台風7号の接近には競馬関係者も気を揉んでいることでしょう。追い切りはともかく、輸送の日程や輸送時間が左右されるとすれば、馬の体調にかなりの負荷がかかるかもしれません(よくは知りませんが)。影響が少ないことを祈るしかないです。
さて、今日は重賞レースではありませんが、ダート1200opのハンデ戦、日曜・新潟のNST賞(新潟総合テレビ フジ系)を検討してみます。去年はアルファマムが予想どおりの差し脚を繰り出して完勝でしたが、今年は3㌔増の56㌔で出て来ます。追い込み一辺倒で長い新潟の直線が合うとはいえ、今年も届く展開になるかどうか。過去10年の傾向を見ながら考えてみようと思います。
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬
・58㌔ 1頭
・57.5㌔ 1頭
・57㌔ 2頭 ・56㌔ 2頭
・55㌔ 9頭(ヴァガボンド コパノニコルソン メズメライザー)
・54㌔ 3頭
・53㌔ 5頭(ハヤブサジェット)
・52㌔ 5頭
・51㌔ 1頭
・49㌔ 1頭
軽ハンデ馬が優勢です。特に最近の5年は連続して斤量53㌔の馬が3着以内に来ています(下位人気だとあまり信頼がおけませんが)。狙うなら、斤量の重くなる実績馬たちよりも、中ハンデ以下の馬でしょう。
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
〇越後S 4頭(*現行とは時期が異なる)
〇栗東S 2頭(サクセスローレル⑫16着)
〇天保山S 2頭(アルファマム④4着 コパノニコルソン⑪5着
コパノパサディナ⑭8着 ピンシャン⑮12着)
〇桶狭間S 2頭(※該当なし)
〇韋駄天S 2頭(※該当なし)
ちなみに前走との間隔では、中3・4ヶ月が多く、次いで中1週で、これは傾向としては珍しいパターンです。前者に該当するのが ヴァガボンド と サクセスローレル、後者はいません。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳:6頭 〇5歳:13頭 〇6歳:5頭 〇7歳:6頭
/〇牝馬:8頭 〇騸馬:2頭
5歳優勢で、最近5年は牝馬が馬券に絡む確率が高くなっています。連覇のかかるアルファマムには後押しされる好データです。
4)血統
目立つのはキンシャサノキセキ(父フジキセキ サンデー系)とサウスヴィグラス(父エンドスウィープ ミスプロ系)の産駒ですが、ここでは例年必ず一頭は3着以内馬を輩出している父ミスプロ系の馬を拾っておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・オーガスタスカイ :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス)
・サクセスローレル :父Mastery(Fappiano系)/母父Street Sense(Machiavellian系)
・ピンシャン :父Speightstown(Gone West)/母父Unbridled's Song(Fappiano系)
・マニバドラ :父Speightstown(Gone West)/母父Milwaukee Brew(Nearctic系)
・ロードエクレール :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父Mineshaft(Bold Ruler系)5)JRAホームページのデータ分析
重賞競走ではないため、JRAのホームページのデータ分析はありません。
6)宮田式バイオリズム◎
・コパノパサディナ 4・5・0・10
・サクセスローレル 4・3・1・11
・ダノンミカエル 3・0・4・4
・シゲルホサヤク 4・1・1・13
・ハヤブサジェット 3・2・0・2
・メズメライザー 4・4・1・10
7)結 論
先行勢がやり合うとすれば、去年と同様アルファマムの末脚が決まるかもしれませんが、上位人気は確実なので、別馬から狙ってみようと思います。近走パッとしないサクセスローレルが54㌔ならばおもしろい存在ですが、ここはコパノの2頭に惹かれます。距離を縮めて掲示板を外さなくなったコパノニコルソンが斤量55㌔で力を倍加させそうですので、こちらが一番手。能力的にはコパノパサディナも好戦必至ですが、こちらは斤量56㌔と1㌔多いので、その分割り引いての二番手とします。あとはメズメライザーの突っ込みと、最軽量ダノンミカエルの前残りにも一応警戒しておこうと思います。デュアリストやマニバドラは斤量が重いのでその次以降でしょうか。
ということで、まとめると、
◎コパノニコルソン 〇コパノパサディナ ▲サクセスローレル △アルファマム……
で、コパノ=コパノで決まらないかと思っています。
台風は進路が若干東寄りになってきた感じもありますが、「上陸」しないというだけで、雨風は相応に強そうです。大きな災害にならないよう祈ります。本日もお読みいただきありがとうございました。どうか無事な一日となりますように。