まり、施設で披露する芝居を稽古していると、突然停電になり、拳銃を持った施設の少年が押し入る。
少年は取り押さえられ安どする家族だったが、別室で殺人事件が起きていた。
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原作を読んだのは約3年前… 「キャリー」が三度目の結婚をしていることから、過去の夫の子ども等が同居しており複雑な家族構成に加え、少年院の関係者や使用人等が登場し、相関関係が複雑なことは覚えていましたが、、、

真犯人や動機は忘れちゃってたので「ミス・マープル」の目線で一緒に犯人捜しをしました。

複数の登場人物がまとめられていたり、冒頭の放火事件(書斎が燃える)が追加されているところが、原作とドラマで違うようですね。


さて、物語は、

①放火により書斎が燃やされる

②何かの目的のために屋敷を訪れていた「キャリー」の最初の夫との義理の息子「クリスチャン・ガルブランセン」が刺殺される

「キャリー」が何者かに毒殺されようとしていたことが発覚する

④そして、「キャリー」との関係を戻そうと屋敷を訪れていた2番目の夫「ジョニー・レスタリック」が殺される

と事件が発生しますが、、、

うーーん、共通する動機が見当たらず、犯人の見当が付かなかったですね。

結局は「キャリー」の男性遍歴や慈善事業への熱心過ぎる取り組みが原因でしたねぇ、、、

現在の夫「ルイス・セロコールド」が、妻を愛するあまり厚生施設の財政破綻を隠すために行っていた不正会計の発覚を恐れ上述の①と②を実行したうえ、③で操作を攪乱し、愛する妻が奪われることを恐れ④を実行という結末でした。


「クリスチャン・ガルブランセン」が刺殺された際のトリック… 「エドガー・ローソン」の一人二役は、なかなか面白かったですね。

登場人物が多く、相関関係が複雑で、トリックに面白さがあるところは「アガサ・クリスティ」らしさを感じさせる作品でした。



-----staff/cast-------------
演出:アンディ・ウィルソン
製作総指揮:ミシェル・バック
      ダミアン・ティマー
原作:アガサ・クリスティ
脚本:ポール・ラトマン
出演:
 ジュリア・マッケンジー ミス・ジェーン・マープル
 アレックス・ジェニングス カリー警部
 ショーン・ヒューズ レイク巡査部長
 ペネロープ・ウィルトン キャリー・ルイーズ
 ブライアン・コックス ルイス・セロコールド
 エマ・グリフィス・マリン ジーナ・ハッド
 サラ・スマート ミルドレッド
 マキシン・ピーク ジョリー・ベレバー
 エリオット・コーワン ウォーリー・ハッド
 リアム・ギャリガン スティーブン・レスタリック
 トム・ペイン エドガー・ローソン
 イアン・オギルビー ジョニー・レスタリック
 ナイジェル・テリー クリスチャン・ガルブランセン
 ジョーン・コリンズ ルース・フォン・ライドック
 ジョーダン・ロング アーネスト
 アレクセイ・セイル マーベリック医師



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