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レース展望と回顧、馬券術について

10/29(火) アルゼンチン共和国杯の展望

2024-10-29 | 分析
 GⅠシリーズもおとといの天皇賞・秋が終わって一区切りです。レースはドウデュースの末脚が見事に決まりましたが、昨日の雨を思うと、一日ズレていたら宝塚記念の「二の舞」になるところだったかも知れず、この馬はやはり運があるのだなと思いました。次はいよいよJCでオーギュストロダンと対決です。馬券の方は“作戦”がはまらず、獲れませんでした。土日とも2・3着の相手は逃がしていないので(何せ多点買いで数が多いもんで 恥笑)、肝心の軸馬選びの方を矯正していかないといけません。
 さて、今度の土日はブリーダーズCもあって盛りだくさんですが、今日は日曜東京のアルゼンチン共和国杯を検討してみます。ハンデ戦ですが、かつてはGⅠ馬も輩出したレースです。近年はわりと堅い決着が多く、馬券の妙味が薄れているのがやや残念です。今年はどうなるでしょうか。過去10年の3着以内馬の傾向を見ながら、考えてみます。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※ ( )内は今回の該当馬 
 ・58㌔   1頭
 ・57.5㌔ 1頭
 ・57㌔   5頭
 ・56㌔   8頭メイショウブレゲ
 55㌔   10頭アドマイヤハレー ペプチドソレイユ マイネルメモリー
 ・54㌔   3
 ・52㌔   0頭
 ・51㌔   1頭
   
 55・56㌔の中位ハンデが優勢です。今回該当馬は4頭ですが、重賞実績があるのはメイショウブレゲだけで、アドマイヤハレーとマイネルメモリーはこのメンバーに入って上位に来られるかどうか。ペプチドソレイユにいたってはダートしか走ったことがありませんので、さすがにここは……。
 
2)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇六社S      6(※該当なし
 〇オールカマー   5頭サヴォーナ③4着 ラーグルフ⑥7着
                  ミクソロジー⑤11着) 
 〇天皇賞・春    2頭(※該当なし
 〇宝塚記念     2頭(※該当なし)
 〇東京優駿     2頭(※該当なし
 
 間隔で最も多いのは中3週①、次が中5週②で、GⅠクラスは長休明けでも走っていますが、そうでなければ間隔はわりと短い馬、好調を持続させている馬が好走しているようです。全体的に春のGⅠ戦以来久々の馬がけっこう好走しています。今回のメンバーで該当するのは、①がタイセイフェリーク メイショウブレゲ、②がオールカマー組の3頭です。
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳  4頭  〇4歳   12頭  〇5歳 10頭  〇6歳 3頭  〇7歳 1頭
/〇牝馬 0頭  〇騸馬  3頭    
 
 4・5歳馬の争いといった状況です。今年は3歳勢の参戦がなく、6歳以上が7頭で、それなりの実績馬も含まれますが、どこまで上位に割って入れるか。
 
4)血統
 父系はサンデーサイレンス系が優位ですが、主流のディープインパクトよりもハーツクライステイゴールドの方が優勢です。あとは、父系・母系の双方に頻出するロベルト系でしょうか。一応、この2パターンで該当馬を拾ってみます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 セレシオン    :父ハーツクライ(サンデーサイレンス)/母父Candy Stripes
 ・マイネルメモリー :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父スターオブコジーン(Grey Soverregn系)
 ・ミクソロジー   :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父アフリート(Mr. Prospector)
 ・メイショウブレゲ :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父パイロ(Bold Ruler系)
 ・アドマイヤハレー :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・マイネルウィルトス:父スクリーンヒーロー(グラスワンダー)/母父ロージズインメイ(Halo系)
 ・ラーグルフ    :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ファルブラヴ(Fairly King) 
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ハンデの軽い馬は不振:55㌔未満の複勝率8.9%
 ② 前走3着以内:4着以下の複勝率12.4%、GⅠでなければ厳しい
 ③ 出走数13戦以内の複勝率50%
  :14戦以上の場合、同年2500m戦で5着以内の実績
 ④ 過去6年では、4角通過順3~7番手の複勝率34.1%
  :8番手以下の場合、前年以降の東京2500で4着以内の実績
 ⑤ 過去5年の勝ち馬は5歳以下、馬体重470~510㌔、前走2000超
 
 条件が複数合致して浮上するのは、7歳馬なのでどうかとは思いますが、クロミナンスです。あとはセレシオンあたりでしょうか。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・タイセイフェリーク  3・5・4・5
 ・ハヤヤッコ      6・5・4・26
 ・ミクソロジー     5・1・1・4
 
6)結 論  
 2021・23年の2着馬マイネルウィルトスが三度目の正直を賭けて出て来ますが、8歳馬の斤量57.5㌔で混戦を断つと見るのはどうでしょうか。それから、この距離で一番安定した走りをしているクロミナンスも斤量58㌔は容易ではないでしょう。あとは、サヴォーナメイショウブレゲなどもいますが、東京コースが得意という感じもしません。そこで、中軸には、前走新潟記念2着のセレシオンを据えてみたいと思います。前走の新潟記念は勝てませんでしたが、ほぼ最後方から32秒台の上がり脚で間を縫って来ました。東京で同じようにはいかないかも知れませんが、内目を一気に抜け出てくるイメージもあります。相手は中位ハンデのマイネルメモリーメイショウブレゲを上にとり、実績馬たちをあとにまわして三連勝負でいきたいと思います。今年は上位人気馬同士では決まらないと見ます。
 ということで、
 
 セレシオン 〇マイネルメモリー ▲メイショウブレゲ △クロミナンス…… 
でまとめておきます
 
 明日は土曜の京王杯2歳Sを検討してみようと思います。一昨年大きな馬券を獲れたゲンのいいレースなので、今年も何とか好配当にならないかと狙っています。。
 本日もお読みいただきありがとうございました。関東はなかなか秋晴れとなりませんが、早く紅葉シーズンらしくなってほしいものです。今日も無事な一日でありますように。

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