一日遅れですが、今日は夏の札幌競馬の伝統の一戦・札幌記念を検討してみます。GⅡ戦ながら、例年集まるメンバーにGⅠ馬が多く、さながら準GⅠ戦の様相です。今年もそこまではいきませんが、ハイレベルなメンバーが集まったと思います。最近どうもピント外れな予想ばかりなので、これは何とか(何としても)当てたいところです。
以下、過去10年の3着以内馬のデータをもとに、狙い馬を絞りこんでみます。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
〇宝塚記念 5頭(※該当なし)
〇安田記念 5頭(ジオグリフ⑫6着 ステラヴェローチェ⑦9着) 〇クイーンEⅡ 2頭(プログノーシス 2着 ノースブリッジ3着)
〇大阪杯 2頭(※該当なし)
〇東京優駿 2頭(※該当なし)
〇優駿牝馬 2頭(※該当なし)
〇鳴尾記念 2頭(ボッケリーニ②2着)
ちなみに、前走との間隔で言っても、中10・11週の安田記念組や、中7週の宝塚記念組、中4週の函館記念組が多いのですが、ここをステップに秋に臨む馬が多いことから、中3ヶ月以上のGⅠレベルの馬もわりと好成績です。今回で言えば、前走ドバイシーマC2着のシャフリヤールとクイーンエリザベス2世Cの2頭に注目です。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳:4頭 〇4歳:5頭 〇5歳:14頭 〇6歳:4頭 〇7歳:2頭
/〇牝馬:8頭 〇騸馬:なし
5歳が圧倒的で、牝馬の好走も目立ちます。今回5歳はジオグリフと牝馬のモズゴールドバレルの2頭ですが、どうなるでしょうか。
3)血統
洋芝だけに、ノーザンダンサー系の好成績が目に付きます。これで該当馬を拾っておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ジオグリフ :父ドレフォン(Storm Bird系)/母父キングカメハメハ(King Mambo)
・トップナイフ :父デクラレーションオブウォー(Danzig系)/母父スピニングワールド(Nureyev)
・モズゴールドバレル:父Optimizer(Smart Strike系)/母父ロックオブジブラルタル(Danzig系)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 前走GⅠ、特に海外GⅠ帰国初戦の馬に注目:函館記念組は近年不振
②上位人気堅実:勝ち馬は②人気多、①人気は過去10年勝てず
③ 5歳以下では人気馬、6歳以上では⑥人気以下が好走
④ 牝馬は⑤人気以内
⑤ 勝ち馬は重賞勝ちが必須
条件的に浮上するのはステラヴェローチェとノースブリッジの2頭で、これにシャフリヤールやプログノーシス、ジオグリフが続くといったところです。
5)宮田式バイオリズム◎
・トップナイフ 2・4・1・6
・ノースブリッジ 6・0・2・9
6)結 論
去年の1・2着馬が今年も出てきます。去年と比べてメンバーレベルがさらに上がっている感じもしないので、ここは川田騎乗(予定)のプログノーシスの①人気は確実で、連覇がなるかどうかが焦点ですが、過去、前年覇者として臨んだジャックドールもソダシも、連覇はおろか、いずれも着外に沈んでいますので、全幅の信頼をおくのもどうかな、というところです。洋芝が合うかどうかわかりませんが、香港のQEⅡC3着のノースブリッジ、安田記念6着のジオグリフ(こちらは札幌2歳Sを勝っているので、洋芝の実績はあります)は、今シーズンわりと好調なので注目していますが、勝つまではどうかなという感じは拭えません(馬場が悪ければ、ノースブリッジの評価を上げますが、週間予報によれば土日の札幌は好天のようなので)。あとは、去年⑤人気で11着に敗れたシャフリヤールですが、武騎乗で一変するかどうか。去年3歳で2着のトップナイフは今年は斤量が重くなりますし、ステラヴェローチェもどこまでやれるか半信半疑です。ということで、馬券的にはプログノーシス中心が最も妥当だと思いますが、週の頭から①人気馬を軸にするのも不本意なので、ここはあえてジオグリフの方を上位評価してみようと思います。まとめると、
◎ジオグリフ 〇プログノーシス ▲ノースブリッジ △ステラヴェローチェ……
で追い切りを待つことにします。
台風の大雨で北日本は大変ですが、すぐに次の台風も近づいて来そうで、今度は関東の番かもしれません。連休明けの株式市況もちょっと気になります。「無事」を祈るばかりです。本日もお読みいただきありがとうございました。