GⅠシリーズもおとといの天皇賞・秋が終わって一区切りです。レースはドウデュースの末脚が見事に決まりましたが、昨日の雨を思うと、一日ズレていたら宝塚記念の「二の舞」になるところだったかも知れず、この馬はやはり運があるのだなと思いました。次はいよいよJCでオーギュストロダンと対決です。馬券の方は“作戦”がはまらず、獲れませんでした。土日とも2・3着の相手は逃がしていないので(何せ多点買いで数が多いもんで 恥笑)、肝心の軸馬選びの方を矯正していかないといけません。
さて、今度の土日はブリーダーズCもあって盛りだくさんですが、今日は日曜東京のアルゼンチン共和国杯を検討してみます。ハンデ戦ですが、かつてはGⅠ馬も輩出したレースです。近年はわりと堅い決着が多く、馬券の妙味が薄れているのがやや残念です。今年はどうなるでしょうか。過去10年の3着以内馬の傾向を見ながら、考えてみます。
1)斤量(ハンデ)
※ ( )内は今回の該当馬
・58㌔ 1頭
・57.5㌔ 1頭
・57㌔ 5頭
・56㌔ 8頭(メイショウブレゲ)
・55㌔ 10頭(アドマイヤハレー ペプチドソレイユ マイネルメモリー)
・54㌔ 3頭
・52㌔ 0頭
・51㌔ 1頭
55・56㌔の中位ハンデが優勢です。今回該当馬は4頭ですが、重賞実績があるのはメイショウブレゲだけで、アドマイヤハレーとマイネルメモリーはこのメンバーに入って上位に来られるかどうか。ペプチドソレイユにいたってはダートしか走ったことがありませんので、さすがにここは……。
〇六社S 6頭(※該当なし)
〇オールカマー 5頭(サヴォーナ③4着 ラーグルフ⑥7着
ミクソロジー⑤11着)
〇天皇賞・春 2頭(※該当なし)
〇宝塚記念 2頭(※該当なし)
〇東京優駿 2頭(※該当なし)
間隔で最も多いのは中3週①、次が中5週②で、GⅠクラスは長休明けでも走っていますが、そうでなければ間隔はわりと短い馬、好調を持続させている馬が好走しているようです。全体的に春のGⅠ戦以来久々の馬がけっこう好走しています。今回のメンバーで該当するのは、①がタイセイフェリーク と メイショウブレゲ、②がオールカマー組の3頭です。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 4頭 〇4歳 12頭 〇5歳 10頭 〇6歳 3頭 〇7歳 1頭
/〇牝馬 0頭 〇騸馬 3頭
4・5歳馬の争いといった状況です。今年は3歳勢の参戦がなく、6歳以上が7頭で、それなりの実績馬も含まれますが、どこまで上位に割って入れるか。
4)血統
父系はサンデーサイレンス系が優位ですが、主流のディープインパクトよりもハーツクライ、ステイゴールドの方が優勢です。あとは、父系・母系の双方に頻出するロベルト系でしょうか。一応、この2パターンで該当馬を拾ってみます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・セレシオン :父ハーツクライ(サンデーサイレンス)/母父Candy Stripes
・マイネルメモリー :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父スターオブコジーン(Grey Soverregn系)
・ミクソロジー :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父アフリート(Mr. Prospector)
・メイショウブレゲ :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父パイロ(Bold Ruler系)
・アドマイヤハレー :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
・マイネルウィルトス:父スクリーンヒーロー(グラスワンダー)/母父ロージズインメイ(Halo系)
・ラーグルフ :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ファルブラヴ(Fairly King) 5)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① ハンデの軽い馬は不振:55㌔未満の複勝率8.9%
② 前走3着以内:4着以下の複勝率12.4%、GⅠでなければ厳しい
③ 出走数13戦以内の複勝率50%
:14戦以上の場合、同年2500m戦で5着以内の実績
④ 過去6年では、4角通過順3~7番手の複勝率34.1%
:8番手以下の場合、前年以降の東京2500で4着以内の実績
⑤ 過去5年の勝ち馬は5歳以下、馬体重470~510㌔、前走2000超
条件が複数合致して浮上するのは、7歳馬なのでどうかとは思いますが、クロミナンスです。あとはセレシオンあたりでしょうか。
5)宮田式バイオリズム◎
・タイセイフェリーク 3・5・4・5
・ハヤヤッコ 6・5・4・26
・ミクソロジー 5・1・1・4
6)結 論
2021・23年の2着馬マイネルウィルトスが三度目の正直を賭けて出て来ますが、8歳馬の斤量57.5㌔で混戦を断つと見るのはどうでしょうか。それから、この距離で一番安定した走りをしているクロミナンスも斤量58㌔は容易ではないでしょう。あとは、サヴォーナにメイショウブレゲなどもいますが、東京コースが得意という感じもしません。そこで、中軸には、前走新潟記念2着のセレシオンを据えてみたいと思います。前走の新潟記念は勝てませんでしたが、ほぼ最後方から32秒台の上がり脚で間を縫って来ました。東京で同じようにはいかないかも知れませんが、内目を一気に抜け出てくるイメージもあります。相手は中位ハンデのマイネルメモリーとメイショウブレゲを上にとり、実績馬たちをあとにまわして三連勝負でいきたいと思います。今年は上位人気馬同士では決まらないと見ます。
ということで、
◎セレシオン 〇マイネルメモリー ▲メイショウブレゲ △クロミナンス……
でまとめておきます。
明日は土曜の京王杯2歳Sを検討してみようと思います。一昨年大きな馬券を獲れたゲンのいいレースなので、今年も何とか好配当にならないかと狙っています。。
本日もお読みいただきありがとうございました。関東はなかなか秋晴れとなりませんが、早く紅葉シーズンらしくなってほしいものです。今日も無事な一日でありますように。
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