TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

どろろ

2007-02-10 16:13:48 | 映画
コレも原作は幼少時にむさぼるように読みましたねぇ。もっとも20年近く前のことなんで、残念ながら詳細までは覚えてないのですが。
<公式ページ>


さて、最近は昔の名作漫画を引っ張り出してきて映像化するのが流行りですが、脳裏に浮かぶのはキャシャーンやデビルマンと言った惨憺たる悪夢たち。今では「あの名作がついに!」などと聞くと「もしやまたファンが悪魔合身しかねない難儀なブツが出来上がるのでは…」とヒヤヒヤするありさまです。

で、本作ですが、世界設定や話の中心軸を大幅変更、全体的なまとまりはなかなかGood。親子間の絆や復讐の連鎖をキモに据えたストーリーは、見る前に恐れていた「詰め込みすぎ」に陥ることもなく、なかなかいい感じの仕上がりです。
けどその一方、妖怪達の造形が予算規模で遥かに劣るはずの戦隊モノと同レベルだったり、そこそこデキのいいアクションがドラマ部分と乖離していたり、最後の方のドラマ部分がダルかったり、百鬼丸の髪型が覇王丸じゃなかったりと難点も色々あってプラスマイナス普通でした。

妻夫木演じる百鬼丸はアクションもドラマも充分に頑張っていましたし、アップ時には妙に美人な感じでファンが増えそうな予感です。

柴咲コウは演技そのものは非常に良かったんですが、やっぱり原作最大のサプライズ「実は女の子」が消失してるのは原作ファンには強烈な痛手。あと序盤はちょっと張り切り過ぎてる感がありましたね。

一番演技が光ってたのは中井貴一。武力で天下を獲らんとする武人を迫力の演技で体現。とてもDCカードのCMでナマモノたちにどつかれてる人とは思えません。

例によって続編を作れそうな終わり方をしましたが、もしやるんならさほど凄くないわりに妙に長い単独アクションを削って、ドラマとアクションのバランスを整えて欲しいところ。このまま終わるには原作があまりにも偉大過ぎるんじゃよ!!


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コメント (2)
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