加計問題に関する一連の記事を見る限りダイヤモンド社は安倍寄りですね。
どちら側に寄るかは自由なのでそれはそれで構わないですが
そのなかに根本的な部分が間違っていると思われる記事を見つけました。
基本的前提として
疑惑を指摘する側に必要なのは「根拠」
疑惑を晴らす側に必要なのは「証拠」です。
マスコミが加計問題で安倍を「クロ」と断定するなら証拠が必要なり
それはまだ出ていませんが
あくまでもマスコミは疑惑として扱っているだけです。
文春砲や新潮砲が証拠を出していることを引き合いに出してますが
加計問題ではどのマスコミも疑惑、
すなわち「クロ」ではなく「グレー」として扱っている段階です。
この議論ではマスコミにも野党にも証拠は必要ではありません。
決定的証拠が必要なのは疑惑を晴らす側にある安倍や安倍サイドであって
それが出せない限り、例えば
言った言わないであったり話が平行線のままでは「グレー」ままですから
疑惑ありと書くことは何の間違いでもありません。
ダイヤモンドのこの記事は印象操作の臭いがします。
本来証拠の必要のないものを証拠がないと言い
まるでバカな国民がマスコミに騙されているかのような書き方をしてますね。
安倍首相もハマった、マスコミが疑惑だけで罪人を作る3つの方法
DIAMOND online 2017.7.27 窪田順生:ノンフィクションライター
http://diamond.jp/articles/-/136478
ついでに書くと、マスコミが世論を操作しているという話は
昔から言われていたことですが
安倍に関する一連を見ているとそうではないような気がします。
話は森友問題に遡りますが
国有地の異常な値引き売却の問題は、かなり長い間
マスコミは取り上げずにネットだけで問題になっていました。
民進が追及して国会沙汰になって初めてマスコミも取り上げました。
その後森友に関する世論調査を行い
追及すべしという国民の声を確認して安倍批判に回ったのです。
第2次安倍政権では、この時初めてマスコミは本格的に叩き出したので
それまではずっと自粛をしていました。
逆に小池百合子に関しては
新潮砲が何度か「政治とカネ」の問題を取り上げています。
新潮砲なので窪田順生に言わせればたぶん証拠はあるのでしょうが
国民、都民は見向きもしません。
「安倍晋三と小池百合子はどんな悪事も許される」を書いた頃は2人とも許されていましたが
世論調査や支持率低下でようやくマスコミは安倍を叩けるようになったということです。
一方小池は「政治とカネ」以外に豊洲移転が遅れたことを批判はされてますが
都議選で都民ファが圧勝したことでマスコミは叩くことも追及することも出来ません。
これもマスコミ主導でなく国民主導の表れだと思います。