"男はつらいよ 噂の寅次郎"
先日、BSテレ東で放映していた『男はつらいよ 噂の寅次郎』を観ました。
-----story-------------
旅の途中、静岡県の大井川にかかる蓬莱橋で「雲水(大滝秀治)」に、「女難の相」があると見立てられた「寅さん」。
早速、失恋した「小島瞳(泉ピン子)」を慰める。
さらに、木曽路をゆくバスの中で、博の父「ひょう一郎("ひょう"は"風偏に票")(志村喬)」と再会。
『今昔物語』を例えに「人生の儚さ」を教えられ、柴又へ戻ってくる。
ちょうどその頃、とらやには、美しい女店員「荒川早苗(大原麗子)」がつとめていた。
美人の出現に『今昔物語』もなんのその、張り切る寅さんだったが…
離婚を決意して別居中の美しき人妻「荒川早苗」に「大原麗子」。
「早苗」と二人きりのとらやでの「寅さん」のリアクションがおかしい。
第1作、第8作に続いて、これが三度目となる「志村喬」演じる、「博」の父と「寅さん」の絶妙のやりとり。
コミュニケーション不全の「博」よりも、「ひょう一郎」と「寅さん」との関係は濃密である。
『今昔物語』が、いつしか『コンニャク物語』になってしまう「寅さん」にとって、やはり美女の出現は、人生そのもの、という展開の妙。
「早苗」のいとこで、彼女に密かな好意を寄せている高校教師「添田肇」を、東映の「室田日出男」が好演している。
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1978年(昭和53年)に公開されたシリーズ第22作… 「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。
「寅さん」が旅先で見る夢は時代劇の柴又村… 百姓の娘の「おさく」は、「寅地蔵」にお供えをして祈る、、、
悪い商人の「タコ兵衛」が百姓一家に借金を返せと迫り、「おさく」が身を売ることになるが、高僧の姿をしてそこに現れた、地蔵の化身の「寅さん」が、「タコ兵衛」たちを倒し、小判や米俵などを出現させて、百姓一家を救うのであった。
亡父の墓参りに来たが、早合点で大喧嘩して旅に出た「寅さん」は、バスで偶然「博」の父「ひょう一郎」に会い、宿屋でのドンチャン騒ぎまで世話になった… そんな「寅さん」をみた「ひょう一郎」は、『今昔物語』の話をし、人生の機微を考えさせた、、、
柴又へ戻った「寅さん」は求人募集で来た「早苗」を気に入ったが、夫と別居中の「早苗」は、離婚届を出し自立を考えていた… そんな「早苗」のためにとらやは夕食会を開き、「早苗」も優しい「寅さん」に感謝の気持を示した。
しかし転勤の決まった高校教師「添田」が「早苗」に会いに来た… 「添田」は外出している「早苗」を暫く待っていたが、意を決するように立ち上がると、手紙と預金通帳を、「早苗」に渡すように、「寅さん」に託して立ち去るのだった、、、
「添田」が出て行くと、入れちがいに「早苗」が戻って来た… その手紙は、「僕は学校を辞めて、故郷の小樽に帰るが、「早苗」は、頑張って生きて欲しい」という内容で、預金通帳には、百万円の数字が一行目に記入されていた。
「添田」の気持を悟った「寅さん」は、「早く後を追え、今ならまだ駅にいる」と躊躇する「早苗」を説得するのだった… 「寅さん」の顔を凝視していた「早苗」は、振り返ると、駅に向かって駈けだした、、、
翌朝、例によって、家族の止める声を背に受けて、旅に出る「寅さん」の姿があった……。
今回の恋は、「寅さん」自ら身を引くパターンでしたね… 普段は、気遣いができない性格なのにねー こういう時だけは、他人の気持ちがわかるんですよね、、、
哀しいけど、「寅さん」らしい展開… 好みの展開でしたね。
-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫
小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純
助監督:五十嵐敬司
出演:
渥美清 車寅次郎
倍賞千恵子 さくら
下絛正巳 車竜造
三崎千恵子 車つね
太宰久雄 社長
佐藤蛾次郎 源公
前田吟 諏訪博
中村はやと 諏訪満男
笠智衆 御前様
大原麗子 荒川早苗
中村はやと 諏訪満男
室田日出男 添田肇
泉ピン子 小島瞳
志村喬 諏訪ひょう一郎
桜井センリ 友子の亭主
吉田義夫 おさくの父親
大滝秀治 旅の雲水
先日、BSテレ東で放映していた『男はつらいよ 噂の寅次郎』を観ました。
-----story-------------
旅の途中、静岡県の大井川にかかる蓬莱橋で「雲水(大滝秀治)」に、「女難の相」があると見立てられた「寅さん」。
早速、失恋した「小島瞳(泉ピン子)」を慰める。
さらに、木曽路をゆくバスの中で、博の父「ひょう一郎("ひょう"は"風偏に票")(志村喬)」と再会。
『今昔物語』を例えに「人生の儚さ」を教えられ、柴又へ戻ってくる。
ちょうどその頃、とらやには、美しい女店員「荒川早苗(大原麗子)」がつとめていた。
美人の出現に『今昔物語』もなんのその、張り切る寅さんだったが…
離婚を決意して別居中の美しき人妻「荒川早苗」に「大原麗子」。
「早苗」と二人きりのとらやでの「寅さん」のリアクションがおかしい。
第1作、第8作に続いて、これが三度目となる「志村喬」演じる、「博」の父と「寅さん」の絶妙のやりとり。
コミュニケーション不全の「博」よりも、「ひょう一郎」と「寅さん」との関係は濃密である。
『今昔物語』が、いつしか『コンニャク物語』になってしまう「寅さん」にとって、やはり美女の出現は、人生そのもの、という展開の妙。
「早苗」のいとこで、彼女に密かな好意を寄せている高校教師「添田肇」を、東映の「室田日出男」が好演している。
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1978年(昭和53年)に公開されたシリーズ第22作… 「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。
「寅さん」が旅先で見る夢は時代劇の柴又村… 百姓の娘の「おさく」は、「寅地蔵」にお供えをして祈る、、、
悪い商人の「タコ兵衛」が百姓一家に借金を返せと迫り、「おさく」が身を売ることになるが、高僧の姿をしてそこに現れた、地蔵の化身の「寅さん」が、「タコ兵衛」たちを倒し、小判や米俵などを出現させて、百姓一家を救うのであった。
亡父の墓参りに来たが、早合点で大喧嘩して旅に出た「寅さん」は、バスで偶然「博」の父「ひょう一郎」に会い、宿屋でのドンチャン騒ぎまで世話になった… そんな「寅さん」をみた「ひょう一郎」は、『今昔物語』の話をし、人生の機微を考えさせた、、、
柴又へ戻った「寅さん」は求人募集で来た「早苗」を気に入ったが、夫と別居中の「早苗」は、離婚届を出し自立を考えていた… そんな「早苗」のためにとらやは夕食会を開き、「早苗」も優しい「寅さん」に感謝の気持を示した。
しかし転勤の決まった高校教師「添田」が「早苗」に会いに来た… 「添田」は外出している「早苗」を暫く待っていたが、意を決するように立ち上がると、手紙と預金通帳を、「早苗」に渡すように、「寅さん」に託して立ち去るのだった、、、
「添田」が出て行くと、入れちがいに「早苗」が戻って来た… その手紙は、「僕は学校を辞めて、故郷の小樽に帰るが、「早苗」は、頑張って生きて欲しい」という内容で、預金通帳には、百万円の数字が一行目に記入されていた。
「添田」の気持を悟った「寅さん」は、「早く後を追え、今ならまだ駅にいる」と躊躇する「早苗」を説得するのだった… 「寅さん」の顔を凝視していた「早苗」は、振り返ると、駅に向かって駈けだした、、、
翌朝、例によって、家族の止める声を背に受けて、旅に出る「寅さん」の姿があった……。
今回の恋は、「寅さん」自ら身を引くパターンでしたね… 普段は、気遣いができない性格なのにねー こういう時だけは、他人の気持ちがわかるんですよね、、、
哀しいけど、「寅さん」らしい展開… 好みの展開でしたね。
-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫
小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純
助監督:五十嵐敬司
出演:
渥美清 車寅次郎
倍賞千恵子 さくら
下絛正巳 車竜造
三崎千恵子 車つね
太宰久雄 社長
佐藤蛾次郎 源公
前田吟 諏訪博
中村はやと 諏訪満男
笠智衆 御前様
大原麗子 荒川早苗
中村はやと 諏訪満男
室田日出男 添田肇
泉ピン子 小島瞳
志村喬 諏訪ひょう一郎
桜井センリ 友子の亭主
吉田義夫 おさくの父親
大滝秀治 旅の雲水
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