今日11月22日は、「いい夫婦の日」です。
1988年に 財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部)が提唱し、「11月22日=いいふうふ」の語呂合わせにより、この日が「いい夫婦の日」になりました。
夫婦は、ひょっとしたら人生で親や兄弟より、長い間一緒に暮らす人かもしれません。
ところで、2020年の50歳時未婚率は、男性28.25%、女性17.81%で過去最高だそうで、今後、生涯未婚率もさらに増えるのではないかと言われています。
コロナ禍で出会いの場も減っていると思います、これではなかなか少子化には歯止めがかかりそうもありません。
昔、ある結婚式で来賓の方が
夫婦とは、人生の坂道をふーふー言いながら登って行く共同作業
なんて言っていました。
都はるみさんの曲に『夫婦坂』(作詞:星野哲郎、作曲:市川昭介)という演歌もありましたね。
また、お笑いコンビ、サンドウィッチマンさんのコント『友人代表のスピーチ』で、使われる、ニーチェの
夫婦とは長い〜会話である
というのもよく知られています。
朝ドラ『芋たこなんきん』の花岡町子さんと夫の徳永健次郎さん夫婦のように、いつもよく話をしている夫婦は仲が良い、という説もあります。
でもね~、長い結婚生活にはいろいろありますからね。そりゃあ、たまには喧嘩の一つもします。
そんな時、夫婦には「戦略的忍耐」も必要なんです。
一方で、今の日本では3組に一組は離婚すると言いますが、それは少し違い、令和元年度の統計によると、結婚者数は約59万組、離婚は約18万組で、結婚数の1/3が離婚とのこと。ほぼ横這い状態が続いています。
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離婚原因は、概ね
- 価値観の違い
- 人生観の違い
- 性格の不一致
と言われており、元々違う家庭環境で育っていますので、価値観や人生観が違うのは当たり前。性格の不一致と言われてもそもそも同じ性格の人っているのかな、もしいたらそれはそれでが気持ちよくないかもしれません。もっとも、性格の不一致にはいろんな意味もあるようなのでこれくらにしておきます。
ということで、
夫婦関係は、異文化交流である。どこに違和感を感じ、それをどの様に相手に上手く伝えるかが、夫婦和合の決め手となる。
そうか「異文化交流」なんですな。
また、女性(妻)の不満は
- 育児の非協力
- 借金
- 家事の非協力
一方、男性(夫)の不満は
- 時間のすれ違い
これらもいつの世も変わりません。
また、フランスの実存主義の思想家でサルトルの生涯のパートナーであったボーヴォワール女史は、
夫をつかまえるのは技、止めておくのは努力
と言ってます。これは男女双方にも言えることで、つまりは技と努力なんですな。なるほど。
そして、離婚を避けるには、
- 性格を理解してもらう
- 家族が親しくなること
- 親族や友人を知ること
- 金銭感覚のすり合わせ
- 価値観のすり合わせ
などが大事、いつの時代も変わりません、今も昔も。要はいわゆるコミュケーションが大事ということで、何かにつけて話をすることでしょうね。
結局、夫婦は、運送業と同じ、はいそう、うんそうと言っていれば夫婦円満、家庭円満なのでは?
かく言う翁は、定年後はなるべくそうしてきました。「戦略的忍耐」というやつですね、老いては妻に従えですからね(笑)。
そして、ポケモンのように「カンバリボン」を互いにつけ合いましょう!
そうすれば、末永く夫婦円満に過ごせるかもしれません。でも、こればかりはわかりません、多分。
ということで、お後がよろしいようで・・・
終わり