孤高・疑惑のライブカメラ≪番外編≫

皆さまには大変ご迷惑をお掛けしています。
ライブカメラに映し出された怪しげな山屋!?!?
                                       【 出展:五千尺グループ 】
世界に誇る景勝を、地元『五千尺グループ』が上高地・ライブカメラ として情報発信をしていて・・。
毎日5回、7時、10時、12時、15時、17時それぞれ定時に写った画像が公開されています。
ただし、保存期間は2日前までの画像しか残っていません。

入山に際して、そのライブカメラの「お立ち台に・・」とのリクエストを頂き・・・、
恥ずかしながら、、穂高山系が見渡せる「河童橋」に佇んでいました。

決行の日時は・・・、
入山1日目:2006年4月29日 17時。
入山4日目:2006年5月02日 15時。
入山6日目:2006年5月04日 17時。

下山後、、一昨日の5月04日 17時の画像を確認したら、
私の時計とライブカメラ時計に数秒~十数秒の違いがあり・・・・
終わったと思い立ち去りかけている怪しげな山屋の姿が記録に残っています(5月6日現在)。
緑色のフリース&ニッカズボン&スニーカー・・ウェストポーチと。。
そして、左手にはビニール袋まで提げている!?!?
画像からそこまでは読み取れませんよネ・・

あぁ~~
撮り貯めた画像の整理もまだ途中だし次の記事も書かなくては・・・。
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孤高・残雪編 ≪1≫

5年ぶりの北アルプス残雪期山行に出かけました。

ゴールデンウィーク初日 2006年4月29日 入山1日目。
通勤と同じ時間帯の電車に乗り京橋にて電車を乗り換え、前もって買い求めていた乗車券でJR大阪駅へ。
8時過ぎ11番ホームに立つと、同じホームから出発する「雷鳥(サンダーバード7号)」の乗客で混雑している。
駅弁とお茶を買い求め、大阪発8時58分「ワイドビューしなの9号」は定刻に発車。
6号車に乗り込んだのは、私を含め座席の1~2割程度であった。
大阪の空は厚い雲に覆われた旅の始まりだった。

関東方面からだと、歌にも唄われた、、
8時ちょうどの あずさ2号で 私は~私は~あなたから 旅立ちます 

歌になりにくそうな「ワイドビューしなの9号」。
信州・松本方面への直通列車は1本だけしか運行されておらず、
関西から出かける不便さは、相変わらずのようだ。

中央線・木曽福島あたりでようやく晴れ間がのぞくが、天気が崩れる予感の「絹雲」がかかっている。
信州・松本には、4時間後の12時59分に到着、松本電鉄へ乗換え便まで30分ほどの待ち時間があり、
陽が差し込む 7番ホームで電車を待つことになる。
7番ホームは松本駅の最も西よりで、遠くには雪を被ったピラミッド型の常念岳が見渡すことが出来る。
昔と変わらぬ 二両編成の電車が到着、折り返し運転となる車両に乗り込む。
車窓の右手にしばらく常念岳を眺めながら、沿線には桃の花・桜などが見受けられ春の景色が続く。
新島々にてバスに乗り換え、約1時間の後、上高地(松本市安曇)の玄関口、新「釜トンネル」を通過する。
トンネルの向こうは晴れているのか? 山々にどれ程、雪が積もっているのだろうか?
車窓より
バスに揺られながらも、車窓から大正池の彼方に聳える穂高連峰をカメラに収める。
15時20分。自宅を出てから8時間と少しを掛けて、
北アルプス・穂高、槍などの登山口として馴染み親しんだ「上高地」に到着。
厚手の山シャツでちょうど良いくらいのバスターミナルに降り立つ、気温11℃。
入山届けの用紙を一枚手に取り、状況に応じて提出することにする。
大型ザックを担ぎ、片手に中型ザックを提げながら、河童橋へ向かう。
河童橋より穂高山系を望む
目に馴染んだ穂高の山々が姿を現し、私を暖かく迎えてくれるようだ。
穂高の峰は厚く雪に覆われ、岳沢には幾筋も雪崩の後が見える。
こいのぼり
河童橋の支柱には、こいのぼりが揚げられていてゴールデンウィークが始まろうとしているようだ。
ようやく上高地に帰ってきたとの想いを抱き、それより梓川上流にある、小梨平キャンプサイトに辿り着く。
持ち込みテント泊、5日間の申し込みを行い、16時にはテントを張り終える。
小梨平キャンプサイト
昨年の秋と同じ位置に設営する事が出来て幸運だ。画像は、5月3日に撮影したものです。

早速、夕飯の準備に取り掛かる。
冷たい水をガソリン・ストーブで沸かしながらα米用のお湯を作る。
熱湯を注ぎ米を戻すのに時間がかかる間に・・河童橋へお出かけします。
お約束のライブカメラ第一弾 2006年4月29日17時ジャスト。
河童橋支柱の穂高寄りに佇んでいたのですが、ご同輩が多く4~5組居られたでしょうか、
一瞬のライブカメラチャンスで、、前のほうに移動したのですがいかがでしたでしょうか?

テントに戻り、白飯半分・マーボ丼・トン汁の夕食を済ませました。
日没が近づき、山々の遥か上空に雲が競りあがり一瞬のチャンスをつかむ。
落日の穂高山系
今日一日、移動の疲れも出たのでしょうか・・、
陽が落ちると急に冷え込んできて、テントの中でオールシーズン・シュラフとシュラフカバーそして、
大型ザックに足を突っ込んで、、小一時間ほど・・うとうとしていました。
キャンドル
梓川のさらさらと流れる音が心地よく・・テントの外に出て空を見上げれば、
満天の夜空に、、数え切れないほどの星が散りばっている。
薄闇の向こうには雪を抱いた穂高山系が薄ぼんやりと見え、
明日のプランを悩んだ末、一日置いて高嶺を目指す事にしてキャンドルの灯りを消す。
翌日・・、
実際、とんでもない光景を目の当たりにするとは想像すらしないままシュラフに包まれ眠りにつく。
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