かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

ガイド氏の語る墺国事情

2015-06-11 20:08:10 | 旅行
ウィーンの森を過ぎて20分ほど経つと、車窓風景は絵に描いたような田園地帯へと変わる。
欧州なので、水田ではなく畑ばかりである。
何を作っているのかガイド氏に聞くと、麦やトウモロコシやひまわりとの事
作物の違いで畑の色が違って見えるのが面白い。

ここからは、ガイド氏が社内で教えてくれた墺国事情となる。

墺国は北海道と同じくらいの面積で、山岳地帯以外では農業が盛んに行われている。
これは、EUと国から農家に対して助成金が出るからである。

20ヶ国を超えたEU諸国の中で、墺国の税率は高い方から3番目である
(ちなみに、墺国より高い税率の国は、上から順にデンマーク、ノルウェー。
そう言えば、『スーパーマーケットマニア 北欧5ヵ国編』でも、
ノルウェーは物価が高いと書いてあったような気がする。)

その代わり、EU諸国の中でも豊かさはルクセンブルクに次いで2番目である

墺国には原発というものがない。
法律で建設も使用も禁止となったのである。
(後で新聞記事やネットで調べたら、ニーダーエステライヒ州に1カ所だけ建設されたのだが、
1978年の国民投票により稼働しないことになったらしい。)
確かに、万が一、事故などが起こった場合、内陸国では国の滅亡を意味することになるだろうな、と思う。
墺国の発電は、主に火力と水力に頼っている。
最近では、風力発電も増えてきている。
(ちょうどその話が出たあたりで、風力発電用風車が立っているのが見える)

墺国と日本の間の貿易は、
日本への輸出は精密機械、日本から輸入は車が主である。

10時30分、メルクに着く。
メルクはニーダーエステライヒ州に属する人口5,000人ほどの町である。
これは到着直前に車窓から撮ったメルク駅付近である。


これはメルク駅である。


冷房の効いた列車から降りると、とてつもなく暑い。


ここからメルクの町まで歩いて行く。
行く前からめまいがしている


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