秋のGⅠの第一弾、スプリンターズSが近づいて来ました。今日はキーンランドCに続くトライアルの双璧、セントウルSを検討しますが、今年は阪神ではなく、2020~22年と同じく中京開催となって、どんな影響があるのか(ないのか)。スプリンターの精鋭たちのほかにマイルGⅠ馬も参戦して、ちょっと華やかな顔ぶれとなりました。あいだに中京開催を含みますが、過去10年の3着以内馬のデータから有力馬を探してみようと思います。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
〇北九州記念 10頭(ピューロマジック③1着 ヨシノイースター⑨2着)
〇CBC賞 3頭(グレイトゲイナー⑪10着 カリボール⑭14着 アネゴハダ⑮18着)
〇チェアマンズSP 2頭(※該当なし) 〇高松宮記念 2頭(ママコチャ③8着)
〇安田記念 2頭(ダノンスコーピオン⑪15着)
〇アイビスSD 2頭(モズメイメイ③1着 テイエムスパーダ⑧3着)
ちなみに、前走との間隔で言えば、突出して多いのは中2週で、今回で言えば、CBC賞組の3頭が該当します。次いで中4、5ヶ月で、久々の馬でも前走でそこそこ人気になった馬は、たとえ大負けしていても巻き返してくる傾向が見えます。高松宮記念8着以来のママコチャも、ここで好発進となるかも知れません。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳:5頭 〇4歳:7頭 〇5歳:11頭 〇6歳:6頭 〇7歳:2頭
/〇牝馬:10頭 〇騸馬:0頭
5歳が優勢です。それから、3着以内のうち牝馬1頭が指定席というのも特徴です。
3)血統
今年は中京なので、傾向はやや変わってくると思います。中京開催の3年間の傾向からは、ノーザンダンサー系の好走が目につきます。識者には別見解(下記)もあるようですが、これで該当馬を拾っておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・サウザンサニー :父タリスマニック(Sadler's Wells系)/母父ワークファース(Kingmambo系)
・ピューロマジック :父アジアエクスプレス(Storm Bird系)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
・ママコチャ :父クロフネ(Vice Regent系)/母父キングカメハメハ(Kingmambo)
・グレイトゲイナー :父キンシャサノキセキ(フジキセキ)/母父エルハーブ(Danzig系)
・ダノンスコーピオン:父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父Stligo Bay(Sadler's Wells)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① ①番人気が強い:重賞勝ちのある①人気馬は連対率100%と安定
② 穴馬は前走で展開が向かずに大敗した逃げ or 差し馬
③ 前走GⅠ・GⅡの馬が好走:中京では該当馬が3連勝
④ 3歳から5歳の重賞勝ち馬が首位候補
当日①人気に支持された馬が強そうです。となると、ママコチャかピューロマジックあたりでしょうか。去年の勝ち馬テイエムスパーダも逃げたら止まらない感じですし、人気薄からはトウシンマカオとダノンスコーピオンの復活劇があるかも知れません。あとは距離を詰めてきたテンハッピーローズが1200でも通じるかどうか。
5)宮田式バイオリズム◎
・ストーンリッジ 2・2・5・14
・ピューロマジック 4・2・1・2
6)結 論
ママコチャはここをひと叩きして本番のスプリントGⅠが大目標かなという気がするので、3歳牝馬のピューロマジックが押し切れるのではないかと見ています。ただ、今回はテイエムスパーダやアサカラキングなど同型がいて楽逃げにはならず、坂を越えてから脚が鈍る感じもします。差し追い込み勢からの台頭があるとすれば、函館SSで一番鋭い脚を見せたサウザンサニーと、1年以上間隔があきますが、去年の北九州記念でママコチャに肉薄したストーンリッジは要警戒と思います。あとは、テンハッピーローズでしょう。
まとめると、
◎ピューロマジック 〇ママコチャ ▲サウザンサニー △ストーンリッジ……
で狙いを立てています。
台風が去っても、降れば大雨でなかなか秋が近づいている感じはしませんが、彼岸が過ぎればもう少し秋らしくなると思って、もうしばらく辛抱しましょう。本日もお読みいただきありがとうございました。どうか無事な一日でありますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます