かへる 東の国探訪記

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ウィーン軍事史博物館(22)

2015-12-13 22:16:08 | 旅行
塹壕のジオラマの上部は、こんな風になっている。
背後に写真パネルがあるだけでなく、動画(おそらく戦場のもの)もモニターに映っている。


これは何らかの大型武器の一部。
大砲か山砲だろうと思う。


これは塹壕のジオラマの近くに展示してある軍服。
肩から白い布を下げているのだが、三角巾に見えて一瞬ぎょっとする。
下の方にあるのは、ガスマスクだろうか。
そう言えば、この戦争(第一次世界大戦)から毒ガスが使われ出したのだった。


↑の軍服を正面から撮したもの。
襟に付いている星は、階級を示していると思われる。


これは、2つ上にある写真に写っているガスマスクやヘルメット。


これは、当時戦場で使われていた炊事用具やガラスの瓶など。

右側にあるのは、救急箱のようなものに見える。

上の段にあるガラス瓶や金属製のマグカップ。


これらの写真が薄暗いのは、塹壕のジオラマにあったものだからである。
わたしは屋根がついていて、空調も効いている建物の中でこれらの展示を見ているのだが、
実際の戦場(塹壕)は、こんなものじゃなかったはずだ。
書物などによると、塹壕は雨や雪に弱く、雨の時期には足下が泥まみれになったそうだ。
兵士たちは伝染病や凍傷に似た症状に苦しんだとのことである。

第一次世界大戦は、これまでの戦争よりも被害が甚大だったことが、こうした事実からもわかるような気がする。