思い出

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大田楽

2007-09-18 22:28:25 | 旅行
16日に母の見舞いに行ってきました。
相変わらず寝てばかり、今日は熱が出たようで水枕をしていました。
体力もなくなっているので、時々熱を出し、痰が絡んでいます。
行く度にマッサージをしてくるのですが骨の上に皮がついているだけ、
やせ細って見るに忍びないです。

帰り伊東に寄ってきたら、丁度大田楽祭りにぶつかりました。

伊東の大田楽は2000年から始まり今年で7回目です。
伊東の大田楽は伊東温泉の歴史、文化、郷土芸能などを取り入れ、
演者の爆発するエネルギーを盛り込んで観客をも巻き込む一大イベントです。
舞台の裏からは花火も打上がり、この日、
伊東オレンジビーチは幻想的な雰囲気を漂わせます。


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平安時代に生まれた田楽とは、田仕事のための即興的な
労働歌や踊りから発生し、田植えや農耕儀礼などの際に
行われた神事へと発達した民間芸能です。
五穀豊穣を願って笛や太鼓を鳴らし、あぜ道で舞い、
行進したのが始まりとされています。
鎌倉時代末期から室町時代前期にかけて日本各地で大流行し、
公家や武士、庶民の別なく愛好されました。

大田楽とは中世日本で爆発的に流行しやがて衰退した謎の芸能
「田楽」を総合芸術家野村万之丞氏がわずかな資料 ・文献を元に
復元しワルツやサンバなど西洋のリズムを取り入れて平成の世に
作り上げた壮大でダイナミックな野外劇です。

こんな大田楽があるのを知らないで行ったのですが
思いがけないお祭りが見られて最高でした。