じゅうのblog

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『拳銃王』 1950年アメリカ

2021年10月13日 22時04分00秒 | ■映画・ドラマ
     "The Gunfighter"


先日、NHK BSプレミアムで放映していた『拳銃王』を観ました。

-----story-------------
西部一の早撃ちと噂される男が、名前を隠して教師をしている妻のもとを訪れる。
そこは、彼の親友が銃を持たない保安官として治安をあずかる穏やかな町だったが、サルーンに彼がやって来たという話が伝わると、小学校の男子生徒たちをはじめ、町中の男たちが見物に集まり、女たちは眉をひそめた。
彼に息子を殺されたと思い込み、命をねらう老人もいる。
また、イキがった若造の荒くれがつけ回す。
そして、そこに立ち寄る前の宿場で、やむなく撃ち殺した男の兄たちが現れる時間も近づく。
彼はその三兄弟に襲われたとき、馬を奪いとったのだが、三兄弟が徒歩ででも追いかけてくるのは目に見えていた。
最早、一刻の猶予もないのだが、彼は一目妻に会いたくて、代理に立てた知り合いの婦人の返事を待つ……。
“早撃ち”の宿命を背負う男=「ジミー・リンゴ」「ペック」、妻「ペギー」「ウェスコット」、酒場の亭主は「K・マルデン」、保安官を「M・ミッチェル」
いずれも好演で、『真昼の決闘』にも似た時間とのたたかいが描かれるソリッドなウェスタン。
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「グレゴリー・ペック」主演の西部劇だったので観てみました… ガンマンの哀しい運命を描いた作品でしたね。



西部きっての速射の名人とうたわれ、悪名一世に轟き渡っていた「ジミイ・リンゴ(グレゴリー・ペック)」は、やくざから足をあらい、別れた妻と再縁して平和な生活に戻ろうと、彼女の元へ急いでいた… 途中、彼に喧嘩を売って名を揚げようとしたチンピラを正当防衛で射倒した彼は、被害者の3人の兄たちからつけ狙われつつ、妻の住むカイアンの町へ辿り着いた、、、


「リンゴ」来るの報に町は大騒ぎになったが、昔彼の仲間であった保安官の「マーク(ミラード・ミッチェル)」は、妻との話がつき次第、直ちに町を立退くよう、彼に忠告した… しかし妻の「ペギー(ヘレン・ウェスコット)」「マーク」に向かって、夫とは会いたくないとつっぱね、一方酒場で事の成行きを案じている「リンゴ」の所へはやくざの「ハント(スキップ・ホメイヤー)」が喧嘩を売りに押しかけて来た。


「マーク」から妻の意中を聞いた「リンゴ」はおとなしく町を去ろうとしたが、偶然旧い女友達の唄手「モリー(ジーン・パアカア)」が彼をみつけ、妻をもう1度口説くことを約したので、彼も追手が迫るまで待つことになった… 保安官は気負い立つ「ハント」を町から去らせ、そしてやっと「リンゴ」は駆けつけた妻と息子に会うことが出来、1年後の再会を約した。


その時3人の追手は酒場の外へ迫り、保安官がそれを発見して、出発しようとした「リンゴ」は間一髪で難を免れたが、瞬間、物陰からの「ハント」の1弾が彼を倒した、、、


「リンゴ」は、自分を射った青年に、死ぬまでやくざの苦しみをなめるがいいと叫びつつ、息を引き取った… 「リンゴ」の葬式の日、町からは新しいやくざの英雄「ハント」が旅立っていく。


哀しい展開でしたが… 死ぬ事で「リンゴ」は永遠の安らぎを得たのかもしれませんね、、、

追われる苦しみを「ハント」に背負わせて… 「ペギー」が胸を張って堂々と「リンゴ」の妻だと宣言するエンディングが印象的でした。


-----staff/cast-------------
監督:ヘンリー・キング
製作:ナナリー・ジョンソン
原作:アンドレ・ド・トス
   ウィリアム・ボワーズ
脚本:ウィリアム・ボワーズ
   ウィリアム・セラーズ
撮影:アーサー・C・ミラー
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:
 グレゴリー・ペック
 ヘレン・ウェスコット
 ミラード・ミッチェル
 ジーン・パーカー
 カール・マルデン
 スキップ・ホメイヤー
 エレン・コービイ
 リチャード・ジャッケル
 メエ・マーシュ







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