昨日のレースは阪神のフィリーズレヴューだけふりかえってみます。結果はエトヴプレの逃げ切り勝ち。差し脚のよい馬として注目していただけに、この先行逃げ切りはちょっと意外でした。でも、(予定どおり)2番手から差し込んできた2着のコラソンビートを最後まで抜かせませんでしたから、この粘り腰は本物です。と、まあここまでは昨日の予想の範囲でしたが、3着は中団から伸びて来たセシリエプラージュで、この馬はノーマークでした。最近好調のデムーロ騎手がうまく乗ったと思います。振り返ってみれば、上がり脚が過去3戦とも33秒台の馬でしたが、成績的には買いづらい一頭です。追い切り評価では一人だけA評価をつけている人もいましたが、他の人はだいたいC評価でしたし、追い切り時計の数字自体は目を引くところがなかったと思います。あとは「わたり」理論や「数字合わせ」などで引っかけるしかありませんが、現状この馬を馬券に加える「底力」と「技術」が自分には足らなかったなあと思います。それにしても、⑪①⑫人気の決着にしては、三連複29,030円、三連単197,830円と配当が跳ねなかったのも意外な感じで(わりとこの馬券を買ってた人がいたということですし)、まあ、気分を替えて、今週からまたがんばるしかないな、というところです。
さて、週明けのレース検討ですが、日曜のレースとしては阪神大賞典を明日に回して、皐月賞トライアルのスプリングSを事前検討してみます。有力どころが弥生賞を選択したためか、メンバー的にはやや格下同士の一戦という感じもなくはないですが、その分馬券的にはおもしろいレースと見ています。
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1)持ち時計
ここ3年馬場が渋っていますが、過去10年の良馬場での勝ち時計の平均は、全体時計で1分48秒5、上がり脚の平均が34.8秒です。去年勝ったベラジオオペラは、稍重の馬場で1分48秒9、35.7秒、その前のビーアストニッシドも稍重で1分48秒4、35.3秒です。年々時計が速くなっているところから、良馬場の目安として、1分47秒台、上がり33秒台の時計でないと勝負にならない感じもします。今回のメンバーで持ち時計上位の馬は以下のとおりです(〇数字は人気順)。
・ウォーターリヒト 02/04京都 きさらぎ賞 1分46秒8 33.8 ⑩2着
・メイショウタバル 02/17京都 つばき賞 1分46秒9 34.0 ③1着
・ジュンゴールド 11/14京都 紫菊賞 1分47秒2 34.0 ①1着
・ブエナオンダ 02/04京都 きさらぎ賞 1分47秒3 34.8 ⑦7着
・ペッレグリーニ 11/25東京 未勝利 1分47秒4 33.8 ③1着
他距離では、
・チャンネルトンネル 01/06中山 ジュニアC 1分32秒9 34.7 ⑤2着
・ジューンテイク 12/03中京 こうきやま 1分34秒0 34.7 ④1着
1⃣ベラジオオペラ 01/29東京 セントポ賞 1分48秒0 33.9 ①1着
2⃣ホウオウビスケッツ 02/18中京 フリージア 1分59秒3 34.3 ⑦1着 ※訂正
3⃣メタルスピード 03/05中山 1勝クラス 1分33秒9 35.1 ①1着
おそらく人気にもなると思いますが、きさらぎ賞2着のウォーターリヒトが時計面で上位です。あとは、実績的にジューンテイクと、前走は脚を余して4着だったとはいえ、ジュニアCで速い時計を出しているチャンネルトンネルあたりでしょう。名前がないところでは、このチャンネルトンネルに前走で先着し、33秒台の上がり脚が使えるドリーミングアップも挙げておきます。2連勝中のシックスペンスは持ち時計がともなっていないので、ここではちょっと保留です。
以下は、過去10年のレースで3着以内に入った馬たちの傾向です。
2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇朝日杯FS 4頭 (※該当馬なし)
〇ホープフルS 3頭 (※該当馬なし)
〇共同通信杯 3頭 (※該当馬なし)
〇フリージア賞 3頭 (※該当馬なし)
〇1勝クラス 3頭 (チャンネルトンネル①4着 ドリーミングアップ⑩3着)
〇セントP賞 2頭 (ペッレグリーニ③1着)
〇水仙賞 2頭 (※該当馬なし)
〇あすなろ賞 2頭 (※該当馬なし)
ちなみに、レース間隔で比較的多いのは、①中3・4週と②中3ヶ月で、③中6週がこれらに続きます。①に該当するのが、チャンネルトンネル、ドリーミングアップ、メイショウタバル、②は該当なし、③がペッレグリーニとログラールです。
3)血統
ここ3年は馬場が重かったせいか、ノーザンダンサー系が目に付きますが、良馬場が続いたそれ以前だと、サンデーサイレンス系で、「本流」筋のディープインパクトよりも、ステイゴールドの方が強い印象です。今回該当するのは、
・コスモブッドレア:父ゴールドシップ/母父ソングオブウインド(ミスプロ系)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。
①人気サイドで決着するものの①②人気は勝ちきれない
②前走1勝クラス組がねらいめ
③前走5着以下は割り引き
④東京競馬場での実績必要
データ分析:フジテレビ賞スプリングステークス 今週の注目レース JRA
①は当日にならないとわかりませんが、②~④で浮上するのが、チャンネルトンネル、ドリーミングアップ、ペッレグリーニ、ルカランフィーストの4頭です。※訂正
5)結 論
重賞出走馬たちが相応に強いと思いますが、抜けた馬も見当たらないので、ここは1勝クラスの馬たちの中から末脚のいい馬を選んでみたいと思います。◎はチャンネルトンネルです。前走は馬群をさばききれず、追い出しが遅れて4着に敗れましたが、それほど悲観させる走りではなかったと思います。これなら強敵のウォーターリヒトと互角の勝負になると見ます。あとは、連勝中のシックスペンスとペッレグリーニ、GⅠ朝日杯4着のジューンテイクあたりが相手でしょう。人気のないところでの穴はドリーミングアップでしょうか。今日のところは、
◎チャンネルトンネル 〇ウォーターリヒト ▲ペッレグリーニ でまとめておきます。
明日は春の天皇賞の重要な前哨戦、阪神大賞典を見てみます。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日無事でありますように。
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