多摩少年院の正面玄関の前で
1年に1回の更生保護女性部の研修旅行がありました。
今年は都合が付いたので参加して八王子にある「多摩少年院」に出かけました。
「多摩少年院は、多摩丘陵の一角に位置し、四季折々の変化に富んだ丘は
{恵が岡}と呼ばれています」
パンフレットにはこのように書かれていました。
この建物が建った頃は(大正12年)周りはなにもなかったようです。
今は街の中にあるようで周りは家だらけでした。
我が国初の矯正院(少年院)として大正12年1月に発足したそうですが
昭和20年8月に戦災で大部分焼失したそうです。
平成5年10月には創立70周年の記念式典を挙行されました。
少年院は家庭裁判所の審判により、保護処分として少年院送致を受けた
おおむね12歳以上20歳未満の少年を収容し、生活指導、職業補導,教科教育等を
中心とした教育・訓練を行い、社会生活に適応できる健全な少年に育成することを
目的とした法務省の施設です。
多摩少年院は、関東近県1都10県において、中等少年院送致を受けたおおむね
17歳6カ月以上の男子少年を年を収容する長期処遇の施設で短期職業訓練を実施する
職業能力開発過程と、外国人少年を対象とした生活訓練過程の二つの処遇過程が
置かれています。
●処遇の基本原則
1.処遇の個別化(一人一人の問題性に対応した教育プログラムにより処遇を実施)
2.集団生活を通じての社会化の促進(集団生活を通じ、社会とかかわる力を身に
付けさせる)
●処遇内容の特色
1.寮父(教官)と少年との触れ合いを通して、自分をみつめ他人を思いやる
気持ちを育てる。
2.勤労の習慣を養い、社会生活に必要な職業知識等や有用な職業資格を習得させる。
3.非行にかかわる態度や行動の問題改善を図り、被害者に対する謝罪のあり方を考えさせる。
授業をしている所を見学させてもらいましたが授業態度も良くしっかり勉強をしていました。
八王子のホテルで昼食を食べてから河口湖に向かいました。
河口湖では「久保田一竹美術館」に入りました。
会場には一竹さんの有名な「辻が花」の着物が展示されており感動しました。
それから、ハーブ館にも寄って帰ってきました。
圏央道が出来て「あきる野」から乗り降りができるので河口湖まで1時間たらずで
行けるようになり便利になりました。