Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

9/ 4(水) 京成杯AHの展望

2024-09-04 | 分析
 今日は秋の中山の名物レース、京成杯オータムハンデを検討してみます。アスコリピチェーノほか、3歳の実力馬が何頭か参戦してきますが、日曜は雨予報が出ているので、降り方にもよりますが、道悪巧者が台頭してよもやの結果になるかもしれません。そのあたりを気にしながら、有力馬を探してみようと思います。
 過去10年の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※( )内は今回の該当馬 
 ・59㌔     1
 ・58㌔     2頭
 ・57㌔     3頭
 ・56.5㌔   1頭
 56㌔     8頭オーキッドロマンス サンライズロナウド タイムトゥヘヴン
 ・55.5㌔   1頭
 55㌔     6頭ディスペランツァ ドルチェモア ワールドウインズ
 ・54㌔     3頭
 ・53㌔     3頭
 ・52㌔     2頭
  
 去年は59㌔のソウルラッシュが勝ちましたが、中位ハンデの55・56㌔あたりが主力と見るのが妥当です。となると、3歳のオーキッドロマンスディスペランツァあたりは、古馬相手でもけっこうやれるのかも知れません。同じく3歳牝馬で桜花賞とNHKマイルでともに2着のアスコリピチェーノも、斤量55.5㌔はかなり有利な感じがします。
 
2)前走(ステップ)
※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 〇関屋記念    9頭ディオ⑧2着 サンライズロナウド⑪6着
                ディスペランツァ④9着 ワールドウインズ⑱18着)
 〇中京記念    6頭カテドラル⑪7着 セルバーグ⑦12着)   
 〇ヴィクトリアM 2頭(※該当なし)   
 
 前走との間隔では、関屋記念組の中3週が抜けて多く、次いで中京記念組の中6週で、これに5月のGⅠを走った組が続きますので、上に名前のある馬たちに加えるとすれば、前走がNHKマイルCだった アスコリピチェーノ です。
 
3)性齢
 〇3歳:5頭  〇4歳:3頭  〇5歳:13頭 〇6歳:8頭  〇7歳:1頭
/〇牝馬:7頭 〇騸馬:1頭
    
 5歳以上が主力で、牝馬もそこそこには好走しています。今年は3歳勢に実力馬がそろって、これまでのデータの趨勢を覆すのかどうか。5歳から狙うとすれば、57.5㌔のディオもいいですけど、56㌔のサンライズロナウドが斤量的には怖い感じです。
 
4)血統
 これは難解です。全体としてはディープインパクト産駒など父サンデー系が強い印象ですが、去年は能力差があったものの、父サンデー系は4着どまりでした。また、雨で馬場が重くなると、「別解」が必要な感じもします。正直よくわからないので、ここでは重馬場実績のある馬を挙げてお茶を濁します(笑)。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・エエヤン     :シルバーステート(ディープインパクト)/母父ティンバーカントリー(Woodman)
 ・オーキッドロマンス:ロジャーバローズ(ディープインパクト)/母父スニッツェル(Danzig系)
 ・カテドラル    :ハーツクライ(サンデーサイレンス)/母父Rock of Gibraltar(Danzig系)
 ・サンライズロナウド:ハービンジャー(Danzig系)/母父アドマイヤベガ(サンデーサイレンス)
 ・ジューンオレンジ :ジャスタウェイ(ハーツクライ)/母父シンボリクリスエス(Kris S)
 ・ワールドウインズ :ルーラーシップ(キングカメハメハ)/母父フジキセキ(サンデーサイレンス)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 単勝⑥人気以内が優勢
 ② 前走との間隔中4週以上
  :3週以内の場合、前走1着 or 着差0.2以内
 ③ 1800m以下GⅠ・GⅡで4着以内の実績 or 牝馬
 ④ ここ5年の勝ち馬は栗東所属の4・5歳馬
 
 ①を除くと、浮上するのはカテドラルジューンオレンジドルチェモアですが、いずれも単勝⑥人気以内に該当する馬とは思えないので、次点の関東馬たち(アスコリピチェーノ、エエヤン、オーキッドロマンス、グラニット、コラソンビートら)の方がいいかも知れません。
 
6)宮田式バイオリズム 
 ・アスコリピチェーノ   3・2・0・0 
 ・キャットファイト    3・0・0・4
 ・コラソンビート     3・1・2・1
 ・サンライズロナウド   4・0・3・12
 ・ベラジオソノダラブ   6・4・3・4
 
7)結 論  
 55.5㌔ならアスコリピチェーノで大丈夫という気もしますが、ルメールさん騎乗予定で、たぶん①人気になりそうなので、今日のところは対抗〇にとどめて、関屋記念組から別馬を立ててみようと思います。最も注目しているのは56㌔のサンライズロナウドです。前走は4月の香港GⅠ以来のレースでしたが、最速の上がり脚を見せての6着で、一応の格好はつけたと思います。重馬場は得意とまでは言えませんが、2月の阪急杯1400mではウインマーベルと0.1秒差の3着があるので何とかなるでしょう。マイル実績がなく、後ろから行って届かないおそれもありますが、そのあたりは鞍上の横典さんの腕に期待です。それから、ハンデ差をつけられましたが、ディオも有力候補です。去年勝ったソウルラッシュの弟ですから、馬場が極度に悪くならなければ、当然逆転候補でしょう。この3頭を主力とみています。あとは、3歳のオーキッドロマンスディスペランツァコラソンビートと、4歳からはエエヤン。あとは、意外性のあるセルバーグタイムトゥヘヴンに、キタウィングも52㌔なら大化けするかも……といったところでしょう。
 まとめると、
 サンライズロナウド 〇アスコリピチェーノ ▲ディオ △ディスペランツァ…… 
 
で、狙いを定めてみます
 
 何か昨日の天気予報に反して今朝は晴れてますねぇ。これは外で草でも取れってことでしょうか。そんなに暑くなければ……。
 本日もお読みいただきありがとうございました。無事な一日となりますように。

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