山、花、空・・点在する自然の営みを綴っています。
-Since 2004.08.28-
黎明彩香_Dreams
孤高・残雪に舞う、、前編 ≪3≫
2006年5月01日 入山3日目、、午前。
シュラフに包まれながら何度か目覚めるが、夜半には雨は降り止んだようだ。
4時ころテントの外を覗くと、稜線はガスに包まれている。
5時半過ぎに起床、相変わらず稜線にはガス懸かっている。
手早く、鮭粥・コーンスープ・マフィンの朝食を済ませる。
稜線に懸かるガスの動きにはスピードがあり、
午後にはガスが切れることを願いつつ、テントを後にして、上高地バスターミナルに向かう。
スポーツドリンクを買い、登山届けを提出している間にバスが出てしまい30分ほどの待ち時間となる。
7時40分バスに乗車し出発。 気温10℃。

新釜トンネルを抜け、長野県から岐阜県へ・・、
安房トンネルを経由して30分ほどで平湯温泉バスターミナルに到着。

ここでバスの乗り換えだが、連絡が悪く、、またもや30分ほどの待ち時間となる。
ようやく到着したミニシャトルバスに乗り込み・・8時03分平湯温泉を出発。
ミニシャトルバスの運転手さんはサービス精神が旺盛で・・、
途中、、「今日は、大サービスで・・カメラをお持ちの方は準備をして下さい。」
シャトルバスを路肩に止めて・・、
「左手奥に見える尖った山は≪錫杖岳≫です・・写せましたか? 良いですか?」
「はい、、ありがとうございます!!」
「では、発車します・・・」

平湯温泉から、約一時間ほどで新穂高温泉に到着。
何度も足を運んだ新穂高温泉の地であるが、ロープウェイ乗車口まで坂道の途中・・、
右手に常宿としていた「村営ホテル氷碧」は、看板を下ろして今は更地になっている。
新穂高ロープウェイ駅から、標高1,117mの新穂高温泉駅から、乗り継ぎをして、
標高2,156mの西穂高口駅まで一気に1,000mほどの高度差を駆け上る。
ロープウェイの左手奥にはガスの切れ間から、かすかに槍ヶ岳が望める。

西穂高口駅の様相も幾分変わり・・、
4階にあるレストラン?? で身支度をしながらコーヒーを飲む。
靴にスパッツを装着して、外界に踏み出す。
そこには、冬季の間にしか見ることが出来ない「雪の回廊」が出現し観光客が散策をしている。

いよいよ、千石尾根の登りにかかる。
上空には時折、青空がのぞき雪面の照り返しが眩しく感じる。
尾根筋の左手には、ガスが切れた向こうに西穂高の稜線を望む事が出来る。

積雪は考えられないくらいにあるのだるうが、トレースは確りと付いていて・・、
途中、要所要所には冬季登山道の標識が整備されていて、ガスに巻かれぬ限り道に迷う事は無い。

比較的、硬く締まった雪面を踏みしめながら、カメさんよりも遅い歩みを続けながらも高度を稼ぐ。
最終の雪斜面をトラバース気味に横切り、一つコブを越えると稜線に飛び出す。
森林限界に建てられた西穂高山荘に到着する。
今季の積雪の多さを物語るように2階部分まで雪が残っている。

残雪期なら、雪面と同じ高さの向こう本館の入り口があるのだが・・、
雪壁となり通路は除雪され両脇には、背丈以上に積み上げられている。

「こんにちは・・こんにちは・・??」
呼びかけに答える人影が見当たらず・・ザックを置いたまま、入り口を出て軒続きの別館を尋ねる。
別館(冬季小屋)には人影が色濃く漂い、スタッフが笑顔で迎えてくれ宿泊の申し込みを済ませる。

冬季小屋の2階部分に案内されながら・・、
「消灯は21時で、その後は真っ暗になりますが懐中電灯などお持ちですか?」
「はい、、ヘッドランプを持っています。何度か宿泊しているで、真っ暗闇になるのは承知しています」。
今日の部屋は「上高地1」になります。

冬季小屋にて昼食を摂ることにして行動食を持って階下に下りる。
幾分、身体が冷えたままなので・・、
「おすすめ№1の、、西穂ら~めん」を横目で確かめながらも「トン汁」を注文する。


トン汁を食べた甲斐もあり身体が温まり・・。
よおぉ~し、、稜線上の「西穂高・独標」を目指すぞ!!
飛騨側からの強風にガスが流れ去る、その先に待ち構えていたものは・・・。
【 追記 】
上記「トン汁画像」について、誤った表現がありました・・、
謹んでお詫びを申し上げると伴に、画像の追加を致します。。


西穂山荘スタッフの皆さまへ、、ご馳走様でした。。
シュラフに包まれながら何度か目覚めるが、夜半には雨は降り止んだようだ。
4時ころテントの外を覗くと、稜線はガスに包まれている。
5時半過ぎに起床、相変わらず稜線にはガス懸かっている。
手早く、鮭粥・コーンスープ・マフィンの朝食を済ませる。
稜線に懸かるガスの動きにはスピードがあり、
午後にはガスが切れることを願いつつ、テントを後にして、上高地バスターミナルに向かう。
スポーツドリンクを買い、登山届けを提出している間にバスが出てしまい30分ほどの待ち時間となる。
7時40分バスに乗車し出発。 気温10℃。

新釜トンネルを抜け、長野県から岐阜県へ・・、
安房トンネルを経由して30分ほどで平湯温泉バスターミナルに到着。

ここでバスの乗り換えだが、連絡が悪く、、またもや30分ほどの待ち時間となる。
ようやく到着したミニシャトルバスに乗り込み・・8時03分平湯温泉を出発。
ミニシャトルバスの運転手さんはサービス精神が旺盛で・・、
途中、、「今日は、大サービスで・・カメラをお持ちの方は準備をして下さい。」
シャトルバスを路肩に止めて・・、
「左手奥に見える尖った山は≪錫杖岳≫です・・写せましたか? 良いですか?」
「はい、、ありがとうございます!!」

「では、発車します・・・」

平湯温泉から、約一時間ほどで新穂高温泉に到着。
何度も足を運んだ新穂高温泉の地であるが、ロープウェイ乗車口まで坂道の途中・・、
右手に常宿としていた「村営ホテル氷碧」は、看板を下ろして今は更地になっている。
新穂高ロープウェイ駅から、標高1,117mの新穂高温泉駅から、乗り継ぎをして、
標高2,156mの西穂高口駅まで一気に1,000mほどの高度差を駆け上る。
ロープウェイの左手奥にはガスの切れ間から、かすかに槍ヶ岳が望める。

西穂高口駅の様相も幾分変わり・・、
4階にあるレストラン?? で身支度をしながらコーヒーを飲む。
靴にスパッツを装着して、外界に踏み出す。
そこには、冬季の間にしか見ることが出来ない「雪の回廊」が出現し観光客が散策をしている。

いよいよ、千石尾根の登りにかかる。
上空には時折、青空がのぞき雪面の照り返しが眩しく感じる。
尾根筋の左手には、ガスが切れた向こうに西穂高の稜線を望む事が出来る。

積雪は考えられないくらいにあるのだるうが、トレースは確りと付いていて・・、
途中、要所要所には冬季登山道の標識が整備されていて、ガスに巻かれぬ限り道に迷う事は無い。

比較的、硬く締まった雪面を踏みしめながら、カメさんよりも遅い歩みを続けながらも高度を稼ぐ。
最終の雪斜面をトラバース気味に横切り、一つコブを越えると稜線に飛び出す。
森林限界に建てられた西穂高山荘に到着する。
今季の積雪の多さを物語るように2階部分まで雪が残っている。

残雪期なら、雪面と同じ高さの向こう本館の入り口があるのだが・・、
雪壁となり通路は除雪され両脇には、背丈以上に積み上げられている。

「こんにちは・・こんにちは・・??」
呼びかけに答える人影が見当たらず・・ザックを置いたまま、入り口を出て軒続きの別館を尋ねる。
別館(冬季小屋)には人影が色濃く漂い、スタッフが笑顔で迎えてくれ宿泊の申し込みを済ませる。

冬季小屋の2階部分に案内されながら・・、
「消灯は21時で、その後は真っ暗になりますが懐中電灯などお持ちですか?」
「はい、、ヘッドランプを持っています。何度か宿泊しているで、真っ暗闇になるのは承知しています」。
今日の部屋は「上高地1」になります。

冬季小屋にて昼食を摂ることにして行動食を持って階下に下りる。
幾分、身体が冷えたままなので・・、
「おすすめ№1の、、西穂ら~めん」を横目で確かめながらも「トン汁」を注文する。


トン汁を食べた甲斐もあり身体が温まり・・。
よおぉ~し、、稜線上の「西穂高・独標」を目指すぞ!!
飛騨側からの強風にガスが流れ去る、その先に待ち構えていたものは・・・。
【 追記 】
上記「トン汁画像」について、誤った表現がありました・・、
謹んでお詫びを申し上げると伴に、画像の追加を致します。。



西穂山荘スタッフの皆さまへ、、ご馳走様でした。。

コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )