TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

サンシャイン2057

2007-04-28 01:18:19 | 映画
アルマゲドンかと思ってたらディセントだった。
<公式サイト>


あらすじ:
もしも地球上のあらゆる生命の源である太陽が死滅したら……。今から50年後、滅亡の時が迫る人類の唯一の希望は、宇宙船“イカロス2号”に搭乗したエリートたち。日本人船長のカネダ(真田広之)以下、学者や医師らで構成される男女8人のエキスパート・チームは、可能な限り太陽に接近し、この光と灼熱の巨大な星を再生させるという極限のミッションに挑もうとしていた。

…という舞台設定が全然語られないままいきなり太陽目前でスタートするので、予習必須です。

さて、前半はSF的な恐怖を丁寧に描写。
いくら死にかけとは言え、腐っても数千度の熱を放ち続ける太陽様。えー数千度なんてゼットンの火球に比べればどってことないじゃーんと思いがちですが、油断すれば速攻宇宙の藻屑にさせられるわけで、僅かなミスも許されない、と。
そんなSF的背景と、映像と音をうまく使った太陽の威圧感、妙に良く出来た舞台セット、真田広之の圧倒的存在感などで、引き締まった緊張感が続きます。
「名前が『イカロス』って時点で失敗前提じゃね?」というツッコミも忘れ、不覚にも映画に没入してました。

これが中盤に入ってから急に方向性がネジれ、クルーが一人また一人と減っていくB級ホラー展開に突入。
予告でも出ている「謎の5人目」の正体からしてハッタリ全開のシロモノ(一応前半に伏線あり)で、前半を台無しにするような安っぽーい仕上がりとなりました。ちゃんちゃん。

このホラー展開へのネジくれが賛否両論の原因の一つになってるみたいですが、まぁオイラの場合は予めホラーになると知っていたうえ、「中途半端」との声が多い”太陽信仰”的要素もハナっから追う気がなかったので、単純に「わーいホラーになったー」とケラケラしておりました。
深く考えないというのも時に幸せを招くものです。

そんなわけで、一般的に見て高評価を下せるかと言うと「ウーン…」な感じですが、個人的には妙に好印象な作品でありました。
予告編の無駄な完成度も含めて「俺は好き」。です。


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コメント (2)
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