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レース展望と回顧、馬券術について

8/14(水) CBC賞の展望

2024-08-14 | 分析
 南の台風が金曜あたり関東を直撃しそうです。土日の中京競馬は支障なしかもしれませんが、そんな悠長に構えてられるか。肝心の自宅が大丈夫じゃないかも知れません。
 
 今日はその中京の日曜の重賞レース、CBC賞を展望してみます。時期的には今年6月30日の北九州記念が行われた頃に設定されていたハンデ重賞です。今年は例年8月の第3週に行われていた北九州記念とちょうど入れ替えた形となりました。まあ今年は夏の小倉開催がないので、時期より施行場所を優先したということかも知れませんが、てことは来年この(タイトルの)レースは7月の頭に戻すんですかね。……シランケドですが。
 データ上は昨年までの北九州記念を参考にした方がいい気もしますんで、随時盛り込みながら過去10年の傾向を見ていこうと思います。なお、現段階で22頭が登録していますので、何頭か除外馬が出る見込みです。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※昨年までの北九州記念のデータ/( )内は今回の該当馬 
 ・57㌔     3
 56.5㌔   2頭
 ・56㌔     3頭
 55.5㌔   2頭 
 ・55㌔     7頭カンチェンジュンガ キタノエクスプレス
                ディヴィナシオン ブーケファロス ヤクシマ
 ・54㌔     4頭
 ・53㌔     4頭
 ・52㌔     2頭
 ・51㌔     3頭 
 
 全体的に軽ハンデ有利で中位の55㌔が最多とはいえ、わりと広範囲に「適度」に散っている感じです。斤量が重いからといって過度に軽視しない方がいいかもしれません(さすがにアグリの58.5㌔は重い気がしますが……)。
 
2)前走(ステップ)
昨年までの北九州記念のデータ/( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 CBC賞は時期的に今年の「北九州記念」に相当として該当馬をならべた
 〇CBC賞    9ピューロマジック③1着 カンチェンジュンガ⑩4着
                ショウナンハクラク⑰5着 メイショウソラフネ⑪7着
                ヤクシマ⑮8着 バースクライ⑧10着 グランテスト⑥14着)
 〇アイビスSD  8頭ディヴィナシオン⑤4着 グレイトゲイナー⑫15着)   
 〇バーデンBC  3頭キタノエクスプレス②1着)   
 〇高松宮記念   2頭(※該当なし
 〇福島TV杯   2頭カリボール⑨1着 ブーケファロス②4着 
                サンライズオネスト③5着)    
 〇佐世保S    2頭レッドヒルシューズ④1着) 
 
 ちなみに前走との間隔では、中2週中6週が突出して多く、前者がアイビスSD、後者がCBC賞(今年の北九州記念)とバーデンBCが相当します。
 
3)性齢
昨年までの北九州記念のデータ/頭数は延べ数
 〇3歳:4頭  〇4歳:8頭  〇5歳:10頭 〇6歳:7頭  〇7歳:1頭
/〇牝馬:18頭 〇騸馬:0頭
    
 真夏だけに牝馬が優勢で、上位独占の年も目に付きます。3歳馬もそれなりにやれるレースだとすると、ピューロマジックやバースクライ、グランテストらにはよい傾向です。

4)血統
 中京1200の傾向から導き出すと、全般にダイワメジャーなどサンデー系の馬の好走と近年はビッグアーサー産駒が意外に目立つ印象です(小倉ではないんですけど……)。ここは「新傾向」に期待してビッグアーサー産駒の2頭と、サンデー系から個人的好みで母系にノーザンダンサー系の血脈がある馬をピックアップしておきます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・カンチェンジュンガ:ビッグアーサー(サクラバクシンオー)/母父ノヴェリスト(Blandford系)
 ・ブーケファロス  :ビッグアーサー(サクラバクシンオー)/母父ダンディコマンド(Royal Charger系)
 ・グレイトゲイナー :キンシャサノキセキ(フジキセキ)/母父エルハーブ(Danzig系)
 ・スズハローム   :サトノダイヤモンド(ディープインパクト)/母父ローレルゲレイロ(Lyphard系)
 ・ドロップオブライト:トーセンラー(ディープインパクト)/母父フレンチデピュティ(Vice Legent系)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①通算出走数18戦以内優勢
 ②外寄りの枠(6~8枠)は不振
 ③GⅠ・GⅡ4着以内の実績馬有力
 ④年明け以降、先行して(5⃣番手以内)5着以内の好走歴ある馬も有力
 
 浮上するのはGⅡ戦で2・3着の実績のあるアグリですが、斤量が58.5㌔ですんで。あとは、ピューロマジックジャスティンスカイカンチェンジュンガあたりでしょうか。
 
6)宮田式バイオリズム 
 ・アネゴハダ       4・2・4・11 
 ・グレイトゲイナー    5・5・2・16
 ・スズハローム      4・0・3・4
 ・ドロップオブライト   4・3・3・9 
 ・バースクライ      4・1・2・4
 ・ピューロマジック    4・2・1・2
 ・ブーケファロス     4・3・2・10
 
7)結 論  
 アグリの実績を評価するとしても、58.5㌔のトップハンデはさすがに苦しく、しかも秋への叩き台ですから、もし、これで勝ったら、GⅠスプリンターズSも獲れるでしょう。ここは連絡みが精一杯と見ます。前走3歳でGⅢ北九州記念を制したピューロマジックも前走より負担重量が2.5㌔増となり、勝ちきれるかどうかは微妙です。斤量54㌔ならば、ここはバースクライの逆転に賭けてみたい感じです。前走北九州記念を叩いて、馬体が絞れていれば、軽量を味方に突き抜けるシーンがあるかも知れません。相手には、このところ力をつけているカンチェンジュンガやスプリント3戦目のジャスティンスカイあたりに妙味がありそうです。穴中の穴はグレイトゲイナーではないでしょうか。
 ということで、
 バースクライ 〇カンチェンジュンガ ▲ジャスティンスカイ △アグリ…… 
 
でまとめておきます
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。今日のうちに水を確保したり、側溝をさらったり、畑の野菜の支柱を補強したり……と、台風対策をしておこうと思います。油断禁物です。無事な一日となりますように。

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